「間違いだらけの模試活用法」ろうてつの2次突破ノウハウ

みなさんこんにちは!タキプロ8期のろうてつっす。学習は順調っすか? 個人的には3月7日に投稿させて頂いた「この時期に心がけたいこと」を読んで頂いて、実際に過去問や自己分析をされる方が一人でも増えればいいなぁなんて思ってるっす。

今回も「この時期にやっておきたいこと」を述べさせていただきたいと思うっすが、その中でも今回は「間違いだらけの模試活用法」をお話ししたいと思うっす。

今回は次回に増して長いっすが、最後まで読むと多年度受験生にならずに済むかも?

 さて、3月上旬からはさっそくMMCとかで模試が始まったすね。私はできれば、模試は受けまくった方が良いと考えてるっす。それは、新作事例でしかできない事を沢山経験しておいてほしいからっす。ただし、模試の活用方法については間違った活用だけはしないでほしいと思うっす。

【模試を受ける前の準備が大前提】

まず、3~5月頃の模試を受けるにあたっては以下の状況を整えてから臨んでほしいっす。

①過去問分析により、現時点での自分なりの「各事例の特徴」と「攻略法」を用意してある。

②論点ごとの解答の型をある程度作ってある。

③過去問演習により、自分がよく「やらかす失敗」と「苦手論点」を出しておき、その対策を用意してある。

これをやらずに受けても、場当たり的な解答に終始しあまり意味が無ので、まだな方はちょっと大変でも今のうちに作っておくことをお勧めするっす二次はトライ&エラーを積み上げていくのが勉強だと思うんすよね。いくら受験校で教わったノウハウをものにして模試で成績が良くても、過去問を軸に学習を進めないと受からないと思うっす(僕は)。

自分の例をあげて具体的に言うと、事例Ⅱで施策を述べる際に「タキニシコ(ターゲット・機会・ニーズ・施策・効果)」のターゲットや効果が論述で抜ける癖があったっす。また、答えが見つかると安心してしまい別の視点からの答えを見つけ忘れる癖があったっす(バカでしょ?)。そのため過去問の設問と合格者解答を分析し、パターン毎の解答の型を準備したっす。(この際、MMCやAASさんのフレームワークは凄い役立ったっす)

 苦手論点としては、事例Ⅰでいうと新事業が軌道に乗り組織がでっかくなってきた場合にやるべき効果的な組織編制の助言が苦手だったので、事前に準備したっす。事例Ⅱでは、ⅠやⅢのような問題点の提示がないので施策はなんとでも書けてしまうため、「施策⇒効果=儲かる」の論理がしばしば「風が吹けば桶屋が儲かる」状態だったっす。なのでそうならないようにふぞろいや合格者答案などを参考にトレーニングしたっす。事例Ⅲでは、納品リードタイム系のオペ改善問題が苦手だったので、「ザ、ゴール」(時間がなかったので漫画版)を読んだりして「改善できるボトルネックをなんとかする」のが題意なんだな~なんて頭の整理をしたりしたっす。

【模試を受けたら(ここ超重要っす)】

模試を受けたら、模範解答や解説が貰えると思いますけど、ざっと読む程度であまり重視しなくて良いっす。出来なかったらと解説を熟読したり、模範解答のような解答が書けるようになるトレーニングをしちゃだめっす。どーせ模試は根拠が明確なうえに難易度は本試験と違うし、そもそも解説のようなSWOT分析やってから答えを検討する時間なんてないっす。(少なくとも心臓バクバクなのに摩訶不思議な与件文を読まされる本試験では)

重要なのは、

①事前に準備した各事例の特徴→自分なりの攻略法が通用したのか?

②どの模試でも60点もしくは上位30%前後が取れる解答の型になってきたか?(あくまで合格者解答をベンチマークして作った型)

③よくやるポカミスを意識して回避できたか?回避する方法が通用したか?

④初見の問題で露呈する自分のクセはあったか?

