Tochiro的 正しい!?診断士の成り方④事例Ⅲで3回平均70点取る方法

0.はじめに

こんにちは!タキプロ10期関東のTochiro(トチロー)です。
過去記事① 自己紹介&1次コスパ戦略はコチラ
過去記事② 2次スキルと各予備校の特色はコチラ
過去記事③ ダメ人間の自己管理とオススメ教材はコチラ

1.前提としてTochiroの事例Ⅲの記録

2016年  68点
2017年  74点
2018年  64点
3回平均  68.66667点70点

という訳で、ちょっと盛りました
まあ、タイトル詐欺の常套手段ですよね。
すみませんm(_ _)m

でも、平均してそれなりの点は取れているので、少しは真実味があると思いませんか?
少なくとも、68.66667点は取れるわけですから、まあ読んでみてくださいな。

2.基本パターンを身に付けよう!

事例Ⅲとは受検案内を見ますと、
「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
と記載してあります。

はい、もうこの時点で「無理!」「なんだか難しそう、、、」てなられる方が大半?だと思います。
Tochiroも当然そうでした。
でも、そんなに難しく考えないで下さい。これは机上の試験なのです。
実際に診断!、コンサルティング?となると高度で専門的な知識や経験も必要になると思いますが、こと試験に限っては基本の考え方が身に付いていれば良く、そのパターンも他事例と比較しても限られていて、実は最も得点源にしやすい事例だと思います。

(1)基本パターンとは?

まずは下記の表を見て下さい。これが設問で問われるパターン・レイヤーのほぼ全て?であり、頻出箇所(グレー部分)です。

要は、よく語られる①レイヤー環境分析、経営戦略、機能戦略)に沿って設問が作られており、しかもその②レイヤーも分かりやすく(環境分析はSかSとW経営戦略はS+Oなどの上記部分)、③数も限られており(上記のグレー部分が頻出)、④設問の構成(第1問=環境分析、第2~4問=機能戦略、最終問=経営戦略)も毎年繰り返しであるということです。

なので、事前に設問パターン・レイヤーを把握しておくこと(更に言えば対応施策が必要な場合はその結論部分も用意しておくこと※)で、設問はどのレイヤーなのか?、どの部分が問題(あるいは改善しろ)と問うているのか?をいち早く確認し、その対応部分の与件・1次知識からの引用(紐づけ)や対応する施策を書き出せば短時間で得点を積み増せるのです。→ 参考のエリートサイヤ人記事
※ただし、対応施策のパターン化はあまりやり過ぎると思考が硬直化して、後述するH30の第3,4問などの揺さぶり問題では逆にミスに繋がる場合がありますので、程々にして下さい。また、H29第1問の様に環境分析がなく、機能戦略(生産管理)から始まるなど、パターンを多少崩してくることもありますが、概ねはパターン通りですので、動揺しないことです。

事例Ⅰもそうですが、80分の時間で合格点を取るには、結局、設問パターンと改善策を事前準備外段取り化)しておくことに尽きると思います。そして、パターンや事前準備で足りない部分についてのみ下記(2)の視点や効果を考えながら、問題点は何か?、施策をどうするかを対処すればいいと思います。

(2)設問を解く(改善するための)視点 と 効果(改善点) について

(1)の設問パターンで改善部分(レイヤー)を把握したあとは、①具体的な問題点は何か?(例えば、作業者の待ちが多いこと、成形機の稼働率が低いこと)、②それをどう改善するのか(例えば、外段取り化する、加工順序を変える)を考えるにあたって、ヒント(着眼点)となる視点(切り口)が合ったほうが捗ります。
よく言われるのがヒト、モノ、カネ、情報といった資源(中小企業はこれにプラスして専門知識やノウハウ、歴史による信用等々の無形資源)ですが、事例Ⅲでは下表のような5Mなどの視点があっていると思います。
他にも例えばECRSなどの視点もありますが、あまり沢山視点を準備しても活用しにくいと思いますので、5Mもしくは8W1H※などの視点で問題点や改善施策を考えていけば良いと思います。
もちろん、前述したように改善施策を前もって用意しておくことも有効です。

また、結果として何のための改善か、効果(改善点)を意識することも肝要です。それは、何をおいてもQCDであり、特にC(コスト)D(納期、時間)ですが、途中経過としてのP(生産性)向上や、最終的には売上(既存市場への浸透か、新製品開発か、新規・販路開拓による)向上つながることを意識しておくと良いと思います。

3.H30年の設問パターン(と設問構造)で感じた成功点と失敗点

次に、解き方の参考、また上手く行った点失敗点として、実際の過去問(H30事例Ⅲ)を使って、Tochiroなりのテーマと設問構造を載せます。80分間で全てを把握することは難しいですが、設問ごとにどのパターン、レイヤーなのかと、改善視点、そして各設問で課題をどう解決し、加えて全体テーマ(や特に最終問題)で経営課題をどう改善すべきかは把握して欲しいと思います。

(1)因果関係 設問の中の小さな因果 と 全体を通しての大きな因果(上手く行った点①)

下表の設問、特に第2~4問は、主に5Mの視点で改善していますが、それだけでなく、各設問内で小さな因果関係があり、設問間でも大きな因果関係が成り立っていることを理解すると、解く順番ヒントにもなりやすいです。

