【6期生合格体験記】 ~「Terukin」さんの場合~

こんにちは。たる@タキプロ5期生です。

まだまだ寒い日が続きますね。

私は電気毛布を買ってしまい、布団からますます出られなくなっております。

さて、今回は6期生の合格体験記をご紹介させていただきます。

以下、Terukinさんの記事になります。
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■自己紹介

私は、大手電機メーカーに勤務しています。中小企業診断士の資格を取得しようと考えた最初の動機は、経営コンサルタントという仕事に興味があったためです。そして、経営に関する助言を行える能力を示す唯一の国家資格だったからです。ただ、そう思っていたものの本格的に勉強を始めたのは、それからだいぶ時間がたってからでした。きちんと勉強をはじめてみようと考えた際には、「社長と仲良くなれて、頼られるコンサルタントになる」「書籍を出版して講演会に全国から招かれるようになる」「安定的な収入を得て75歳まで現役でいられるようになる」等の想いも強くなり、この資格を取ることで、その可能性も高まるのではないかと考えて診断士を目指しました。

 

■受験歴

 勉強を始めたのは、だいぶ前の話です。最終的には、1次の合格を3回経験し、2次試験については、5回目の受験(平成26年)で合格することができました。2次試験の成績は、「Aが1つ、Bが2つ、Cが1つ」というのがおよそのパターンで、「事例ⅡでC」を取ることが多く、この傾向はほとんど変わりませんでした。

 

■勉強方法

 1次試験については、一番初めにTBCの講座を受けました。その後は、ずっと独学で、過去問やTACのスピード問題集を使った演習中心の勉強をしていました。経済は、苦手克服のため石川秀樹先生の参考書など何種類か購入しました。その他、「組織論」「マーケティング戦略」、中小企業白書の補助教材などを読んでいました。工夫としては、①問題集に答えを書きこんで参考書をつくるイメージで勉強し時間を短縮したこと、②問題集を変えて再度解きなおすこと、③得意科目も怠らずに解答力を強化したこと、④手書きの「記憶メモ」作り直前に何度も覚えなおしたこと、などです。1次試験は、勉強をすればするほど成果は出ますが、ほんの少し勉強から離れると忘れてしまうため、そこが苦労しました。決定的な攻略方法はなく、過去問を何度も解きながら試験日まで記憶を維持しました。

 2次試験については、2回目の2次試験受験時に1年間AASに通学しました。その後は、独学で合格年に1年間勉強会に参加しました。受験校では、各事例の戦略フレーム、論理的な解答構成、設問分解、新作問題、イケカコ計算問題、要約練習など、色々な勉強をしました。独学では、MMCの模試(年4回)で学習のペースを作ったり、ふぞろいシリーズ(合格答案、再現答案、答案分析)を使って、解答プロセスの構築や合格答案の分析をしたりしていました。工夫としては、①気付きがあったらメモをして課題の設定と解決を繰り返したこと、②解答の型を作り、80分での対応力を高めたこと、③事例Ⅳの経営分析の解答パターンを分析して知識を蓄積したこと、④財務の問題集を何度も解いたこと、⑤再現答案や他人の答案を研究して取り込んだこと、⑥ファイナルペーパーとして自分の武器になる考え方を構築したこと、などです。苦労したのは、事例の与件を整理するマークやメモのベストな方法を確立することでした。本当に何度も方法を変えました。合格した最後の受験でも完全には固まっていませんでした。攻略としては、勉強会の過去の合格者(OB)からアドバイスなどを受けることで抑えるべき観点を徐々に洗練させていきました。

 

■敗因と勝因

 1次試験が合格しない時は、最大の要因は、自分の納得いくだけの時間の確保ができず勉強不足であることが敗因だと思います。しかし、年度により科目の難易度が大きく変動する科目(経済、財務、経営法務など)があるため、これによる影響は非常に大きいと思います。私の場合は、全科目に同じだけリソースを投入することは難しいと考え、①科目ごとの戦略を立てて、どの科目で勝ち、どの科目で及第点を取るかなどを考えました(今年は、経済がやさしくなるから必ず高得点を狙う等)。そして、②「得意科目」をつくり努力を怠らないこと、③夏休みは、遊ぶのはあきらめ、1週間集中特訓し勝負科目のラストスパートをかけること、これらで、合格につながりました。

 2次試験の敗因は、1次試験に合格しないと権利がない年については、2次試験にリソースをかけられず、1次合格直後の2次試験は、どこか気持ちを合格に持っていけていなかったことがあったと思います(これも長期化の原因)。合格年(平成26年)は、1次を勉強しながらも毎週の2次の勉強会に参加することで、年間を通じて強制的に課題をこなすようにしていたことが違ったと思います。同時に、勉強会では、受験仲間との議論やOBからのアドバイス、添削などにより、いろいろな気付きを得られたことが大きいと思います。「勉強会に参加していなかったら合格はなかった」と考えています。そして、勉強会では、5つの重要な点に気付き、それに対応するように努力したことが勝因と思います。①毎年、事例で問われていることは同じ(問われ方が違うだけ)、②与件にある課題には、必ず答えなければならない、③事例企業の成功要因を見つけ、それを活用する、④与件の言葉を使って分かりやすく、読み手が理解できる解答にする、⑤クロスSWOTによる全体戦略の立案、この5つです。当たり前のように思いますが、これをこれまで以上に意識しました。

 

■受験生へのメッセージ

 中小企業診断士の試験は、頭が良く、能力のある方は別として、非常に難しい試験と思います。誰でも諦めなければ受かると良く言われますが、それは条件付きで、診断士に求められる能力に気付き、日々それを磨いていくことを継続できた場合だけだと思います。受験者は、基本的に優秀な方が多く1点差で勝負が決まる試験と思いますので、とにかく、「1点を大切に考える」ことがとても重要だと思います。常にこれを意識して勉強し、試験終了の0秒までこれにこだわってください。私は、運よく合格しましたが、まだまだ道半ばです。共にがんばりましょう。
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Terukinさん、合格おめでとうございます!

診断士試験は難しい試験です。

Terukinさんがおっしゃるように、わずか1点差が合否を分けるということは大いにあり得ます。

特に2次試験には受験生を動揺させるようなサプライズ的な問題が出てくる場合があります。

そんな時にも決して諦めず、1点にこだわり丁寧に解答していくことで、必ずや合格に近づけるのではないかと、私は思っております。

長い勉強期間、どのようにモチベーションを維持できるかも大切な問題です。

Terukinさん、投稿ありがとうございました!

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