タキプロ的おすすめ書籍「現場力を鍛える」

 

こんにちは!ふくまにあ@タキプロ九州ですみなさま、いかがお過ごし?

あー暖かくなってきたかと思いきや真冬に逆戻り

たまーに、九州は常夏だと勘違いしていらっしゃる方もいるんですけどね、ええええ、寒いんですよ、けっこう。

 

さて、さっそく今週のおすすめ書籍をご紹介しましょうね。

「現場力を鍛える」遠藤 功 です。

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件

 

現場力を鍛える 遠藤功 Amazon

 

この本はずいぶん以前に読んで、自宅の本棚に眠っていました。

先日、ふと取り出して朝の電車で読んでいましたら、たまたまその日に訪問した会社の社長室の本棚にあるのを見つけました。

「やはり多くの経営者にも読まれている本なんだ」と改めて思いましたので、今週はここで紹介させて頂きますね。

 

筆者の遠藤さんはベテランの一流コンサルタントです。

数百の企業のコンサルを経験されていますが、 提言した戦略が実行されず、結果に結び付かなかった事例も数多くあるそうです。

時間が経って、結果を出せなかったそれらの事例を客観的に解析してみると、 コンサルタントの提言に対する「現場の人たちの反応」こそがその後の結果が出たか出ないかの大きな分岐点になったという思いが強い。

結果を出したケースを見ると、戦略を実行する立場にいる現場の人たちが、きわめて高い「当事者意識」を持っていた。

戦略とは所詮「仮説」にすぎない。

戦略を具体的な戦術に落とし込み、実行していく過程で検証、軌道修正しながら、粘り強く結果を 出していくことが経営そのものである。

本の中には様々なエクセレント・カンパニーの現場力が紹介してあります。

様々なすばらしい手法、仕組みがありますが、

遠藤さんによれば、

それは現場が7つの条件

1.現場力は「企業哲学」

2.脱・事なかれ主義

3.主権在現

4.自律的サイクルを埋め込む

5.見える仕組み

6.オルガナイズ・スモール

7.継続する力

で「現場力」を高めた結果、できたものなのです。

 

コンサルタントがやらなければいけないことは、

「提言」と、「現場力を引き出す」こと。

実は、提言よりも「現場力を引き出す」ことの方がずっと難しくて重要なのかもしれません。

それは、コンサルタントの限界を感じながらも、

現場力と掛け算することで、さらなる可能性も感じます。

 

この本を読んで「そのプランが成功するかどうかは、何をやるかより、誰がやるかだ」という言葉を思い出しました。

必ず一度は読んでおきたい、おすすめの1冊です。

 

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タキプロ的おすすめ書籍「現場力を鍛える」” に対して2件のコメントがあります。

  1. さすらいの経営者 より:

    私はこの本を読んだことはありませんが、正に中小企業にとって「誰がやるか」が経営現場の社長にとっては最も切実な問題です。正論を語る評論家は内にも外にも沢山いますが、中小企業にとって現場で旗を振って引っ張るリーダーが現場力そのものです。
    そのリーダーを育てる力が社長とコンサルタントの現場力なのでしょうか。

    1. takyprofessional より:

      さすらいの経営者さま。いつもコメントをありがとうございます。おっしゃるとおりで、経営者とコンサルタントの現場力とは、現場力の重要性を認識し、育てることだと思います。私も、自分の現場力ってどれくらいあるんだろう、とこの本を読んで考えていたところです。たとえ戦略が稚拙でも、現場力に火をつけ現場が走り出すのなら、素晴らしい経営者でコンサルタントなのでしょうね。

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