実務補習のセオリーから理解を深める2次試験対策/とくさん

こんにちは!タキプロ10期東京のとくさんです。
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今回のテーマは2次試験対策です。
8月に1次試験を受験される方は、今この時点では、2次試験のことは一旦忘れて1次試験に集中されていると思います。今回は1次試験を受けず(または一部科目のみ受験)で、既に2次試験に向けて頑張っておられる皆さんに、今の時期にやっておくといいのではと思うことを書かせていただきます。

実務補習と2次試験は同じセオリー

他の方もブログに書かれていますが、2次試験に合格したのちに実務補習を受けると、「あ、これは2次試験とプロセスが同じだ」と気付かされます。もちろん、世間一般でいうコンサルティングには、決まったプロセスなど無いのですが、中小企業診断士の場合は共通認識となるセオリーがあります。実務補習では、そのセオリーに沿って診断先企業の診断報告書の作成を行うのです。試験と実務は別物ということは往々にしてありますが、中小企業診断士の場合は(少なくとも)実務補習までは理屈は一貫していると言えます。
そして、実務補習では1社あたり約10日間をかけて診断報告書を作成します(診断士登録までにそれを3セット行うことになります)ので、プロセスの理解はかなり深まります。2次試験は訳が分からぬままラッキーにも合格してしまった私でも、実務補習を終えた今なら、ある程度自信を持って2次試験の問題を解くことができると感じるほどです。

実務補習では何をやるのか

そう考えると、2次試験対策中の今から、実務補習で何をやるのかを理解しておくことは有効だと考えます。
実務補習を申し込むと、中小企業診断協会発行の『実務補習テキスト』を受け取ります。このテキストには診断報告書を作成するプロセスについて、下記のように記載されています。

【第1プロセス】経営診断ニーズ確認、経営実態把握 ←経営者にヒアリング
【第2プロセス】経営環境分析 ←外部環境分析を実施
【第3プロセス】経営資源分析 ←内部環境分析を実施
【第4プロセス】経営課題抽出(SWOT分析) ←SWOT分析と共に課題を整理
【第5プロセス】全体最適調整 ←改善提言の方向性の整合を確認
【第6プロセス】経営改善提言、経営革新提言 ←具体的な提言をまとめる

2次試験でも、「経営者が何をしたいと考えているか」「外部環境と内部環境はどのような状態か」「そのうえでのSWOTは」ということを考えると思いますが、全く同じです。
残念ながら、中小企業診断協会の『実務補習テキスト』や実際の診断報告書は公開できませんので、代わりに受験生の皆さんに実務補習の段取りをイメージしていただくのにオススメなのは、同友館から出版されている『コンサルタントのフレームワーク』です。この本は、実務補習の参考書として先輩診断士から勧められたもので、診断報告書そのものではないですが、診断報告書の概要はつかめるようになっています。
まだ2次試験まで少し時間もありますので、今の時期に実務補習の視点で俯瞰してみることも有効だと思います。興味を持っていただけたら是非お試しください。

明日はやーまさんが経営情報システムについてアップします!経営情報システムは苦手な方も多いと思いますので、要チェックです!

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