【日曜日は名古屋の日】2次筆記試験で今年不合格だったみなさまへ


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 「試験合格者はみんな飲み込みが早いよね。だって、試験で一度ぶっ
  壊されてきてるから

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 うめもん@タキプロです。

 先日、二次筆記試験の合格発表がありました。
 合格された皆さんは、本当におめでとうございます。
 ちなみに、タキプロ名古屋では、今年は勉強会に参加頂いた方の中から確認できているだけで6名の方が合格されておりました。名古屋地域の合格者が71名ですので、名古屋地区合格者のよそ10%弱の方々に何らかのお手伝いをしたことになります。また秋の勉強会に参加者頂いた方で見ると、今年2次試験を受けられた方正味10中5名が合格でした。こちらは、50%の合格率なります。

 もちろん、タキプロ勉強会だけで勉強していたわけじゃないでしょうから、タキプロ名古屋のお手伝いより、皆さんの頑張りが最大の要因ですが。。。

 と、同時にお力になれず残念な結果に終わった皆さんも多数いらっしゃいます。うめもんも、合格体験は1回ですがそれまでにヤマほどの不合格を体験してきた。なので、この時期はどうしてもそちらに目が行ってしまいます。

 そこで、昨年に続き、本日は「二次筆記試験不合格だったみなさまへ今年も伝えたいこと」。

ちなみに昨年の記事はコチラ。要約すると以下
1.診断士二次筆記試験は試験は能力試験ではなく適性試験。なので、合格、不合格の差は能力の差で
 はない。

2.それでも不合格だった方は何かが足らなかった。
3.診断協会が中小企業診断士に求める資質に自身を修正し合わせられるか否かで、筆記試験の難易度
 は変わってくる。

1.再現答案も見てきてた結果での、今年の筆記試験に思うこと

 得点開示その他の二次情報を入手しないと正確には言えませんが、合格、不合格の結果も踏まえた今年の二次筆記試験の感想。

 設問自体は素直な問題が多いといわれた今年の筆記試験ですが、フタを空けてみると合格率は例年と変わらない19.2%でした。相対判定との側面は確かにありますが、例年と変わらない難しさ、合格された方と不合格だった方を分けた隠れたポイントがあったものと推察しています。

 10月30日にあげた解答分析でも書いたとおり、今年はさきほど挙げた「資質」の有無がより求められた試験だったと考えています。

 資質とは「中小企業診断士なら、この事例企業に何を想い、考え、どう助言するか」ということだと考えています。

 具体的にいうと

・売上低迷のA社は短期的な利益確保のため何をするべきか?
 また、売上低迷にどう歯止めを掛けるか?
・市場縮小業界にあるB社が廃業に追い込まれないために、何を変え
 るべきか?Z社との関係をどうすべきか?
・赤字企業のC社の収益性を高めるにはどうすればいいか?
・今のままの経営ではD社はどうなっていくのか?

 といった内容を常に意識しながら事例に対応できたか、ということでしょう。

 診断士であれば、人事政策以前にA社の売上げの状況が気になります。アイテムやプロモーションと同じぐらいにB社とZ社の関係が避けて通れないと感じます。C社の赤字をどうするか、D社の非効率な資金政策をどうするか、といった課題が最重要と考えます。

※再現答案を読む限りでは、Z社の関係に言及できていない方で合格された方はいましたが、言及されている方で不合格の方はいなかったようです。独断分析をしたとおり、Z社との関係は足きり問題に近いポイントだったようです。

 これをテクニックで言い換えると「事例全体を俯瞰し、与件はくまなく使う」ということにもなりますが、表面的な試験対応だけでない、設問文の引用と対応付けだけでは済まされない世界がそこにはあったと思います。

 

2.合格に必要なこと

 名古屋のセミナーでは常にお話をしていますが、二次筆記試験の勉強方法は「気付きと修正と定着」です。協会が求める中小企業診断士像に「修正」することです。皆さんが今持っている能力をそのまま伸ばすことではありません。

 冒頭の一文は、うめもんが実務補習でお世話になった先輩診断士と先日飲んだ際に、くしくも先輩診断士が発した一言です。試験合格者はぶっ壊されて、診断士同士近い素養を持っているので話が早い、という趣旨です。

 もともと資質を備え持っておられた方は別=そんな方はスト生賛辞の一○道場のブログのほうが参考になるでしょう=として、そうでない方は、うめもんも含めみんな「ぶっ壊されて」きたのです。

 中小企業の社長に「変わりなさい」と助言する前に、皆さんが変わる必要があるのです。
 経営資源に限られた中小企業に対峙して助言する時に、限りある時間から勉強時間を確保した皆さんの体験が生きてくるのです。

 不合格だった皆さんは変わろうとしていたでしょうか?
 ぶっ壊されることへの勇気を持っていたでしょうか?
 合格へのステップは各人各様なので勿論すべてを受け入れる訳にはいきませんが、変わるため、受験校の模範解答や、指導に尽力を頂いている先生方、先輩方のアドバイスに素直だったでしょうか?

