2次の権利があっても１次を受験しよう【いなずまんのブログ】

みなさんこんにちは。隔週水曜【昼】担当のいなずまん@６期生です。

GWは開けましたが、勉強の進捗はいかがですか？

もう１次試験の申し込み受付も始まりましたね。これまで２次試験の話題ばかり紹介して参りましたが、今回は１次試験についてです。と言っても、２次受験有資格者にとっての１次受験についてです。

１．１次試験を連続して受けてもデメリットはない。

皆さんは、昨年１次試験を合格していても、１次試験を受験できる制度を知っていますか？ご存知のように、１次試験に合格すると、その年と翌年の２次試験受験の権利を手にすることになります。しかし、考えたくはないですが、２回２次試験に失敗するとリセットとなり、１次試験７科目出直しとなります。２次試験の権利を有しているのに１次試験を受けて合格しないとその年の２次試験の権利が失くなるのでは？という心配はいりません。中小企業診断士の試験特有の制度ですが、その年に合格しなくても前年の１次試験の合格実績により、当年度の２次受験資格はそのまま残ります。去年の自分と今年の自分が別個に存在しているような面白い現象です。

２．年度ごとに難易度がバラつくリスクを回避できる。

当年度２次試験合格しなかった場合、あらためて受けた１次試験の実績が翌年度に持ち越されます。全く勉強しなかったとしても何科目か科目合格できる可能性がありますよね。合格した翌年は、まだ知識も残っていて、あまり勉強しなくても７科目合計で合格してしまう例をよく聞きます。私の２年目もそうでした。科目ごとに毎年難易度のばらつきがあるので、苦手科目の難易度が低い年に当たれば、ラッキーですよね。　(これを保険と呼んでいます。)

３．２次試験に必要な最新の１次知識が得られる。

事例Ⅳに直結する財務・会計はもちろん、事例Ⅰ・Ⅱに関連の深い企業経営理論、事例Ⅱ・Ⅲに関連の深い運営管理について、最新の知識を洗い直すことは２次に有利に働きます。試験を受ける目的を持って本気で１次の勉強をすることは有意義だと思います。結果、２次に合格したのは、権利があるにも関わらず、１カ月以上１次中心に時間を割いて知識に自信をつけたことが大きいと思っています

４．保険をかけることで精神的なゆとりが得られる。

私は結局１次も２次も３年連続で受験しました。３年目は２年目の保険受験で権利を手にしたおかげで２次を受けられましたし、３回目の１次試験は４科目合格にとどまったものの、運よく苦手の経済を通過したので、翌年再チャレンジしても「経済を受けなくていいんだ」という精神面でプラスの効果もありました。１次の勉強は苦しいので、１回合格したらもういや。という気持ちはわかりますが、リセットした場合、７科目フルにリセットはきついです。１科目でも獲れたら精神的にゆとりが生まれます。

このように１次の保険受験には多くのメリットがありますので、是非トライしてみることをお勧めします。

ではまた、２週間後にお会いしましょう。

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