平成27年度1次試験のまとめ(その4)【Infographic】(by フランシスコ)

みなさん、おはようございます。フランシスコ@タキプロ6期生です。

 過去4回にわたって1次試験の統計データを元に考察を試みてまいりました。今回は最後のまとめとして、平均的な合格パターンを考えてみたいと思います。

過去の記事はコチラ → その1その2その3

【1次試験の得点パターンについて】

 1次試験の合格条件は、受験した科目の総得点が満点の6割以上、かつ40点未満の科目がないことです。したがって、ほとんどの合格者は60点以上の科目と60点以下の科目の組合せで合格ラインに到達していると思われます。

 これから1次試験を受験するかたは、自分なりの得点プランを立てて学習に臨まれると思いますが、その参考のために「平均的な得点パターンを推定」してみよう、というのが今回の主旨です。

 前回の記事で、科目別合格率の平均値から科目別難易度を推定してみましたので、その結果から、合格ラインに届くための平均的な得点パターンを“無理やり”はじきだしてみたいと思います。

 計算方法は、科目別の合格率を合計して各科目の構成比をとり、それに応じて420点を配分するというものです。結果は以下のようになりました。

20151219-01

【来年の1次試験を受験する方へ】

上記の標準得点パターンは、

  • 試験の難易度が過去の平均的なものであった場合に、
  • すべての科目で平均的な実力を持つ受験者が
  • 合格ラインにぎりぎり達する得点パターン

というものになります。

 得意科目で大きく稼ぎ、苦手科目は失点を最小にし、トータルで合格ラインを目指す。というのが得点プランの戦略になりますが、目安として、自分の得意科目はこの標準得点以上を目指し、苦手科目は最低でも標準得点と同じ点が取れるように学習をすすめるといいのではないかと思います。

 ただし、標準偏差が大きい科目は要注意です(詳しくは前回の記事を参照)。難しい方にころんだ場合に足切されないように、重点的に勉強しておくことをオススメいたします。

【過去年度のモデル得点パターン】

 同じ手法で、平成18年から27年までの得点パターンも出してみました(得点のレンジが40点以上100点以下に収まるように補正をかけてあります)。

 あくまで科目別合格率からの推定値ですので、結果は割引いて見る必要がありますが、今後過去問に取り組む際に、自分の得点と比較することで強みと弱みが把握しやすくなると思います。たとえば、平成27年の財務で70点とれたからといって決して安心すべきではありませんし、平成25年の経済で40点でも落ち込む必要はないということです。

 最後に、毎年予想外の事が起きる中小企業診断士試験ですが、ヘンに難しい科目がある場合はいつもより易しい科目もあり、トータルではなんとなくバランスがとれているようです。平成27年度の財務と情報がまさにその好例です。

 いまから始めれば、8月まで十分な時間があります。計画的に学習を進めれば1次試験の合格は決して難しくありません。それぞれのプランニングの参考になれば幸いです。

ではまた来週。フランシスコでした。

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