“ツール”という刀を吟味し、切れ味を試し、磨く

こんばんは!のぶし@タキプロ5期生です。           (のぶしの体験記はこちら

前回に引き続き、2次対策向けです。今回はツールについてお話しします。

ここでいうツールとは、筆記用具、マーカー、電卓などのハードツールと、解答プロセス、フレームワーク、切り口などのソフトツール両方を指します。

のぶしは初めての2次ではべらぼうに忙しく、毎月200時間勤務の時期であったこともあり、試験対策は不十分そのもの・・・かなりの”情報不足”のまま当日を迎えることとなりました。それについては試験場で試験を受けている最中に文字通り”痛感”しました。

相手(与件や設問)について事前に多くのシミュレーションを行い、用意周到にテキパキと設問を解く周囲の受験生と比べて、自分は「2次試験のことをこれっぽっちも知らない」ような感覚になりました。当然結果は不合格。書きなぐりの答案は「失礼の域」ではなかったのかと悔やまれます。

”情報不足”の中身については、いろいろな意味を含んでいますが、まず持っている道具(ツール)と、その使いこなしという面で明らかに自分は劣っていました。ハード面もソフト面もです。

当時のツール状況(2012/10 2次初受験時)

■持っていたツール

・ポキポキ折れるシャーペン(ハード面)

・消すと黒くなる消しゴム(ハード面)

・早押しすると感知されない電卓(ハード面)

■持っていなかったツール

・解答プロセス(ソフト面)

・様々なフレームワーク(ソフト面)

・切り口の引き出し(ソフト面)

用意周到な周囲の方々と比べると原始人並みです。。

道具(=ツール)の位置づけについては、まいまいさんの体験記が非常にわかりやすいです。もちろん一番大事であるのはマインドやスキルです。しかし、ツール面を何も考慮せず2次に落ちてしまった私にとっては早めにツールを決めることが順番的には最初だと思いました。なぜなら、人間はツールを使いこなせるようになるためには習熟のための時間が必要だからです。これから事例を多く解く予定の私にとって、50事例を解いてからツールや解答プロセスを決めるよりは、最初の1事例を解く前にツールを決めて、50事例を解く中で上記のようなツールを見直した上で、自分になじませる、改善する、追加するといった試行錯誤が必要と感じました。

ハード面の見直し・導入は調べればさほど時間は要しません。筆記用具や電卓もgoogleで探せる識者のアドバイスを参考に適切なものを選び、また電卓のメモリ機能の使い方もyoutubeなどで教えてくれるので面倒がらずに視聴しました。

一方、ソフト面については、まずは試験場で羨ましく思えたマーカーを自分でも使いこなせるようになろうと、「マーカーを何に対して何色がよいか全何色使うか?」を調べるために「診断士 マーカー」でgoogle検索をし、ヒットしたのがこちらのブログ記事でした。(タキプロとの最初の出会い!!)

それらのブログ記事を参考に改善を重ね、私の解答プロセスは自分が納得できるものになっていきました。解答プロセス以外にも芋づる式にいろいろな情報を発見でき、私のスカスカの脳はたちまち情報で埋まっていきました。情報に飢えている脳は吸収も早いようです。もちろんタキプロ以外にもgoogle検索を最大限に利用して研究しました。

研究後のツール状況(2013/4 研究後)

(参考程度にどうぞ)

■持っていたツール

・折れないシャーペン「クルトガ」※商品名

・新品消しゴムのストック(模試ごとに新品を使う)

・早押しに耐えられる12桁のやや値段の張る電卓(ハード)

・消えるボールペン「フリクションペン」10色 ※商品名

・解答プロセス(ソフト面)

・電卓の使い方(ソフト)

■解答プロセスの詳細

・時間配分

設問要求解釈 7分

与件文分析 13分

与件と設問の関連付け、骨子イメージ 15分

解答記述  45分(1回書き)

見直し    5分

・色使い(事例Ⅳ以外)

S強み(赤)、W弱み(青)、O機会(緑)、T脅威(黒)

課題(紫)、社長の思い(オレンジ)、その他気になる箇所(水色)

  ※事例Ⅳは経営分析に関係する与件箇所、金額、単位         に別々の色をつける程度

 

■持っていなかったツール                    

・フレームワーク(ソフト面)

・切り口の引き出し(ソフト面)

⇒これらは後から”気づき”を得て増えていくことになります。

もちろん、ツールだけでは合格はしません。マインドやスキルはそれ以上に大切です。しかし、ツール面が改善されると、効率的な与件分析が可能になります。マーカーやボールペンで色づけされるということは、与件の「見える化」が促進され、目で何度も文章を追わなくても必要な箇所を探し当てられるという点で効率が上がります。

より深い心理的な要素としては、何度も読み返すことによって生じる精神的なイライラが防止されることで、ハーズバーグの二要因論でいう衛生要因が発しにくくなる=解くことに対する意欲が保たれることに繋がります。少なくとも私にとってはそうでした。

まだ時間はあります。ストレスなく与件と向き合うために、ツールを吟味して、切れ味を試し、磨くということも今なら可能です。腕力や知性は別途必要ですが、ツールは磨けば鋭い刀となり、事例という難敵に立ち向かう強力な武器になるでしょう

みなさん、ツールを吟味し、試し、磨いてますか?

 

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