【2次試験】 口述試験対策 (その2) 

おはようございます。ナリ@タキプロ5期生です。

筆記試験の発表が今週金曜日(12日)に迫ってきました。

発表を待っている皆さんは、待ち遠しくて、ついつい気になってしまいますね。昨年、私は100%無理だとおもいながらも、早く白黒をはっきりさせたい気持ちが強くありました。

今日は先週に続いて口述試験の準備について私がやったことを説明します。

1.事例をじっくり読み込むこと

私は、筆記試験から1か月半も経つと設問文も与件文もすっかり忘れていました。自分が書いた解答すら同じ運命でした。

一方、口述試験では筆記試験の設問文、与件文に書かれている内容を前提にして質問されますが、その場ではメモ等を見ることはできませんので、全て記憶しておかなければなりません。そのため、私は口述試験対策として最初にやったのは、事例Ⅰ~Ⅳの与件文、設問文を詳細なメモをとりながら読むことでした。メモをしながら読むと段落間の関係だけでなく、文と文の関係性が良く見えてきました。このメモを使ってしっかり記憶するようにしました。

じっくり読むと、作問者が事例企業の状態に込めた意図が何となく見えてきました。それまで2次試験対策として過去問や予備校の演習問題は何度も繰り返して解きましたが、80分の枠の中だけで作業しましたので、メモをしながら読むことはありませんでした。

メモしたり、じっくり読み込む学習方法をもっと早く取り入れれば、事例問題を大局的な観点から検討する姿勢を養えただろうと感じました。

2.質問集の問題への答えを検討する

私は、口述試験ではどんな質問が出されるのかについて事前には情報を持っていませんでした。そのため通っていたTACで配布された想定問題を入手し、加えてLECの質問集をネットで購入しました。この2つだけでも多くの質問が揃います。回答のヒントや模範解答がついていますので、参考にしながら自分なりの答えを用意しました。

最初は回答を考える時間が必要ですから、1問答えるのにも時間がかかります。こんなに時間がかかるようでは試験までに準備が整わないのではないかと心配になるほどでした。

筆記試験ではどの事例も事例企業の戦略や課題等について5~6問の質問で出題されます。一方、入手した質問集への答えを考えるということは、質問数分の角度から事例企業を考えることになります。筆記試験よりはるかに多くの視点から検討することになります。

こうした作業を積み上げることで事例企業の理解が進み、強みや問題点等の全体像が頭にインプットされます。口述試験当日には、何を聞かれてもある程度は答えられるような気がしていました。実際、試験会場で質問されたことは準備していた質問とは違う内容でしたが、回答の質はともかくとして、ほぼ2分程度で説明することができました。

口述試験の準備は、入手した質問への答えを覚えるというより、事例企業の理解を深めることが肝心です。

3.声を出して回答する練習

回答の検討が一巡すると、事例企業の理解が進むので、質問に対しては用意した内容を思い出せなくてもそれなりに答えることができるようになります。

本来は用意した内容で答えられるようにすべきです。回答内容として適切だと自分が判断した内容なのですから。でも、口述試験は答えた内容を確認するわけではないので、質問の答えに窮したときにも、黙らずにしゃべれることが大切です。それなりの内容でしゃべれるだろうとおもえることで気持ちに余裕ができます。

最後は、時間を計りながら声を出して2分間で答える練習をします。

どうしても短くなりそうなときには筆記試験で覚えた知識を活用します。

私は、キーワードを引き金に特徴的な情報を自動的に引き出すようにしていました。

例えば

「ネット販売」:WEBの特徴①~②~③~、ネット販売のメリット①~②~③~

「CAD」:CAD導入のメリット①~②~

というような感じでした。

それらの知識を使って一般論の情報をしゃべります。つまり、聞かれてもいないことを話すわけです。

「B社がネット販売に取り組んだ理由は何ですか?」と、問われれば、「B社がネット販売に取り組んだ理由を説明します。一般的にネット販売を実施するメリットには~があります。その中でB社は、~」といった具合に論点を広げて自分の話せる話題を盛り込んで回答します。

4.模擬面接

本番さながらの経験は貴重です。タキプロの口述対策セミナーの模擬面接は是非受けてください。試験官からの質問に即座に回答するのは大変困難です。それを緊張の中で乗り越える体験はいろいろなことを教えてくれます。人は無くて七癖。自分で気が付かない、話す時の癖や無意識の手の動きがあったりします。これらは人に指摘されるまでわかりませんので、タキプロのセミナーで確認してみてください。

タキプロ以外でも予備校等がこうした場を提供しています。スケジュールが合わない人や1回では不安だという人は情報を集めてみてください。私は試験前日に受けました。本番に臨むにあたり、いい練習になりました。

5.まとめ

口述試験対策は、メモを取りながら読み込むことと、質問集により多方面から検討を行うことで事例企業をしっかり理解することが大切です。そして、試験官の質問に対して黙り込むことなく試験官とコミュニケーションできれば口述試験は問題なくクリアできます。

単に試験に合格するための準備と考えるより、コンサルタントとしての初めての仕事だと捉えて、クライアントの企業をよく理解するつもりでいい準備をしてください。

今日は以上です。

 

 

タキプロ 口述セミナー(東京・名古屋)のお知らせ


【東京】

■日時
①12月13日(土曜日)14:00~16:40(13:30開場)
新富区民館(東京都中央区新富1丁目13番24号)

②12月16日(火曜日)19:00~21:20(18:30開場)
大崎第二集会所(東京都品川区大崎2-9-4)

■定員:各回24名

■対象:2次筆記試験合格者

■参加費:無料(懇親会は3,500円程度)

■内容:口述試験の説明・模擬面接

■お申込み
※12月12日(金)10:00から受付のため別途ご案内します。

■連絡事項
※①、②とも同内容のセミナーとなっています。ご都合の宜しい方にご参加ください。
※セミナー終了後、懇親会を予定しております。ぜひご参加ください。
※その他セミナーに関するお問い合わせは下記までお願いします。
タキプロ事務局: takipro2010@gmail.com

 

【名古屋】

■日時:12月13日(土) 14:00~16:30(13:30 開場)

■会場:名古屋市 東生涯学習センター
(名古屋市東区葵1丁目3-21)

■定員:10名(※模擬面接の関係上、定員制です)

■対象:2次筆記試験合格者

■参加費:無料(懇親会は3,500円)

■内容:口述試験の説明・模擬面接

■お申込み
※12月12日(金)10:00から受付のため別途ご案内します。

■懇親会
・時間 :16:45~18:45頃 
・場所 :セミナー会場付近 
・参加費:3,500円(セミナー受付時にお預かりします)

■お問い合せ先:takipronagoya@gmail.com

====================

皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

====================

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です