試験に必要なツール(2)~電卓 & 勉強会のお知らせ (破れ障子)

おはようございます

金曜朝の破れ障子@タキプロです

今週は日曜、水曜と続けて勉強会を開催しました

特に、H23年度の事例Ⅳを扱った水曜の回では、「個別問題の効率的な解答方法」をテーマに、こんな問題を勉強しました。

キャッシュフロー計算書

商品ミックスの選択(個別原価計算)

デシジョンツリー

DCF(NPV)

その中で、皆さんにご紹介しておきたいのはこの3点。

 練習は十分に!

毎年出題されている経営分析はもちろんですが、その他の個別問題も出題内容はパターン化されています。難易度の差はあれど、問題のパターンごとに解き方はほとんど同じ。しっかり練習を重ねておきましょう

 事例Ⅳでも設問間の関連性

経営分析の指標を選ぶとき、その後の個別問題とのつながりを意識していますか?一例を示すと・・・

 取替投資が問われている

  設備の老朽化が問題と考えられる

  有形固定資産回転率を指摘するべき?  といった感じ。

こういう観点で考えている人は受験生の半分以上いるようです。深く考えすぎるときりがないけど、ちゃんとヒントにしたいですね。

 優先順位・引き時も肝心


 よくある失敗として、もう一歩で解けそうな問題に時間を費やしてしまい、他の問題で時間が足りなくなることがあります。

私の失敗ですが、昨年の第1問設問2で営業CFを求める問題。キャッシュフロー計算書の書き方をしっかり覚えておらず、計算しやすい間接法ではなく、計算の面倒な直接法(営業、仕入、人件、その他・・・ってヤツ)で解答 逆算(※したところ計算結果と合わず、パニックになりかけました

 ※営業CFの逆算・・・現金の増減(CF合計)から投資・財務CFを差し引くと、営業CFの結果は簡単に出せます意外と知らない方も多いので念のため。

 

しかしここで「間接法を思い出せないなら計算ミスの箇所を考えてても仕方ない」と思い、他の個別問題を先に片付けることに

これが功を奏し、意外と配点の大きい第2問~第4問にじっくり時間をかけられたため、落ち着いて計算・記述を済ませて点数を稼ぐことができました。結果的には第1問設問2では、後段の記述問題も時間がなくて空欄で提出したものの、得点できる問題を優先させることは、事例Ⅳでは特に効果的な戦略でした。

この他にも、NPV計算で深入りしすぎたり、経営指標を決めきれずに悩んだり・・・と、時間をかけ過ぎてしまう落とし穴はあちこちにあります

そんな時は、引き際も肝心また後で戻ってくるつもりで、その問題からは一旦離れてみる。これも、自分の解答プロセスとして、「5分悩んだら強制終了」とかルールを決めておくといいですね

 

 

      

 


前置きが長くなりましたが、

先週から試験当日に持って行くために、今のうちから準備しておくべき「ツール」について、紹介しています。今日は第2弾、電卓について
電卓を持っていない、という人はさすがにいないと思います。事例Ⅳで電卓がないと大変なことになりますよね 電卓にもいろんな機能がありますが、皆さんの電卓にはちゃんと必要な機能が備わってますか?

 

 ルート(√)

 標準偏差などを求める際に不可欠。出題頻度は少ないものの、手計算で平方根を求めることもできますが(私も一度演習でやりました)、相当時間がかかるため、おすすめしません

ボタン1つで済ませちゃいましょう

 百分率(%)

  「そんなの×100すればいいじゃん」と言うなかれ。普段はできても、本番ではそういうところでケアレスミスが起こるんですそして、桁が2つずれていることに気付ける余裕はありません。

法人税率40%を掛ける時など、パーセンテージを使うときは必ず「×」→「40」→「%」 と打つように、癖をつけちゃいましょう。

 

 メモリー機能(M+、M-、MR)

  表でいうところの、タテの合計・ヨコの合計を求める場合に、メモリー機能は大活躍。NPV計算で毎年のCFを合計したり、商品別の貢献利益を合計したり。格段に計算の効率が上がります。

使い方がわからない人は、 この記事 を読んでみてください

 

 正負切り替え(+/-)

  特に意識しなければ普段使うことは少ないですが、これはおすすめです。本番でケアレスミスが起こりやすいのが、符号(プラスマイナス)の間違い。普段から、「これってプラスだっけ、マイナスだっけ?」と注意しながら計算するように、習慣づけましょう。特に、支出と収入が両方あってそれぞれ増加・減少する場合、とか。

・・・他にも便利な機能は挙げればキリがないのですが、上の4つは必須だと思うものです。もしこの中で不足している機能があれば、今すぐ、迷わず、買い換えましょう

一番怖いのは、試験当日に使い慣れない電卓で臨むこと。普段なら計算できる問題も、慣れない電卓だとミスしやすくなるので要注意

もし替えるなら今のうちから使い込んで慣らしておく必要があります

当日電池切れになる可能性もあるので、絶対に同じ種類を2個用意しましょう

もし万が一忘れた場合 コンビニではほとんど売っていません。

一番入手しやすいのはスーパーだったりします。会場近辺のスーパーは、チェックしておくと何かと役立ちますよ(会場近くの文房具屋さんで買えればいいですが、朝は開いていないことが多いので)

・・・とはいえ、文房具屋さんで売っている電卓も、必要な機能を全て揃えていることは少ないので、これは本当に最悪のケースとして想定。しっかり前の晩にカバンの中に入れておきましょうね

なお電卓の使い方については、ゆりぴよの記事で詳しく紹介しているので、そちらもご参照ください  【初学者2次対策】電卓のつかいかた

 

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