等を振り返ってほしいっす。

これらは、3月7日投稿のブログでもお話したっすが、「過去問」と「自分」の分析ができていないと検証すらできない事柄っす。

一番やってはいけないのは、できなかった問題の解説を読んで模試の攻略法を学習してしまうことっす。同じ学校の次回の模試では成績が上がるんで、それが正しい学習と勘違いしちゃうんすよね。また、ある模試などはキーワード採点方式なので、とにかく採点対象のキーワードを盛り込みまくる人がいますが、あれもダメっす。あくまで考えられる答えを平たく採点できるように設定しているだけなので、高得点狙いでなんでもかんでも盛り込む訓練してると受からないっすよ。模試は採点基準を明記しているので、文脈無視でも記述してあれば点をくれることがありますが、本試験は採点基準は開示されない(採点基準はある)ので意味が伝わらないと受からないっす。

この辺はそのうちお話ししようかな・・・。

できなかった理由が、講じた対策が通用しなかったから。の場合には、対策がまずかったのか、過去問の傾向には無いクセ問だったのか見極めることっす。

対策がまずかった場合。それはあなたが作った対策に「汎用性」が無かったって事っす。このまま本試験を迎えると、ちょっと変化があったときに崩されるので、過去問とふぞろいなどをもう一度ひっくり返して対策を改良するっす。

過去問に無いクセ問は、作問者が過去問を分析した結果「今年はこんな論点がくるぜ!」って予測した問題っす。受験校は「昨年は弊社の模試と同じ論点が本試験で出ました♪」と書きたいし、受験生にも「あそこの模試はすげえ!」って言われたいのでやってくるっす。なので重視する必要も無ければ、落ち込む必要もないっす。特に直前期の模試の結果が悪かった時はこの話を思い出してほしいっす。

くどいようっすが、過去問をしっかり分析していないと、解けないとまずい問題だったのか、捨てていい問題だったのかの見当もつかないので、模試を間違った活用しちゃうんすよ。

ただまぁ、平成25年のLEC模試では250%定率法が出た事もあり、その年の本試験を受けた方の中で会計基準が変更されたことを知っていた税理士の方や、LEC模試を受けてしっかり復習した人は200%定率法を解けたので、当時の世相を反映した模試は確かに本試験でも採用されることがあるんすが・・・。

このように、模試は漠然と「実力チェック」や「会場の雰囲気に慣れる」などの理由で受けず、自分が用意している武器がどれくらい通用するのかをチェックする場所にするといいっすよ。

ちなみにほぼ全ての模試を解いたっすが、どれも似たような感じなんですが特に問題の構成が本試験の形態によく似て作られているなと感じるのは、TAC・MMC・AAS・LEC・TBCの5社っすね(他の模試が悪いというわけではありません)。この5社は、過去問分析を元に作った自分なりの戦略が試しやすいと思うっす。しかし全部受けるのはお金がかかるっすね。なので私は勉強仲間数人でお金を出し合って、シェアしてたっす(上記の理由により採点は重視していなかったのでこれで十分だったっす)。

次回(5月3日)は事例Ⅳの攻略法(とは言っても自分は58点だったすけどw)を書きたいと思います。それまでに問題集は最低1周させとくといいっすよ。

また、来月まで待てない!って方はタキプロの勉強会に是非参加してみてほしいっす!

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「間違いだらけの模試活用法」ろうてつの2次突破ノウハウ” に対して3件のコメントがあります。

  1. 石川 より:

    こんにちは。
    Web勉強会にも参加させて頂いている石川です。

    この記事を読んで気になったことがあったのでコメントさせて頂きます。(批判みたいに聞こえたらごめんなさい。)

    模試の活用について、「自分の武器が使えるかどうか確認する場にする。」というのはまったくもってその通りだと思うのですが、「どの段階の人でも同様の考え方でOK」と捉えられる書き方になっている事は良くないのではないでしょうか?

    多分、武器が使えるかどうか確認するという事はその武器を揃える事も事前にしているという事だと思います。
    その武器を揃える事を行っている人にとっては、模試や過去問の解答をよく読み使える武器を見つけ出すプロセスが必要になるので、参考程度に解答を見ていると武器を見落とす事に繋がりそうな気がします。

    この「武器を揃える人」と「武器を活用する人」(更に、「武器を作る人」も有るとは思いますが今は割愛)に分けて説明を付けていただくと、初学者の方にもより分かりやすい記事になると思います。

    横から失礼しました。

    1. タキプロ より:

      石川さん
      アドバイス誠にありがとうございます!
      この記事では冒頭に、「模試を受ける前に過去問を分析した上で、自分なりの解き方を仮にでもよいので作ってください(これが武器という意味でした)。それが通用するかどうかを試す場としないと、場当たり的な解答に終始し効果的ではない」という趣旨の事を書きましたが、学習の進度により人によっては解りにくいというご指摘はごもっともですね(汗)

      「初学者視点」は重要なアドバイスとして、以後の執筆に活かさせて頂きます!ありがとうございました。

      1. 石川 より:

        いえいえ。
        丁寧な返信、ありがとうございます。

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