【祝!令和元年度合格】海外駐在から私費帰国を繰り返して合格/MASAさん

合格体験記ブログタイトル

こんにちは、やーまです。
※前回の記事はこちらから。

今回は、MASAさんの合格体験記です!

合格に至るまでの過程とその気づきを、余すことなくご紹介いただいています。

来年の合格を目指すみなさんの必読ともいえる合格体験記です。

それではMASAさんからの合格体験記をご覧ください。

合格体験記/MASAさん

■自己紹介

40代後半の総合商社勤務・東南アジアで日系メーカーとの合弁会社に出向駐在中。

1次試験2回、2次試験4回のいわゆる多年度合格生です。

2016年に最初の1次試験を受けてから2019年の2次試験最終合格まで計4年。

受験時代全4年のうち、最初の2年は東京、直近2年は海外在住です。

直近2年は1次試験1回、2次筆記試験2回、2次口述試験1回の受験のために私費帰国し(たまたま日本出張と重なってくれたケースもありました)受験。これからも実務補習で何度か私費帰国をする予定にしています。

 

■診断士を目指した理由

いまは会社員ですが、会社の看板がなくても自らのスキル、レベルを証明するものを持っておきたい、その上で一生涯仕事をしながら世の中に貢献していたい、と思いました。企業のサポートをしたいと思っていたので、フィナンシャルプランニング技能士1級(FP1級)、中小企業診断士の順番で資格取得したいと思ったのが発端です。資格取得を考え始めたのは2013年でしたが、結局FP1級が取得できたのは2018年(1次試験を受け続け4回目でやっと合格)、中小企業診断士試験に合格したのは2019年、と実に7年程度かかってしまいました。ようやく当初の構想のスタートに立てたという思いです。

■受験歴

1次試験 2次試験
教材・学習時間 結果 教材・学習時間 結果
1年目

(H28)

通勤講座

(現スタディイング)

TAC診断士講座(DVD教材)

800時間

合格

417点

経済68点

財務64点

経営64点

運営60点

法務55点

情報44点

中小62点

計 417点

情報3点嵩上げで合格

TAC2次試験直前

(通学)

タキプロ勉強会

 

200時間

不合格

事例Ⅰ B

事例Ⅱ B

事例Ⅲ C

事例Ⅳ A

(開示請求の結果計210点程度)

2年目

(H29)

(前年合格)

(未受験)

タキプロ勉強会

400時間

不合格

事例Ⅰ47

事例Ⅱ45

事例Ⅲ65

事例Ⅳ68/計225

3年目

(H30)

海外

赴任中

過去問完全マスタ(同友館)

500時間

合格

経済 64点
財務 52点
経営 60点
運営 62点
法務 44点
情報 64点
中小 63点

計409点

法務8点嵩上げと自己採点漏れ(?)で合格

独学

H13年以降過去問

タキプロWeb

 

400時間

不合格

事例Ⅰ52

事例Ⅱ60

事例Ⅲ56

事例Ⅳ51/計219

4年目

(R01)

海外

赴任中

(前年合格)

(未受験)

MMC通信講座

 

350時間

筆記試験合格

口述試験合格

得点開示請求中

 

■合格までの軌跡(勉強方法と敗因、勝因分析)

(1年目 平成28年)

◆結果

1次試験-合格

自己採点 経済68 財務64 経営64 運営60 法務55 情報44 中小62 計417点

情報で点数調整あり4点かさ上げによりかろうじて合格。

2次試験-不合格

事例Ⅰ B 事例Ⅱ B 事例Ⅲ C 事例Ⅳ A(開示請求の結果計210点程度)

 

◆勉強方法

1次試験対策

教材:TACスピードテキスト・スピード問題集(7科目分)

TAC通信講座(DVD教材をオークションで購入し活用)

通勤講座(現 スタディイング)

過去問マスター(同友館)科目別に過去問が単元別に整理されており演習しやすい

3月からDVD教材を視聴。スピードテキストを使った講義だったため会社の始業前、帰宅中に最寄りのカフェに立ち寄りひたすらインプット。単元が終了するごとにスピード問題集を解き、定着度合いを確認。インプット→アウトプット(問題集)の繰り返し。

学習は①理解中心の科目(経済、財務)、②理解と暗記混合の科目(法務、経営、運営)、③暗記中心の科目(情報、中小)に分け、開始タイミングを①→②→③の順番に計画し学習。とにかく物量をこなすことで結果をもたらす試験と聞いていたので週間、月間、中長期(3月~8月)の計画を立て、それに基づきひたすら勉強。

直前期6月~8月は同友館の過去問マスターの頻出問題(Aランク、Bランク)だけを解き、それを3回転することを目指して演習。

何度か大手予備校の1次模試受けるも覚えていないくらいひどい点数(たぶん全体で4割くらい)だったものが、この演習の繰り返しで1次試験は合格する程度まで伸びました。

 

2次試験対策

教材:ふぞろいな合格答案(同友館)

TAC直前講習(通学)

