2次試験本番に臨むメンタル

こんにちは、タキプロ@7期のさるです(前回の記事はこちら)。

いよいよ、2次試験本番まであと一週間余りですね。

バスケ漫画の金字塔「スラムダンク」で一番有名なセリフは、おそらく「あきらめたらそこで試合終了ですよ」でしょうか。目標に向かって進んでいる人を応援するときによく使われますよね。ちなみに自分がこの漫画で一番好きなのは、高校バスケ会の王者山王工業と、主人公桜木花道属する無名の湘北高校の試合前の場面です。

安西先生「山王ファンが多いようですね」
赤木主将「ほとんどですね」
赤木主将(深呼吸して)「悪いが皆さんの期待通りにはならん…」
安西先生(試合前の恐怖心は誰でもあるもの。それから逃げずに受けとめ、そして乗り越えた時に初めて理想の精神状態にたどりつける。さすが赤木君たどりついたね)

簡単に言ってしまうと最強チームとの試合を直前に控え、過度に緊張していたメンバーが、監督である安西先生とのやり取り等の中で理想の精神状態に近づいていきます。

前置きが長くなりましたが、山王工業戦=2次試験に置き換えていただきたいです。

昨年の2次試験当日、試験会場では周囲の皆さんが妙に落ち着いて見えました。反して自分は、試験開始直前まで教材を読んでいました。最後の最後までもがいてやると思っていたのですが、今考えると緊張を誤魔化そうとしていたのかもしれません。

事例Ⅰの試験開始の合図があり、上記の赤木主将のような精神状態で試験に臨む筈が、設問文を読んで、与件文を読んで、「まずい。全くわからない」と試験開始後数分で一気に緊張が襲ってきました。そしてトイレに行きたくなりました。もしここで席を立ったら少なくとも数分のロスです。我慢しようかとも思ったのですが、挙手してトイレに行きました。行く途中に、案内してくれた試験官に話しかけてしまいました。「すみません。試験前に済ませておいたのですが緊張してしまって」口を開いてから、まずい、私語は厳禁だろう、注意されると思ったのですが、試験官の方はとても優しく「いえいえ気にしないでください。緊張しますよね」と言ってくれました。

そして席に戻り、初めて試験に臨む精神状態になれました。正直なところ、ここから事例Ⅳの終了合図までは余り記憶がありません。無我夢中で自分の出来ることをやりました。

自分は1次試験本番はさほど緊張しませんでしたが、2次試験は予想以上に緊張しました。たまたまトイレに立ったときの試験官とのやり取りで、平常心に戻ることが出来ましたが、緊張や焦りで頭が真っ白になったときの対処法を予め持っておくことを、受験生の皆様にはお勧めします。瞑想、体の特定の箇所を揉む、○○を思い出す等々、自分にとって一番効果のある方法を決めておくといいと思います。

2次試験前にブログを書くのは今回が最後なので、もう一つだけ。

多くの過去問や演習問題を解く中で、受験生の皆様にはかなりの量の引き出しが備わっていると思います。ただ頭の中を、引き出しだけで一杯にせず、与件をすっぽり入れるスペースを空けておいてください。与件ではなく、引き出しの中からの解答になっていませんか。与件に寄り添っていますか。与件にしがみついていますか。そして与件に素直な解答になっていますか。与件文、設問文を深く読むことは必要ですが、難しく勘ぐる必要はありません。私は、2次試験を「当たり前のことを当たり前に書ける素直な方が合格しやすい試験」だと思っています。

今年の勉強会も、残すところあと1回となりました(10月16日のなんでも相談会が最終です)。今年も勉強会、セミナー共に多くの受験生にご参加いただきました。有難うございました。一人でも多くの方から、合格のお知らせをいただけると嬉しいです。

 

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