【2次初学者】設問文にヒントがある ~設問分析~

こんばんは、もん@タキプロです。

税理士を目指している後輩の年賀状に

「昨年2科目合格し、今年リーチです!」とありました。

他の士業でも何年もかけて頑張っている受験生仲間が大勢いますね。

複数年受験の皆さんも、へこたれず頑張っていきましょう

 

設問分析が重要なことを知っている人は少なくないと思います。

タキプロでもセミナーやブログなどでその重要性を説き、

隙間時間に設問分析だけでも練習できる等の提案をしています。

 

しかしながら、具体的にどうすればよいかわからず困っている

初学者受験生も多いことと思います。

私も1年目はそうでした。

 

そこで、過去問を例に試してみましょう。

 

 H24年度事例Ⅱ(焼酎製造メーカー)の第3問

(設問1)

B社が取り組んだコーズリレーテッド・マーケティングの概要を

80字以内で整理せよ。

(設問2)

B社の売上は、コーズリレーテッド・マーケティングの効果により

再び拡大しつつある。コーズリレーテッド・マーケティングが、

B社の売上拡大に結びついた理由を考察し、80字以内で答えよ。

 

「コーズリレーテッド・マーケティング」を知らないために

何を書いてよいかわからず困った人が多いですね。

そこで、このように細かく区切って考えてみましょう。

 

(設問1)

B社が行った        過去形→本文に書いてありそう

コーズリレーテッド~の   何を指すかわからない

概要を           細かく書いてあったら要約する?

80字以内で整理せよ。    本文では五月雨式に書いてある?

(設問2)

B社の売上は、コーズ~の効果により

再び拡大しつつある。   現在進行形→コーズ~は最近やった事?

コーズ~が、B社の売上拡大に結びついた

理由を考察し、       本文に書いていないだろう

80字以内で答えよ。

 

こうすると「コーズリレーテッド・マーケティング」を知らなくても、

本文のどの辺を根拠に使用するか見当がついてきませんか?

少なくとも設問1は本文の記述をメインにして解答すればよい

可能性が高くなりますね。

 

 H20年度事例Ⅱ(温泉旅館)の第5問

H温泉組合は集客力を高めるために、地元の資源を活用できるような、

協業をベースとした新規事業を考えている。

どのような新規事業が考えられるか。

 

これも細かく区切って考えてみましょう。

 

H温泉組合は       B旅館ではなくH温泉組合全体で考える

集客力を高めるために   H温泉の来訪客増加が課題

地元の資源を活用できる  地元の何かが本文にありそう

協業をベースとした    温泉組合以外の事業者が本文にありそう

新規事業を考えている   誰に、何を、どのように、の視点で!

 

こうすると、H温泉にある観光資源や旅館以外の事業者が

本文に登場したら重要ヒントとしてチェックできますね。

 

最初に設問分析でここまで見当をつけておくだけで、

本文の読み込みの効率が高くなり、

各設問への割り当てが楽になります。

 

設問分析の実際がイメージできたでしょうか?

 

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