過去問

自己採点で417点(合格点は420点)だったため1次での敗退を確信しておりしばらく対策を何もしていませんでした。たまたまTACの2次試験対策講座説明会に出席したら今年(H28)は経営情報システムが難化したため得点調整あるかもしれないということを過去データとともに説明を受け、慌てて2次試験の準備を開始しました。実際に1次試験は合格、ツイていた、この勢いで2次試験も、と思いタキプロ勉強会に参加し始め、TACの直前講習(通学)も受講を始めました。2次試験のことは全く無知の状態で開始しましたので、TACの演習の模範解答やタキプロの周囲の人の答案レベルを見て自分のレベルと大きな差があることを認識しました。そのギャップは直前まで解消せず本試験に突入、結局不合格。

(2年目 平成29年)

◆結果

1次試験 免除

2次試験(事例Ⅰ47 事例Ⅱ45 事例Ⅲ65 事例Ⅳ68/計225) 不合格

◆勉強方法

2次試験対策

教材:ふぞろいな合格答案

過去問

1次試験の保険受験はしないで2次対策に注力、独学。

過去問演習、タキプロ勉強会、大手予備校の模試(TAC/LEC/MMC)活用。模試は全事例、総合ともに成績はいつも真ん中かそれよりも下。60点を超えることは稀。直前期にはAASの直前講習を受けたりもしましたがパッとした答案を書くには至らず。タキプロ勉強会では前年と異なり何度かベスト答案に選ばれたり大原の模試の事例Ⅲで95点を取る(全国1位)など少し進歩はしたものの、自分の中で答案作成のための切り口やや与件の使い方などのプロセスが確立されておらず、できるときはできる、できないときはできない、という不安定な状態でいつもおっかなびっくり状態でした。直前期は調整不足を感じつつ試験本番に臨み、結局問題に振り回されしまい自分のペース掴めず敗退。

(3年目 平成30年)

◆結果

1次試験-合格

自己採点 経済 64 財務52 経営60 運営62 法務44 情報64 中小63 計409点

敗退覚悟するも法務8点かさ上げ及び自己採点ミス(?)で合格。

2次試験(事例Ⅰ52 事例Ⅱ60 事例Ⅲ56 事例Ⅳ51/計219)-不合格

◆勉強方法

この年から海外に駐在。受験に2度失敗しているので再度1次試験対策から再開。

1次試験対策

教材:過去問マスター(経済、財務、運営、経営、法務、情報、中小)(同友館)

2年前に一度は対策を集中的にやっていたので問題演習にほぼ100%時間を費やしました。この問題集は過去問が単元別に整理されていて、かつA/B/Cと難易度が表記してあり非常に使いやすかったです。Cランクの問題は無視してA/Bランクの問題が確実に解ける(なぜその選択肢が正解なのか説明できるレベル)まで繰り返し解きました。1年目のときより理解度は上がったのではないかと思います。(本試験での結果はあまり変わりませんが)

2次試験対策

教材:ふぞろいの合格答案

過去問

駐在地で独学。海外からもオンラインで参加できるという理由でタキプロのWeb勉強会に参加。勉強部屋(一定の間隔で管理者が対象となる過去問を投稿する場を設けて下さいました)がオープンされると事例に取り組み自分の答案の投稿を続けて、合格者や他の受験生からいろんな指摘を受けたり、他の投稿者の答案にコメントすることで切り口や解法を学んでいきました。それでも、2次試験で問われていることは何か、どういう解答がいい解答なのか、という自分なりの正解を見抜くには至っていませんでした。結局2次試験の何たるかを掴めた感覚はなくその不安定な気持ちのまま私費帰国して本試験受験。結局不合格。

 

(4年目 令和元年)

◆結果

1次試験 免除 2次試験 筆記・口述ともに合格(得点開示請求中)
◆勉強方法

2次試験対策

教材:MMC通信講座(通常講座のほか、事例Ⅳ専用講座も受講)

まだ海外駐在中でしたが、日本は元号も令和に変わったことだしこれを節目に受験は最後にしようと心に決めました。古い話ですが大学受験も1度失敗し平成元年度に入学していることから、元年は合格の年、と自分で勝手に決めつけて気持ちを奮い立たせていました。何度も私費帰国するのは限界あるので今回も1次試験の保険受験はせず、2次試験に特化して対策することを決意。

インターネット上で添削結果が確認できるMMCの通信講座を活用し学習を開始。学習を重ねる中で、各事例には特徴があり、それぞれに出題者が聞きたいポイントはかなり限られていてそれを形を変えて聞いてきているのに過ぎない、という事実に気づきました。そう考えると、いままで全くばらばらだった過去問の模範解答がすべて同じに見えてきて、解答の道筋が見えてきた感じがします。その結果、少しずつ求められていること、解答すべきことが分かってきて手ごたえを感じ始めました。その結果講座における事例問題の点数も合格点である60点をキープできるようになり(逆に突出した答案もありませんでした)その方法論がわかってくると努力の方向性もかなり明確になりやればやっただけ身についている、という感覚が生まれてきました。これは過去3年の受験勉強時にはなかった感覚です。直前も過去問には目もくれずにMMCの添削事例(確か40事例くらいあったと思います)を徹底的に解き直し、与件から拾い出せる根拠をもとに解答を書く練習をひたすら続けました。そのまま私費帰国で受験。設問の目新しい聞き方に振り回されそうになりましたが、各事例で解答すべき軸を持っていたため、見た目にとらわれず纏まった解答を書くことができました。それでも試験後は試験会場外で配られる大手予備校の模範解答と比べると自分の解答が異なっているように見え不安でいっぱいでしたが、結果として筆記試験は合格でき、そして筆記合格発表の1週間後の口述試験も合格となり晴れて2次試験合格の運びとなりました。

