受験生にとって、冬休みはチャンス。 企業経営理論を攻略せよ!/あっきー

読者のみなさま、今年は大変お世話になりました。平成最後の大晦日を担当するあっきー@タキプロ9期です。

診断士試験に合格された方、おめでとうございます。
この冬休みは、試験勉強からの開放感と未来に向かっての希望で充実した冬休みを過ごされているかと存じます。
一方で、新人診断士を商売の種として鵜の目鷹の目で狙っている輩もいます。なるべく多くの情報を仕入れて、自分にとって正しい判断ができるように気を付けてください。

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来年の受験に向けて頑張っている方は、この冬休みを利用して一気に学力を高めるチャンスです。
何かと誘惑が多い年末年始ですが、「冬を制する者は、診断士試験を制する」くらいの心意気で目標に向かって頑張ってほしいと思います。

 

ここからが今日の本題です。

中小企業診断士試験で重要な科目を挙げるとしたら、私は2つだと思います。
1.企業経営理論
2.財務会計

その中でも、企業経営理論は「経営に関する助言を行うにあたり、企業経営の基本的な理論は必要不可欠な知識」と位置づけられ、二次試験に直結し、診断士試験の中でも最も重要な位置づけになっています。
実際の企業診断でもこの科目はコンサルティングを行う上での基本知識として必要になります。
企業経営理論の学習内容が苦手(嫌い)な方は、この資格に向いていないので他の資格を目指した方が良い、と思うくらい重要です。

そして、皆さんが知っている通り、この科目は3つの分野から成り立っています。
1.企業戦略論
2.組織論
3.マーケティング

 

 

分野によって、得意・不得意がある

3つの分野全てが得意な方はあまりいないような印象で、受験生はそれぞれ得意、不得意の分野があるようです。
私の場合は、「企業戦略論」は嫌いではないものの、当たり前のことばかり書かれているので、テキストを一読してなんとなくわかったつもりになるのですが、実際の点数には結びつきにくい印象でした。
「組織論(特にモチベーション理論やリーダーシップ論)」は、似たような内容・語句が多く、「細かいことはどうでもいいじゃん!」と思っており、弱点でした。
「マーケティング」は仕事でも活用しており、得意だと思い込んでいましたが、実際の試験では基本的な内容がでてくることは少なく、なじみのない語句の登場で混乱を誘われたりするので、実際の得点獲得力は高くありませんでした。
結局のところ、苦手意識はなかったものの、現実としては得意科目ではありませんでした。

 

この科目は「暗記科目」です。

この科目、理解ではなく暗記科目です。

「覚える」→「忘れる」→「覚える」→「忘れる」を繰り返すうちに、なんとなく腹落ちしてきます。腹落ちしてくるくらいまで暗記を重ねると、不思議と好きでなかった組織論の知識が頭の中で体系化してきます。自然に問題に対する恐怖心が無くなり、自信に変わってくるので不思議なものです。
それぞれ、3つの分野は、同じ科目と認識せずに、別の科目だと思って学習する割り切りの方がよいかもしれません。

 

独特の言い回しで、正誤判定が難しい。

この科目の最も難しいといわれる所以です。覚えたことを覚えた通りに聞いてこない。いくつかの受け取り方ができる文章を対象に正誤判定をしなければならない。

国語が得意な方は、恐らくあまり苦にならないのだと思いますが、国語力に欠ける私は大変でした。対策としてはたった一つ、過去問の研究です。つまり、過去問を解き、復習の際に出題者の意図を探ることが重要です。
単なる「知識」を聞いているのか、「読解力」を試されているのか、「論理的思考力」で答えを導きだすことを求めているのか。それとも「注意深さ」を見られているのか。
それぞれの出題者の意図により、出題文の解釈が変わるため、答えるべき範囲(レイヤー)の対応が必要です。「何の力を試そうとしているのか」を研究するとなんとなく出題者の意図がつかめるようになり得点が安定するようになります。
そうは言っても、絶対に獲らせてくれないトラップも仕掛けられているので、トータルでは7割取れればよしとしましょう。
実力的に65~70点取れる実力からプラス10点の得点獲得力を高める努力は、学習の時間効率があまり高くないように思います。

 

知之為知之、不知為不知。是知也。

「これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなす。これ知るなり。」
受験生のほとんどが社会人であるこの試験の課題は「時間」の確保です。
十分に時間が確保できれば、それに越したことはないのですが、実際には限られた時間で学習を強いられていますので、効率よく勉強をすることが求められます。
企業経営理論に限ったことではありませんが、人間は既に知っていることを繰り返し勉強しがちです。
自分が「知らない」ことや「できない」ことを自覚して、できるようになることは、負担が大きく、とてもつらく大変なことなのです。
人間は無意識に知っていることを繰り返し勉強して、「自分がこれだけ知っている」と安心を求め、知らないことに対するつらく大変な苦労を回避してしまいがちです。
かなりの時間を学習に費やしているにも関わらず、学力が伸びない方は、一度自分の学習の質(中身)を分析し、得点獲得力を上げることに直結しているか、無駄がないかを確かめてください。
もしかすると、知っていることを繰り返す学習が中心で、得点獲得に結び付く「知らないこと」への対策が不十分になっているかもしれません。

「知らないことが何か」を知り、その知らないことを補う学習ができるようになると、得点獲得力が高まり、合格がまた一歩近づきます。そして、人間的にも強くなるように思います。

 

一年後、新年号で迎える初めての年越しは、試験勉強から解放され、診断士に向けての夢と希望で満ち溢れている立場になるように頑張ってください。皆様の検討を心よりお祈りしています。

 

明日、平成31年のはじまりはきらさんです。お楽しみに!

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