「財務で心が折れそうな人に向けて」

タキプロブログの愛読者のみなさまこんにちは。
たまに登場する「おと」です。

来週は二次試験の合格発表日ですね。どっちの結果になってもすぐに始動できるように、発表まで残された時間を有意義に過ごしてくだい。

 

 

さて、今回は2016年合格目標の受験生向けのテーマで「財務で心が折れそうな人に向けて」です。

大手受験校の1社であるT○Cでは、財務・会計の講義に入っている頃でしょうか?T○C財務・会計のテキストでは下記の章に分かれています。

第1章 財務・会計とは
第2章 財務諸表概論
第3章 経営分析
第4章 管理会計
第5章 意思決定会計(投資の経済性計算)
第6章 ファイナンスI(企業財務論)
第7章 ファイナンスII(証券投資論)
第8章 貸借対照表および損益計算書の作成プロセス
第9章 キャッシュフロー計算書の作成プロセス
第10章 原価計算
第11章 会計規則

これを見ただけで、心が折れそうになりませんか?
学生に時代に、数学が嫌いで文系の道を選んだのに、この年になってまた数字で引っかかるとは・・・
数字が無くたって、これまで十分に仕事はできて来たし、これからもできるはずだ・・・

その気持ちはよくわかります。

でも、残念ながら「財務・会計」は中小企業診断士にとって必須のスキルだと私は考えています。

なぜなら、診断士の試験においても、1次試験の財務会計、2次試験の事例4と、診断士試験の中心科目として位置づけられています。また、実務補習においても、かならず財務担当が一人はいます。

そのため、「財務・会計」がキライといっていれは診断士になることはできず、得意にならないまでも、心が折れる状態は回避する必要があるとおもいます。

 

今日のテーマである「財務で心が折れそうな人に向けて」について、それを回避するために、一部の方からアンケートをとりましたので、それに答える形でアドバイスをしたいとおもいます。

 

【質問①】
「経理屋だったので、会計はある程度は何とか分かるんですが、本支店会計やのれん、配当や増資、積立金あたり、日常業務ではあまり触れないところを狙われるのがキツかったです。」

 

【アドバイス①】
キツかった部分は「会計制度」の部分ですね。

確かにこの部分は覚えることが多く難しいです。私からのアドバイスは、「この会計制度の分野が苦手だったら、この際ステ問としちゃいましょう」です。
その理由は、①会計制度は覚える部分が多い割には、1次試験では2~3問しか出題されず、2次試験では出題されない分野です。この分野に時間を掛けるのであれば頻出論点である、財務分析、損益分岐点分析、正味現在価値等の分野を集中的に勉強したほうが効率がよいとおもいます。
こんな主張した時には必ず、「1次試験の財務・会計の2~3問は8~12点に相当するので、それをステ問とするのは納得できない」という反論があります。確かにそれももっともな主張だとおもいます。

でも、診断士の試験って、財務会計以外にも6科目を勉強する必要がある試験です。診断士の勉強は”皿回し”ともいわれています。7つのお皿(7科目)をバランスよく一つも落とすことなく回し続ける必要があるという意味です。

これだけ膨大な範囲の勉強をするのですから、会計制度という費用対効果の低い部分はステ問とし、費用対効果の高い頻出論点に絞って勉強することで合格点をねらうのは、戦略として有効だとおもいます。

 
 
 

【質問②】
計算間違いという知識と関係ない性格ともと思えるポカで全く点が取れないリスクがあります。

 

【アドバイス②】
計算間違いですね。確かに永遠の課題です。
計算間違いがネックということは、計算間違いをする前段階の、公式とか、問題のアプローチは大丈夫だってことですよね。その点は素晴らしいとおもいます。

計算間違いが多い人に対して、「あなたは計算間違いが多いから、今後はよく注意したほうがいい」とアドバイスしても、それは解決にはなりません。

私がアドバイスするとしたら「その計算間違いって、計算の過程でどの部分で間違いましたか?間違えた場所にはミスの傾向ってありましたか?」です。

計算間違いしやすい人は、計算プロセスにおいてどこが間違いを起こしやすいのか、数字の転記の部分なのか、掛け算なのか、どの部分で間違いを起こしやすいのをわかっていないことが多いです。

そのため、間違いやすい部分を把握するこことが重要です。自分の間違いやすい部分がわかれば、その部分を集中的に見直すことで、計算間違いの発生をおさえる事ができるとおもいます。

 
 
 

【質問③】
自分は診断士の学習当初、売上高と費用と利益の概念の区別すら知らずにおりました。恥ずかしながら、学習当初は「利益って売上高から費用を引いたものなのか!売上高との違いをすら知らなかった!」でした。既に独学ながら企業経営理論の学習は終えていましたが、財務会計の基本と言われるBS、PLの覚えることの多いことを呪ったのを覚えています。

 

【アドバイス③】
財務諸表の構造の理解ですね。

確かに普通に仕事をしている場合、財務諸表がわからなくても支障はないですよね。自社の決算書の一度も見たことがない人もいるとおもいます。

ややきつい言い方ですが「財務諸表を読めない人には診断士になる資格はない」と思っ
ています。2次試験に合格すると、実務補習といって、実際の企業に訪問して、その企業の診断をする機会があります。

その時にその企業から通常は3年分の財務諸表をもらえます。この財務諸表と、ヒアリングした内容をもとにして、その企業の診断レポートを書くことが実務補修の目的です。
そのため財務諸表が読めない人は、事務補習では役に立ちません。それだけ財務諸表の構造理解は大切だってことです。
この部分は、後述するおすすめ書籍を読むことで、スキルアップしてください。

 

 

 

おすすめ書籍

さて、いろいろと言いましたが、財務・会計で心がおれないために役立つ書籍をいくつか紹介します。  この時期は、本試験までまだ時間があります。具体的な受験校のカリキュラムではなく、そもそも財務・会計ってなんで必要なの?の部分を自分で納得できることに役立つ本です。

ぜひ、ご一読ください。

 

 

第1位(財務・会計全般)

まずはこれが基本です。 財務というより、経営とお金のとの関係が、稲盛さんの経験ともに書かれている。まずは、これを読むことをおすすめします。 お金を語るうえでの必読書です。特に減価償却費の考え方などは非常に参考になります。

稲盛和夫の実学

   

 

第2位(ファイナンス)

その名前の通り、ファイナンスについて、ざっくり分かります。私もこれ読んでから、ファイナンスの全体像が理解できるようになりました。

ざっくり分かるファイナンス

   

 

第3位(アカウンティング)

国貞さんは、財務に関する書籍を多く執筆しています。いろいろと国貞さんの書籍を読みましたが、これが一番良かった本です。これまで損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)とキャッシュフロー精算書(CF)をバラバラに理解していましたが、これらはすべてつながっていることを理解できました。

決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法

   

 

第4位(アカウンティング)

私が通っている、グロービスからでている本です。クラスで話している内容が講義形式でかかれています。読みやすいので一気に読むことができます。

グロービスMBA集中講義 [実況]アカウンティング教室

   

 

第5位(アカウンティング)

再度、国貞さんの登場です。この方の本は、本当に分かりやすい。ここで紹介した本以外にも、「國貞克則」で検索するといろいろな種類の本がでてきます。是非、自分にあった本を選んでください。

超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所

 

財務・会計で心を折らないで、数字を使える武器にしてください。

 

 

 

名経営者の言葉

  最後に、私の好きな経営者の言葉を贈ります。

『数字なき物語も、物語なき数字も意味はない』
御手洗冨士夫(キヤノン会長)

以上、おとでした。

 

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