■1次試験のエピソード(直前、当日のエピソード、直後の感想)

受験1年目、1次試験で試験終了後にすぐ自己採点。結果は417点。あと1マークで合格だったのに。。と非常に無念な思いを抱えてしまいました。その結果しばらく2次対策は全くやっていなかったのですが結果は経営情報システムの得点かさ上げの結果合格。その間少しは2次対策できたかもしれない、とも思います。やはりそういう不安定な状態にならないために絶対的な得点力をつけておくのが一番ですが。

受験3年目も全く同じ状況になり409点の自己採点結果。このときはさすがに2次対策は直後から始めていましたがそれでも非常に不安な1か月を過ごしたのを覚えています。結果は経営法務の8点かさ上げという異例の事態と自己採点の際にたぶん採点し忘れの部分あり合格となっていましたが、2回も合否の瀬戸際で不安な時間を過ごすことになってしまいました。

・2次試験のエピソード(直前、当日のエピソード、直後の感想)

休憩の際のトイレが長蛇の列でした。トイレに行く際は簡単に直前確認できる教材を手にして行ったほうが無駄な時間を費やさないで済みます。

 

・敗因(合格年と比較した、敗因分析など)

2次試験不合格の年はすべて講師や合格者の言う言葉を呑み込めていなかったと思います。具体的には、以下のようなものです。

  • 設問の難易度の判別

難しい問題は誰もできないので後回しにしましょう、というコメント。よく言われるコメントですが、当時の自分にはどれが難しくどれが易しいのか全く判別がつかず、取るべき設問、半分くらい取る設問、という区別が全くついていませんでした。

  • 設問のレイヤー

設問のレイヤーを意識、と言われてもそれが何を意味するのかよくわかっていませんでした。それぞれの事例の求めるところを知っていれば、その意味することがおのずからわかってくる、というのは合格年に悟ったことでした。

・勝因(合格につながったと思う取り組みなど)

合格につながったポイントは以下の通りと思います。

  • 知識を即座に引き出す訓練をしたこと

2次試験で使う知識は1次で学んだもの、あるいは常識的なものが殆どです。これを設問に対峙した際にすぐに取り出して解答に纏めるようにしないと80分という時間内に終わりません。これを訓練することで解答の手駒が増えてスムーズに解答作成に取り掛かれたと思います。そしてその切り口を受験生みんなが即座に浮かぶ設問が易しい設問、みんなが浮かばない、あるいは浮かぶまでに時間がかかる目新しい論点というのが難しい問題、と理解することができました。

  • それぞれの事例の体系を徹底的に意識したこと

各事例は事例Ⅰが人事組織、事例Ⅱがマーケティング、事例Ⅲが生産・技術、という明確なガイドラインがあります。それに沿った形の体系を知ることで設問の狙いを外すことはなくなりました。MMCの模試を受けると解答に必ず図が書いてありますが、これがまさに知っておくべき体系だと思います。設問がこの中から出題されていると言えると思います。

  • 解答の再現性を意識したこと

上記①②を意識しながら、一度作った答案を次に時間が経過して取り組んだ時に同じような解答が構成できるか、というのが解答を安定させるうえで重要だと思います。その意味では、正解がわかりにくい過去問より、予備校の模試などの教材を使ったほうが効果的なのではないかと個人的には思っています。(自分の場合MMCでした)

・これから合格を目指す受験生へのメッセージ

中小企業診断士試験は1次試験が演習量(これは高校や大学の受験勉強に似ていると思います)、2次試験は出題者の意図を読む、ということではないかと思います。1次試験は力業で何とかなるとは思いますが、2次は的を外すと努力が無駄になってしまいますので、設問の表現にとらわれずに出題側が求めることを意識することで的を射た内容になっていくと思います。それを見つける訓練なのではないかと思います。

いずれも時間をかけて正しい努力をすれば達成できると思います。

この文章ですべてをお伝えしきることはできませんでしたが、自分が苦労した分、受験生の方々をサポートし続けていきたいと思います。

頑張ってください。


 

以上、MASAさんの合格体験記でした。

MASAさんの努力と、その中で掴んだ合格へのノウハウをご紹介いただきました。

2次試験の出題者の意図を読むことは、まさに相手への傾聴の姿勢を示すことですね。

診断士としての知識を有することは当然として、相手の置かれた立場や考えに対して傾聴し、その上で適切なアドバイスをするスキルを2次試験では試しているのだと、改めて認識できました。

明日は、みーやんさんが、げんばさんの合格体験記をご紹介します。
お楽しみに!

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