初学者の2次対策(18):因果のつながりに意識した解答を。

こんばんは、日曜深夜に臨時投稿のげっち@タキプロです。いつもは水曜朝ですが、2次対策に関する記事ボリュームがやや大きいため、臨時投稿しています。

前回の記事はこちら。最直前期の取り組みについてのお話でした。

→「初学者の2次対策(17):焦りと不安を押さえるためにやったこと。」

今回は「初学者の2次対策」第18話因果関係をまとめた解答の工夫です。

   

 まず解答フレームを準備

例えば事例Ⅲで、C社の強みを聞かれた場合、
    例)
強みは、①~②~の〇〇〇力である

事例Ⅱの新規事業であれば、
    例)〇〇に対して、××の強みを生かして、△△△を提供し、
      □□□を実現する。この結果、◇◇◇が可能となる。

これを設問の体系に合わせて、何パターンか用意しておきます。自分の好きな模範解答、気に入った言い回しの解答文章構成を分析すると、だんだんと解答フレームらしきものが見えてきます。

   

 因果をつなぐ練習

解答要素を列挙する際は、思い浮かんだ順に無意識に並べるよりは、優先順に並べるとか、あるいは何らかの意味を持った順(QCDとか)に並べると効果的です。さらに、字数が多い場合は、もう一歩上を行く解答として、因果関係をつなぐ解答を心がけます。


  例)
  AだからBであり、この結果Cとなる。
  原因は①~②~であり、××したことによって、この結果〇〇となった。

単純に要素を機械的に並べるだけでなく、原因1→結果1(原因2)→結果2…というように因果をつなげることで、論理的で分かりやすい解答につながります。

この時、因果関係の帰結は基本的に、課題クリアもしくは問題解決など、解決すべき最終ゴールになることが多いです。


    例)
    売上高拡大を実現する。
    新規顧客を獲得する。
…等。(ただし、「原因を述べよ」等の設問の場合は別)

この結果を導く際には、現状から始まり、頭の中で
「それで?」を繰り返していきます。そして最終的に「売上高拡大」に行き着けば、そこで終了

逆に、因果の原因の方については、「それはなぜ?」「それはなぜ?」「それはなぜ?」と遡っていくことになります。事例Ⅲの場合は、与件に根拠が書いてあることが多いですが、事例Ⅰなどでは直接明記されていないことも多く、頭を悩ませることになります。

   

 因果の飛躍に注意

ここまでは試してらっしゃる方も多いと思いますが、注意が必要なのは、途中の根拠が抜けてしまう点。いわうる因果の飛躍です。


    原因1→結果1(原因2)→結果2(原因2)→結果3(原因3)

となっている論理展開において、
    原因1→        →結果2(原因2)→結果3(原因3)

となったり、
    原因1→結果1(原因2)→        →結果3(原因3)

となっているケースがよく見られます。「因果が飛んでいる」とか「因果がつながっていない」と呼ばれる解答です。

字数の制約から、あえて途中の根拠を飛ばしてまとめざるを得ないこともあります。その場合は、前々回にご紹介した解答をコンパクトに圧縮する工夫を使って、1つでも多くの根拠を詰め込むのが前提ですが、それでも字数が足りない場合は、あえてどこかの根拠を落とすことになります。


この場合、私は以下のような点に注意していました。

  ▼不文章が不親切になってないか謙虚に振り返る

  ▼主語~述語の関係に注意
  ▼多少の因果の飛びは覚悟する

  ▼自信がないところは何となく意味が伝わりそうなあいまいな表現で逃げる
  ▼導入と結論がしっかりしていると意外と大目に見てもらえそう

この辺の因果をきれいにつなげた解答は、受験経験者の方はきれいにまとめて来る傾向にあるように思われましたので、少なくとも初学者グループの中で頭1つ抜け出ることを意識していました。

   

 期待効果との組み合わせ

さらに因果+期待効果を組み合わせた解答を工夫してみました。ここで言う期待効果とは、課題を達成したり、問題点を解決したりなど、対策を実行することで何らかの成果、効果が現れるというまとめの結論


基本的には課題をクリアする文言を入れます。「売上拡大を図る」「収益向上を実現する」「来客数増加を図る」等々。各事例には必ず達成しないといけない課題が幾つかあるので、それを盛り込む努力をしていました。

   

特に「因果の飛躍」があると、マイナスイメージが強くなります。解答をまとめた後は、一旦、客観的に第三者の目(採点者の視点を意識して、読み返すプロセスを入れておくと、安心かもしれません。時間がなくなってくると、気が焦って論理も飛躍しがちですので、気持ちだけは冷静に取り組むよう心がけましょう。

さて、これまでお伝えしてきた内容は以下の通りです。

チェックマーク編集力の鍛え方

●細切れ時間活用法

●因果関係で得点アップ ←今回

チェックマークファイナルペーパー活用策パニックシート

詳細はこちらのページにメニューをまとめています。

次回はいつもの水曜朝にお会いしましょう。パニックシートの準備についてお話いたします。

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