【名古屋どえりゃあ合格通信】激分かり!? 損益分岐点分析/かーたん

皆さんこんにちは!かーたん@タキプロ9期(名古屋)です。

今日は、少し奥が深い損益分岐点売上高について、きちんと理解いただけるような内容をお届けします。

 

1次・2次試験のどちらでも出題され、実務補習でも役立つこの分析方法。

中身をきっちり理解し、小難しい公式なんて使わずにサクッと解いてしまいましょう♪

文章量多めですが、一読いただけると少しは参考になる内容だと思いますよ!

 

章立ては以下の通りです。お好きな箇所をご覧ください。

 ①キーワードは“限界利益”!かーたん的イメージ&解釈

 ②仕組みを理解すれば、公式丸暗記は不要です!

 ③実務補習での使い方・伝え方

 

①キーワードは“限界利益”。かーたん的イメージ&解釈

講師からいきなり、「売上―変動費が限界利益なんです」と言われませんか?

 

管理会計をご存じない初めて勉強を始めた方だと、これは説明しているようで説明になっていないと感じると思います。「で、限界利益って結局何なん?」と。(私ならそう思います。笑)

とりあえずWebで調べても、いまいちピンとこない・・・そんな貴方のための記事です!

 

まずは、これから私が挙げる例えで、限界利益のざくっとしたイメージを持っていただきたいです。

(あくまでも例えですので厳密には違う部分もあると思いますが、(特にプロの方!)目をつぶっていただけると幸いです…)

 

例えば、毎月もらっている給料。

額面でたくさんお金をもらいましたが、その金額に応じて(≒比例して)所得税が発生します。

そして、所得税が差っ引かれたお金(=手取り)が銀行に振り込まれます。

その手取り金額から、家賃などの毎月定額発生する費用を支払います。

そうして手元には、差し引き残ったお金が貯金として残ります。

 

勘が鋭い皆さま・・・分かりましたね?(^-^)ニヤリ

損益分岐点と上記の例えをまとめたイメージは、以下の図です。

 

伝えたいのは、限界利益は「手取り」のようなものだ、ということです。

「だいたい分かっているよ!」という皆さま。もう一段階踏み込みましょう。カレー屋で言い換えてみます。

 

売上から、商品であるカレーを作ると絶対に発生する、原材料のニンジン、カレールー、肉、米等の費用(変動費)を差っ引いて、残ったお金が手取りである限界利益。そこから賃借料、人件費などの固定費を支払った(除いた)のが利益。

 

イメージができたところで、ちょっと視点を変えてみます。

経済学で、“限界費用”を習いましたね?「うわ!」って思いました?(笑)

 

これは、生産量を1単位増加させることに伴う、費用の増加分のことを指します。(y=2x+bなら2。傾きのことでした)

つまり、カレーを1つ作ったら、ニンジン等の原材料費もカレー1つ分だけ増える訳です。

カレーを作りますから、カレーを作るために絶対に使用する原材料費はどうしても発生してしまいます。

(家賃はカレーをいくつ売ろうが関係なく定額なので、限界費用(≒可変費用の場合)ではありませんよ)

 

では、本題。上記が限界費用ならば、限界利益は?

カレー1つ分売ったら得られる手取り、って感じでしょうか。

もし、カレーの限界利益率が70%なら、売値を100円とした場合70円が手元に残るわけです。

つまり、カレーを2つ売ると140円、3つ売ると210円が手元に残ります。

生産量を1単位増加させることに伴う、利益の増加分のことを指します。

その手取りである限界利益額から固定費を引いたら、利益(≒貯金)になりますね。

 

もう限界利益のイメージはできましたね?

要は、給料の手取りみたいなものなんですよ!ざっくり言えば。

これが分かれば、もうマスターしたようなものです。それでは次!

 

②仕組みを理解すれば、公式丸暗記は不要です!

ここでのゴールは、↓の図を理解し、使いこなせるようになることです!

 

そもそも、変動・固定は何に対してかと言うと、ざっくり言うならば売上高です。

(厳密に言うと、変動費は「売上高=数量×単価」の「数量」に比例して発生します。平成29年度の事例Ⅳ、思い出しました?)

 

それでは、費用を変動費・固定費に分ける理由を、具体的にイメージしてみましょう。

例えば!これを見ているあなたは、カレー屋を立ち上げることとなりました。

 

・あなたは、店舗を借りてカレー屋を立ち上げることにしました。

・最初はなかなかお客が来ず、店舗の賃借料等を定期的に支払い、単月赤字でした。

・口コミも広がり、徐々にお客が入るようになりました。

・しかし、カレーを提供するとニンジン等の材料費がかかるので、食材に係る費用も発生するようになりました。

売上は賃借料と同額まで伸びましたが、食材に係る費用が売上から引かれるので、実質的には、賃借料を払えず未だ赤字のままです。

・あなたは、結局いくら売り上げることができたら、今月分の賃借料をきちんと支払い黒字になれるのか分からず悩んでいます。

 

あなた /(^0^)\ <困ったーー!どうしよー

 

プレ診断士の皆さま。ここでポイントなのは、以下の2点ですよ!

