事例問題に取組む「体力」と「フォーム」を身につけよう!

皆さん、こんにちは!

月曜日担当の「はっしー」です。

前回、方向性と課題を意識して設問に解答するのが大事と書きましたが、慣れないうちは、「方向性」と「課題」って具体的にはどの程度のものを作ればいいのか、中々掴めないものです。最終的には80分の試験時間の中でこなすので、この作業に割けるのはせいぜい数分。あまり時間をかけるわけにいきません・・・。

で、私なりの結論は、「社長は、この会社をどうしたいんだ?」ということを、与件文(及び設問文)のキーワードを使いながらまとめる感覚です。

 

H24年事例Ⅰを例に考えてみましょう。本番で私はこうまとめました。

方向性:

  • 自動車メーカーに対して、重要保安部品への高精度・短納期の表面処理加工を、国内外の工場で提供できる会社になる

課題:

  • 海外工場での品質保証レベルを国内並みに引き上げる
  • 非正規社員の多い国内工場の品質保証体制を維持・確保する

これを意識しながら解答を作成すれば、自ずと内容は一つの方向を向きます。「一貫性のある解答」となるわけです。

 

ところで二次試験に合格する解答の特徴として、以下の点がよく言われます

①解答内容に一貫性がある

②与件を活用した内容である(=一般論になっていない)

③問われたことに素直に答えている

④読みやすい

つまるところ二次試験の基礎力養成は、これらを無意識のうちにできる「フォーム作り」ではないでしょうか。ゴルフでも、コースに出る前に素振りや練習場で正しいスイングを身につけるように、本試験で実力を十分に発揮するための解答プロセスを、体に覚えこませましょう。

 

今回は、方向性と課題を意識するのが①の「解答内容の一貫性」につながることをお話しました。では、その他の条件(②~④)はどうやって身につけるのか? それにはむしろ、出来ていない答案を題材に理解するのが早いと思います。幸い(?)、私の失敗例があるので次回以降ご説明していきます。

 

それからもうひとつ!

二次試験突破のための基礎力として「フォーム」と合せて重要な、「体力」ともいうべきものが、

  • 一次知識・白書知識
  • 財務問題の計算力

です。二次対策中心に取組んでおられる皆さんにお勧めしたいのは

①一次科目のうち、財務・会計、企業経営理論、運営管理のテキストは手元に置いてこまめに読み、基本知識は使えるようにしておく(覚えているだけではダメ)

②中小企業白書(当年分、前年分)を通勤の合間等を利用して読み、何が政策課題となっているかトレンドを掴んでおく

③財務問題集を1冊決め、1日1問30分で良いので、毎日やって計算感覚を鈍らせない

の3点です。

 

「体力」がついて「フォーム」が固まってくれば怖いものなし! 

最初は大変ですが、春まではあせらず基礎力を養いましょう。

それでは、また来週!

 

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・3/ 3(日) 9時半~12時 堀留町区民館  題材:H24事例2

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・3/31(日) 9時半~12時 八丁堀区民館  題材:未定(H24事例4&1次よろず相談会)

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