【2次対策 短期集中連載(最終回)】私が思う、書く力

おはようございます。市役所の星☆@タキプロ3期生です!

さて、今回が最終回ですね。
最後は書く力
これまでそれぞれのチカラをいろんな切り口で分解してきましたが、書く力もやはり2種に分けられます。
すなわち、「思考を表現する力」と、「熱意を表現する力」です。
どう違うんだ?ってカンジですよね。まぁ聞いてください。

まず、「思考を表現する力」です。
これは、脳みそというブラックボックスで考えたモノを、いかに正確にアウトプットできるか、という能力のことです。
仕事とかで、「頭の中にある構想を文章化していたら、いつのまにか微妙に違うモノができあがってしまった」とか、「作った文書の趣旨を誤解されてしまった」とかって経験、ありませんか?(私だけでしょうか…)
平たく言えば、こういうことがないチカラのことです。
どんなに素晴らしい解答内容を考え付いても、それを字数制限内で正しく表現できなければ何の意味もなさないのです
また、自分だけ理解していても採点者が誤解しちゃっては、これまた何の意味もないのです
正確に、誤解のないように自分の考えを表現しなければならないワケです。

さて、どうしたらいいでしょうか。
私は、「与件の言葉を改変しないこと」、「言葉の引き出しを増やしておくこと」をオススメします。

字数制限が厳しいときなどは、ついつい与件の言葉をもっと短い言葉に変えたくなります。
「ロードサイド」とか「プライベートブランド」とか、特にカタカナ語は字数が多いのでついつい熟語に圧縮したくなります。
でも、ちょっと待ってください
仮に「ロードサイド店舗」を「路面店」とかにして5文字稼いだとしましょう。
ロードサイドっていうと何となく郊外型の雰囲気ですが、路面店ってだけだと道路に面してる小売店全体の概念な気もします。(どちらも定義を調べたわけじゃありませんが)
我々も、採点者も、それぞれ微妙に言葉の認識は違うものです。私が同一だと認識している言葉が採点者も同一だと感じているとは限りません。
であれば、既出(つまり、与件にある)のコトバを使うに越したことはありませんよね
与件の言葉は可能な限り変えない、私はこれを原則としていました。

そのかわり、与件にない言葉は短くしたいですよね。
だから、他の部分では言葉の引き出しを増やしておく必要がありました。
こればっかりは訓練あるのみです。
実際に使った言葉以外は、いざというとき出てきません
私は、日々の文章を作る系の仕事では勝手に字数制限をつけ、「なんとかこの字数に収める」的なコトをやっていました。
よく聞く「春秋要約」なんかも、この訓練にとても効果的だと思いますよ。

次に、「熱意を表現する力」です。
これは、ひらたく言えば「丁寧な字を書く力」です。
そのまんまですね。
2次の解答用紙っていうのは、診断士がA社からD社の社長に見せる報告書のようなものです。
いくら時間がないからって、殴り書きした報告書を社長に読ませる気ですか?ってハナシです。
読んでほしいなら、読んでほしいなりの字を書かなければ
「読んでもらいたい」という気持ちを解答用紙に表現することも大事だと思います。

とはいえ、「ペン習字でも習って美しい字を書け」っていうわけじゃありません。
実は、急いで書いても丁寧に書いても、それほど時間は変わらないモノです。
気が急いているから汚い字になるだけで、急いで書いたからといって倍の速さで書けるワケじゃありません。
もっと言えば、急いで書かないといけないのは、書くプロセスまでのタイムマネジメントを失敗したからです。
忙しくても丁寧な仕事をする、そんな診断士を目指したいものですよね。
以上、全5回にわたり、診断士に必要な3つの力について語ってみました。
以前にも書いたとおり、コレが唯一絶対の解ではないですし、他の考えも当然あろうかと思います。
それでも、3つの力についての私の考え方が、何らかのカタチで皆さんの気付きになれば幸いです。
お付き合いいただきありがとうございました。

最後に…
<まとめ>
私が思う、つの力」は、以下のように体系化されます。
読む力
A.書いてあることを読む力
B.書いてないことを読む力
考える力
A.全体を掴む力
A1:過去・現在の状況を正しく把握する理解力
A2:今後の方向性について結論を出せる判断力
B.フレームに嵌める力
B1:解答の文章構成
B2:切り口
書く力
A.思考を表現する力
B.熱意を表現する力

2次本試験までじっくりこの3つの力を強化して行きましょう!

がんばって下さい!


タキプロ勉強会のお知らせ

【今後の予定(東京)】

・8/25(日) 9時半~12時 堀留町区民館 題材:H24事例2

・8/29(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H24事例3

*8月の勉強会は初学者と経験者でテーブルを分けて実施の予定です。
*初学者の方はできれば題材の過去問を解いて解答を作成ください。難しいようであれば過去問に目を通しておくだけでも結構です。
*経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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