①事業を始めると、最初に賃借料・人件費などの、毎月定期的に支払わなければならない費用が先行して発生すること。

②商品を売り上げるのは良いが、結局手元に残る手取りの金額が賃借料・人件費分まで達しないと支払うことができない

 

つまり、売上から材料費分を支払った手取りの金額(限界利益)が、賃借料・人件費などとイコールになれば、支払わなければならない全ての費用を心置きなく支払うことができるということです。ヤッタネ!

 

ということは、さっきの図でいうと、↓な状態な訳です。

※※※ ここからが肝です! ※※※

話は戻りますが、ここでは損益分岐点売上高の公式を、丸暗記せず理解して覚えることが目標でしたね。

 

そもそも損益分岐点売上高は、損益がゼロとなる売上高のことを言います。

英語では、「Break-Even Point」

かーたん的に説明すれば、何が“Even”かというと、限界利益=固定費の状態のことです。

それを突破(break)すると、利益が出るということになります。

限界利益=固定費ということは、利益ゼロ。まさしく損益分岐点売上高のことですね。

 

では、小難しい公式丸暗記不要の考え方をお伝えします。

つまり、損益分岐点売上高は、限界利益=固定費となる売上高(ここでは「A」と置きます)を求めれば良いんですよね?(^―^)ニヤリ

イメージするために、損益分岐点売上高を計上するために販売しなければならない製品数で一旦考えてみましょう。

 

【Step1 必要数量を求める場合】

固定費が14,000円あります。

製品一つ当たりの限界利益が70円の場合、何個売れば固定費を賄えるでしょうか?

 

答えは、(固定費 14,000円 ÷ 一つ当たりの限界利益70円 = 200個)ですね。

つまり、固定費を14,000円支払うために、手取り14,000円必要で、そのためには何個売らなければならないかと考える訳です。

 

では本題!

【Step2 必要売上高を求める場合】

限界利益率はカレー屋や図の70%で考えてみましょう。

Step1では、一つ当たりの限界利益額がズバリ分かっているので良いですが、現実問題キッチリ把握することは難しいと思います。ですが、だいたい何%手取りをgetできるという限界利益率は把握できていることが多いのではないでしょうか?

 

ヒントです。

ということは、損益分岐点売上高Aに70%を掛けたら、限界利益額ですよね。

それでは、分かりやすいように基本形の式を変えてきましょう。

 

限界利益額 = 固定費

売上高A × 70% = 固定費

売上高A = 固定費÷70%

= 固定費÷限界利益率

 

あなたはカレー屋を黒字にするためにこう考えました。

「うちのカレーの採算性(=限界利益率)は、大体70%だな。

固定費14,000円回収することがノルマだから、限界利益も14,000円必要ですと。じゃあ、読み替えると0.7×売上=14,000。あーつまり、売上=20,000円稼げばいいのか!!」

 

さらに、↓の図を見てこう考えました。

 

「カレー屋で儲けたいよな。利益を280円ぐらい稼ぎたい。

ということは、手取りで稼がないといけないノルマは固定費+利益の分か。

じゃあ、(14,000+280)÷0.7=20,400円だけ、売上を確保すればいいのか!なるほど★」

 

給料の手取りの内訳が、家賃という固定費に費やされるか、それとも残って貯金になるか。

限界利益=固定費+利益 に分解できるので、それをノルマだと考えます。

ノルマ額を製品の採算性(限界利益率)で割ってあげれば、損益分岐点売上高はサクッと解けますね★

 

参考までに、私はこんな風に解いてましたよ。事例Ⅳや財務のときの参考にしてくださいね♪

 

③実務補習での使い方・伝え方

社長さんに、いきなり「御社の損益分岐点売上高は~」と報告したとしても、伝わりにくいのではないでしょうか。

社長さんの中には、日々案件を受注しようと奔走している方がいらっしゃるので、こういう単語をご存じない方もいると思います。

専門用語は一言で済んでしまうので楽な反面、知らない人にそれを言ったら会話が全く通じないという罠が潜んでいます。

 

なので私は、

「御社の場合、人件費等が現在と同じ水準のままならば、だいたい~~~円の売上高を計上すれば黒字になりますよ」

「例えば、今後経費を●円使われるのであれば、回収するには、だいたいその1.**倍の売上高が必要ですね」

と言って、社長に売上高の目安をお伝えする感じで報告しました。

 

結果、「分かった。要は~~~円稼げばいいんだね」と、すぱっと理解していただくことができました(^^)わーい★

 

報告のときは、自分のために発表するのではありません。

社長さんに理解していただくことが目的なので、目的と手段を間違えないように対応した方が良いと思いますよー★

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

しがない経理屋ですが(大学時代の専攻は全く無関係な日本文化という…)、少しでも皆さまのタメになれば幸いです(^^)

 

次回のかーたん’s ノウハウは、事例Ⅳで役立つ小技集です!お楽しみに♪

本日は夜にもう一本、関西のmimakiさんの投稿がありますので、そちらもお楽しみに♪

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内容 :
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