 昔は、うめもんも反発ばかりしてました。だから合格までに8年もかかりました。
 同じ苦労、しなくていい無駄な苦労はしてほしくない。ただそれだけで長いことタキプロを続けています。

 不合格だった皆さまには、再チャレンジを検討、再スタートされる前に、改めて考えてみてほしい、と思います。

以上、うめもんでした。

 

4 Responses to 【日曜日は名古屋の日】2次筆記試験で今年不合格だったみなさまへ

  1. 匿名 より:

    今年苦汁をなめたうちの一人です。

    多年度のためなのか、過去問を解いても予備校解答やA答案の要素が頭に残っており、自分で解いてもそれらを編集したような回答になります。
    そういうわけで、無難にまとまり指摘を受けることも少ない。
    したがって、本質的な修正点が見つかりません。

    私を含めた受験生生活が長い方は、良くも悪くも自分に自信があるのでしょうね。
    社会的にはそこそこの責任、信頼、実績がある方が多く、仕事生活の中でも反省点が見えづらくなっている。

    若干ズレかけました。

    うめもんさんがおっしゃることは痛いほどよく理解できます。
    しかし、感覚として受験年数を重ねるごとに課題を見つけにくくなり、「壊される」ような体験を得にくくなるような気がしますが、そのためにはどのような条件が必要だと考えますか?

    勉強の進め方は以前は受験校に通っていましたが、現在は勉強会利用のほぼ独学のような状況です。

    • タキプロ より:

      匿名さま
      うめもんです。
      コメントありがとうございます。
      うめもんも受験生時代は同じ悩みを抱えてきました。年数を経るごとに過去問の解答は覚えてしまうし、inputできる部分や伸び代が減ってくる、それでも合格しない。できない。

      お悩みは痛いほどよくわかります。

      ブログでは、「残念な結果だった方は何かが足りなかった。」と書きました。この部分は多年度生にとってみれば「何かが違っている」のだと考えます。
      多分どこかでボタンのかけ違いが発生しているものだと思います。

      知識はすでに十分お持ちで、解答フレームも確立されていることでしょう。

      何が違うのか。

      多分解答テクニックの部分ではなく、事例に向き合う診断士としての姿勢やマインドの部分ではないかと思います。

      多年度生に多く見受けられるのは
      ・解答が「助言」ではなく上から目線になってませんか?(経験豊富な方ほど陥りやすい部分です)
      ・事例企業の「痛み」により添えていますか?(大企業にお勤めの方に見られがちな傾向です)
      ・「診断士ならこう考える」といった、出題側が求める解答を書こうとされていますか?(ご自身の考えに自信のかる方がなりやすいです。ちなみにうめもんはコレでした)

      もしくは、コメントから推察するに、模範解答や正解、得点を追うあまりご自身で考えることの少ない勉強方法になっているのかもしれません。

      不思議なもので、読む人が読むとこのあたりの感覚が解答の行間から伝わってきます。
      匿名様の解答に「きれいにまとまっている」というコメントが多いのは、ご自身の言葉で語らないが故に、解答の迫力というか、伝わる部分が少ないのではないか、と感じています。

      ブログにも書いたように「気づきと修正と定着」です。
      ご自身の解答を合格者の方(受験生同士ではダメです)に読んでもらい、感想やフードバックを受けることで、どのボタンを掛け違えているのか「気付き」を得て、それをバカ正直に受け入れることがポイントかと思います。

      なお、過去問については昨年の掲載ですが拙記事も参考にしてください。
      http://www.takipro.com/2jishiken/25154/

  2. 匿名 より:

    うめもんさま

    ご回答ありがとうございます。

    回答を踏まえ、改めて思い返してみると思い当たる節が見つかりました。

    「勉強会ではむしろ『突っ込まれない回答』『感心される回答』を狙っていなかったか」
    「事例企業に寄り添うというより、優等生的『反応』できることを目指していなかったか」

    確かにマインドを蔑ろにしていたかもしれません。脳みそに汗かくことよりも機械的に処理できることを知らず知らず志向していたような気がします。
    うめもんさんのご指摘は理解できていたことですが、実践はできていなかったことばかりです。

    来年は1次試験からのやり直し、初心に戻ったつもりで過去問をしゃぶりつくしてみます。

    • タキプロ より:

      匿名さま

      診断士を目指す方の合格確率を1%でも上げることがモットーのタキプロ、うめもんの記事やコメントが匿名さまの一助に慣れたのであれば幸甚です。

      マインドが試験の合格を左右する。
      診断士試験の独特な点であって、難しいところです。

      本番でなければ、つっこまれたほうがいいんです。その時は恥ずかしい思いをされるかもしれません。小童(真田ロス)からの指摘で腹立たしい思いをするかもしれません。
      それでもその方が多くのフィードバックを受けれるわけですから。

      あとは、指摘を愚直に受け入れる素直さと勇気。
      これこそが合格には欠かせない、ということこそがブログでお伝えしたかった点でもあります。

      頑張ってください。
      来年の吉報をお待ちしています。

                        うめもん 拝

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