事例Ⅱ用、国が進める政策について②

こんにちは。水曜の朝担当、「よこっち@岩手」です。

今回は、先週に引き続き「国が進める政策について」と題し、6次産業化についてのお話です。

 

◆「6次産業化」とは?

6次産業化」とはどのようなものなのでしょうか?

農山漁業の活性化のため、地域の第1次産業(農業など)、第2次(製造・加工)、第3次産業(流通・サービス等)の融合等によって、地域ビジネスの展開と新たな業態の創出といった地域内での産業創出を促す動きを指します。
6次とは「1次×2次×3次=6次」を意味し、農林水産省が推し進める重要政策のひとつです。
H24年の事例Ⅱの提案問題でも伏線となる考え方で、畜産業等との連携や量販店等の流通との連携の基盤となる概念であり、地域復興の流れの中で重要となってきます。

 

◆「農商工連携」との違い

この「6次産業化」は、「農商工連携」と似た考え方で、古くは「食料産業クラスター」にも通じる考え方です。
いずれの政策も、地域支援の活用を目指しています。

農商工連携との違いは、「農商工連携」は農林漁業者と中小企業が「連携」して『農商工等連携計画』を策定する必要がありますが、「6次産業化」は農林漁業者等だけの取組で『総合化計画』を策定できます。
また、「6次産業化」は、研究開発・成果利用事業が支援対象となっているなど、支援措置の範囲が広がっています。

 

◆認定された事業

今まで認定された事業としては、H23年からの全国合計で1500件弱あり、そのうちの約90%は農畜産物関連で認定されており、水産物と林産物関係は5%前後となっています。
対象農林水産物の割合を詳しく見ていくと、野菜が3割強、果樹が2割弱、米と畜産物がともに1割強と上位を占めています。

また、少数ではありますが、地理的に規模拡大がしにくい中山間地域の振興も認定されています。
農山村資源を活用した高付加価値化の例として、

徳島県上勝(かみかつ)町の「葉っぱビジネス」の直接販売や、

高知県馬路(うまじ)村のゆず加工品

和歌山県北山(きたやま)村のじゃばら加工品

バイオマスを利用した長野県伊那(いな)市の木質ペレット

等の優良事例が認定されています。

 

◆事業の成功事例

過去問を解く以外の勉強にも手を伸ばしたい人は、提案問題の考え方のヒントとなる成功事例が認定されていますので、
農林水産省のページにも目を通してみてはいかがでしょうか?

 

今日はここまで。
来週もお楽しみに

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

・10/6(日) 9時半~12時 京橋プラザ区民館 題材:H23事例2
・10/10(木)19時~21時半 京橋区民館 題材:H23事例3
・10/14(月)9時半~12時 堀留町区民館 題材:H23事例4&相談会

*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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タキプロでは、今後経士会と共同で、大阪で2次試験対策の勉強会を開催することになりました。タキプロと経士会の診断士メンバーが、皆さんの合格を全力でサポートします!

◆日 時:

・10/ 2(水) 19:00~21:00 題材:事例Ⅰ
・10/ 4(金) 19:00~21:00 題材:事例Ⅱ
・10/ 9(水) 19:00~21:00 題材:事例Ⅲ
・10/11(金) 19:00~21:00 題材:事例Ⅳ

◆場 所:

グランフロント ナレッジキャピタル7階(大阪市北区大深町3番1号)

※ナレッジキャピタルへは、北館北3のエレベーターで7階までお越しください。また、7階の受付では森藤啓治郎(もりどうけいじろう)の名前を言っていただき、来館受付書に記入し、ゲストのバッチを受け取ってください。

◆定 員:各回10名  ◆参加費:500円

◆持ち物:

事例(問題文とご自身の解答)、筆記用具、電卓(事例Ⅳの場合)

◆内 容:

グループディスカッション(事前に事例を解いてきていただけると進行がスムーズです)

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