第2問(設問内の因果)
因:(ECRS視点による)加工順変更により
果: ⇒ 成形稼働率向上 =(P/Cの改善効果
因:外段取り化により
果: ⇒ 作業者の待ち時間減少 =(P/Cの改善効果

第4問(設問内の因果)
因:(コンピュータ化での)コード付与・2S※により
果: ⇒ 金型・材料探索時間の短縮 =(P/C/D効果
※2S=整理・整頓のこと、5Sでも可

大きな因:第2問と第4問による段取り短縮で生産効率向上の前提があり、第3問自体がその果となっている。
第3問(設問内の因果)
因:在庫推移(需要)予測※を折り込んだ生産計画調整により
果: ⇒ ロットサイズ適正化、過大在庫解消 =(P/C効果
※この事例は受注生産だが、在庫を持ち実質見込み生産となっているところがポイント

更に、第1問(環境分析のS:コアな強み)と第5問(経営戦略)は因:強みを生かして、果:機会を享受する、の関係になっていますし、第2~4問と第5問も因:(既存事業の)弱みを克服して、果:機会を享受する、関係になっています。この因果は殆んど鉄板のパターンなので事前に意識すると良いと思います。

 

(2)解く順番 点数戦略について(上手く行った点②)

あくまで、H30年でありますが、鉄板パターンであった第1,5問は内容自体も易しめであったので、7割オーバーを目標(30/40)点に、関連する問題ということもあり、最初にまとめてサクッと済ませてしまうべきだったと思いますし、Tochiroもその様に対処したことが合格点につながったと思います。

残りの第2~4問は比較的難しめなので、5割を目標(30/60)にすることで、全体で60点を確保することができたのではないかと思います。

(3)図表への時間のかけ方(失敗点①)

第2,3問の図にあまり時間をかけないことが重要であったと思われます。おそらく出題者側も図表のみだと、受験者が迷走してしまはないか懸念があるので、与件本文中にヒントを盛り込んでいるのだと思います。実際図をしっかり読んで、分析ができなくとも、特に第3問などは与件記載情報だけで高得点は難しくてもそれなりの点数が取れることが、与件本文をよく読むと分かります。なので、時間短縮を取るのか高得点を取るかですが、80分の時間内に分量をこなすには60点で良いという割り切りが必要な問題構成であったと思います。

(4)パターン崩しへの対応(失敗点②)

パターン崩し・亜流パターン問題への対応失敗。第4問はよくあるIT活用のパターン問題と思いきや、生産現場での段取り(金型・材料探索時間の)短縮を目的とした(コンピュータ化の)問題でした。なので、良くあるIT活用パターンの、例えば数量や納期情報、受注情報などのIT化に必要な情報を単に羅列した場合は、大幅減点の引掛けパターンだったと思われます。私も書き始めで、その様な情報を盛り込んでしまいましたが、途中で与件情報の目的(成形加工課の作業者が効率よく金型、材料などを使用できることである)、つまり何のためのコンピュータ化なのか?、そのために何を具体的に改善する必要があるのか?に気付いて、軌道修正したため、大量失点は防げたと思いますが、失敗点①の図で時間を使った分、修正しきれ無かった部分があり、結果高得点ともならなかったと思います。

なので、皆さんには上記の様に2.基本パターンを身に着けていただいて(想定する対応施策なども含めた)事前準備を外段取り化した上で、3.(1)大きな因果関係(特に、H30の設問2~4のように、まず既存事業を改善、テコ入れしてから設問5の新規事業の戦略を展開する)を意識することや、更に失敗点①の近年多発する図や表に時間をかけず、惑わされない、失敗点②の初問で強みを問わない(環境分析設問がない)や、既存事業の改善からでなく新規事業の戦略から問うなど設問の順番を入れ替える、またIT活用に見せかけてIT化を通した生産効率向上のパターンなど、亜流パターンの場合もあるので、動揺せず慎重に見極めて対処して頂ければと思います。

 

4.おわりに

タキプロでは毎週水曜又は日曜日に、2次試験勉強会を開催しております。
私Tochiroも、基本的に参加しておりますので、お声がけいただければと思います。
また、ブログでのご質問ご意見ご感想お叱りなどのコメントも大歓迎です。

それでは、明日はタキプロ関西からのブログをお送り致します。お楽しみに!!

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Tochiro的 正しい!?診断士の成り方④事例Ⅲで3回平均70点取る方法” に対して 2 件のコメントがあります

  1. にゃー より:

    フンワリとしていたことをフレームで例を示しながら具体的な手法で示して下さって、今の手持ちの本にもどこにも知らなかった内容でした。なんて今までフワッと問題を解いていたのだろうと思ったのとあらためて事例の深さを感じています。今度事例Ⅲを解くときにTochiroさんのこのブログを、プリントアウトさせてもらって、横に並べながら実際に解いてみたいと思います。

    1. Tochiro より:

      にゃーさん、コメントありがとうございます。事例Ⅲは一度パターンをしっかり身に付けて、外段取り化しておけば、得点源となる事例です。ぜひ、意識して解いて頂ければ幸いです。

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