私が得た”気付き” ?事例Ⅰ編?

皆様、こんばんはお月様
火曜夜のmatchys@タキプロです。
さて、前回の記事(二次試験までに事例は何題解くべきか ~後編~)では、苦しいけれども「事例を解く」ということが二次試験攻略の上で最も重要です!
ということをお伝えしました。
二次試験は、「自分に合った解答プロセスの確立」が鍵となることは、既に皆さん耳タコだと思います。
「自分に合った解答プロセスの確立」には、何度も試行錯誤しないといけない、つまり事例を多く解かないといけないのは当然のことなのです。
そこから逃げてはいけません。
今回から4週にわたり、私が去年、事例と解いて得た気付きを各事例毎に紹介させて頂きます。
これが皆様の役に立つかは分かりません。
私が”気付き”と感じたことは、皆様にとっては無意識にできてしまうことかもしれませんし、逆の可能性もあります。
ただ、少しでも「自分に合った解答プロセスの確立」の役に立てればと思います。
私の拙いメモから書き出したものなので、大きな話から小さな話までまったくMECEな記述になっていないことはご容赦下さいませガーン
第一回目の本日は事例Ⅰです。とは言え、「事例Ⅰを解いて得た気付き」としてメモをしていた内容なので、事例Ⅰだけでなく、他の事例においても共通する事項もあります。
1全体編
・常に「組織・人事」の事例であることを念頭に。
・事例企業のテーマを理解し大枠で捉える。
2設問解釈編
・「アドバイス」は、改善策、ねらい、留意点などの多様な解答を求められている可能性がある。
・設問の時制に応じて思考を変える。(過去~未来)
・設問は、文節に分けて細かく解釈する。
・「社長が逡巡している理由」→「逡巡」ということは、メリットもあればデメリットもあるということ。その双方の解答が求められている。
・設問解釈が難しい場合は、全体テーマ、設問間の位置づけを考えてみる。
・事例Ⅰは解釈に迷って当然と心得る。
・「要因」を問われた時は因果関係に沿った解答が求められている。
 「~により、~出来た。or~となった。」
3与件文読み編
・多面的思考を持ちながら与件を読む。
・ベンチャー企業にとって、自由闊達な組織風土は強み。優秀な人材も。
・ある与件が、その企業の強みも弱みも表していることもある。
 「子会社が親会社の事業拡大に伴って発展」
   →強み:親会社との安定取引
   →弱み:親会社の業績により自社の業績も左右される
・外部環境、内部環境という視点で捉える。SWOTではいきなりはとらえない。
 今後の戦略によって変わる。
・「つまりどういうことか」「するとどうなるのか」を考えながら与件を読み、与件の真意を見抜く。
・1つの与件に飛びつかない。常に多面的に。
・出題者の意図のない与件文はない。意図が分からない場合は「?」マークで後で振り返れるように。
4解答検討編
・字数が多い場合は、因果関係に沿った解答が期待されている。
 「結論」→「その結果A」→「Aの結果B」
・どのフェーズまで踏み込んだ解答をすべきか検討する。
 より具体的な策が求められていないか。
・新規事業展開を考える上では自社の経営資源を活かすこと。
・3C、ヒト,モノ,カネ等の切り口系は当たり前に使いこなせるように。
・「概念上げ」でグルーピング。
・「それはなぜか」を回していく。
・経営課題を意識した解答を心がける。
・組織をソフト面とハード面で捉える。
・難しい問題でも与件にヒントがあると強く信じ、キーワードを確実に拾う。
・出題者が「どう解答して欲しい」と考え、作成しているかを考えてみる。
・マニュアルの整備と標準化は一体として考える。
 解答例「標準化によるマニュアル整備」
・教育体制に問題がある時は、会社全体としての教育制度の整備に問題が無いか考える。
・「対応策」を問われた場合は、複数の内容を盛り込むのが定石。
 字数に余裕があれば、「対応策」による「ねらい」も記述。
・「対応の遅れ」は、その事象自体の認識の遅れと対応策立案の遅れとに分けて考える。
・加点される可能性のある要素を多く盛り込む。そしてその要素は与件にある。
5記述編
・問われていることを主語にして記述。
・結論をまず書いて、次に具体論。
・内容が並列的な場合は、①②を付けて分かりやすく。
・メリットとデメリットを問われれば、「メリットは~である。デメリットは~である」と書く。
・採点者に伝わりやすいように、与件の言葉を使って具体的に記述。
では、次週は事例Ⅱについてお伝えします。

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