第6話:IRRの解釈について(大原?LEC?TAC?TBC?マンパワー?診断士2次公開模試)

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こんばんは。ご無沙汰しておりました、勢い系ストイック診断士@タキプロです。

診断士2次試験の公開模試から見る合格答案シリーズ第6話です。

今回は、某大手受験校の事例Ⅳの問題です。

問題(抜粋)

・D社社長は、新製品の開発・生産に着手することを検討

・新製品の開発でD社の企業価値向上が期待される

・新製品の開発で5年間の営業利益の増加が見込める。

(設問1)

各年のCFを基に、内部収益率によって投資の評価をする。

この投資の内部収益率を次の年金原価係数表から推定せよ。

(設問2)

この投資案の場合における、内部収益率法(IRR)の問題点を40字以内で述べよ

という問題です。

今回注目したいのは、設問2のIRRの問題点です。

この問題を、単なる知識問題と思われた方、

違いますショック!

これは事例問題です。

事例問題であれば、事例問題の解き方がありますね。

では、問題の制約条件を見てみましょう。

(設問2)

この投資案の場合における、内部収益率法(IRR)の問題点40字以内で述べよ。

この、青字部分をどのように、読んだかがポイントです。

この投資案と書かれているからには、一般的な投資案ではないということです。

あくまでも、この事例で作られている投資案ですね。

そして、その後の『40字』についても、字数からしても、理由も含めて述べよといっているようなものです。

勢い系的に、この問題を読み替えるならば、次のようになります。

今回の設問の前置きで書かれている投資案の場合における、内部収益率法(IRR)の問題点(問題点を聞いていますから、問題点+その理由という書き方は、わざわざ指摘しなくても書いてくださいね。)を40字以内で述べよ。尚、40字という字数、又、1つだけ述べよという縛りをおいていない以上は、複数の問題点を書いて、リスク分散をすることも可能です。

と読みます。長いですね(笑)

すなわち、

単純に知識問題として解いた人と、

事例問題に埋め込まれた知識を使う問題として解いた人、

とでは、解答の方向性が大きく異なってきます。

いかがでしょうか?

次回は、IRRの問題から学ぶ復習のポイントです♪

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