【2次試験攻略】与件文を読むその前に

こんばんは。梅雨なんて大嫌い、@タキプロです。
いえ、傘をしょっちゅう無くすので、いい加減嫁に怒られただけですむっ
今週も木曜の夜はコレ、2次試験攻略
これまで3回に渡って式の2次試験解答手順についてお話してきました。
式2次試験解答手順(事例Ⅰ~Ⅲ)は、
おおまかに次の9つのステップに分かれています。
今回は中盤戦突入。スピード上げます走る人
ステップ④⑤⑥です。
  ①与件文を段落ごとに区切る
  ②与件文を先頭、最終段落のみ読む
  ③設問を読んで、解答のフレームを考える
  ④全設問を通し読みして、設問の内容を頭に焼き付ける ←今回はコレと
  ⑤与件文を全部読む ←コレと
  ⑥解答のフレームを見直す ←コレ
  ⑦マーカーで印をつけながら与件を読む
  ⑧解答のフレームを決定する
  ⑨解答を記述する
■全設問を通し読みして、設問の内容を頭に焼き付ける
では、早速いきます!ステップ④走る人
設問解釈が一通り終わり、いざ与件を見に行くその前に。
もう一度全設問を流し読みして設問の内容を頭に焼き付けます
一見意味なさげですが、これとても効果あります目
受験生だった当時、解答手順に悩んでいる友人がいました。
彼が悩んでいたのは、せっかく設問解釈しても、
それに合わせて与件から抜き出しができないこと
です。
彼になにげなく、この「設問頭に焼き付け法」のことを伝えました。
彼は行動的で、すぐに手順に取り入れました。
それ以降、抜出でのミスが減り、何かをつかんだようです。
もちろん彼は合格しました。
6か月ほどの勉強期間でストレート合格した優秀なヒトなので、
他の工夫もしていたでしょうし、
この手順がなくともどのみち合格していたかもしれません。
ただ、合格後に再会したとき、
「あの手順を取り入れたのが、合格へのターニングポイントだった」
と言ってくれました。
、、、すみません、個人的に嬉しいエピソードだったので、
つい回想が長くなりましたガーン
この手順の目的は、
解釈した設問の内容をしっかり頭に入れて、
与件から的確に根拠を抜き出す、その精度を高めることです。
コレ、30秒あればできます。
おすすめなので、抜出でお悩みの方はぜひお試しくださいグッド!
■与件文を全部読む
次にステップ⑤走る人
与件文を先頭から最後まで読みます。
なんとなく読むのではなく、次の作業をしながら読みます。
  1 設問と紐付きそうなところに設問の番号を振る
  2 「課題」に、課題1、課題2と印をつける
  3 「ニーズ」に、ニーズ1、ニーズ2と印をつける
  4 その他、特徴的な接続詞、社長の思い、企業のコンセプト、違和感のある文に印をつける
流し読みするのではなく、一文一文精読する意識を持って取り組んでいました。
■解答のフレームを見直す
そしてステップ⑥走る人
与件を読んだ結果で、解答のフレームを見直します。
フレームを見直しながら、全ての「課題」「ニーズ」が解決されるか、
与件に印をつけてチェックしますメモ
重要な解答根拠の使い漏れをなくすためです。
このステップでは、他にもいくつかのことを確認します。
確認する内容は事例ごとにも違ったりするのですが、
いくつか例を挙げると次のようなことです。
 ・因果関係に漏れ、飛躍がないか
 ・設問間の関連を見落としていないか
 ・題意と解答フレームの”方向性”が一致しているか
 ・キーワードは盛り込めているか
来週は終盤、ステップ⑦以降についてお話したいと思います。
2次試験の勉強は、いくら勉強してもなかなか手応えがえられません。
自分の成長具合もいまいち分かりません。
そんな中で私は「解答手順の改善=自分の成長」と考えて、
手順探し、手順改善を勉強の楽しみとしていました。
気の持ちようですね。
みなさんも自分なりの手順探しを楽しんでくださいチョキ
では、今回はこのへんで。

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【2次試験攻略】与件文を読むその前に” に対して2件のコメントがあります。

  1. いけたん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    おそらく大変基本的な質問で恥ずかしいのですが、解答フレームとは、どういうものなのでしょうか?お手数ですが教えていただけませんでしょうか?

  2. タキプロ@中小企業診断士 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >いけたんさん
    こんばんは。黒@タキプロです。コメントありがとうございます。
    解答フレームは、文字通り「解答の枠組み」と考えてもらえればよいと思います。
    例えば、差別化について答える問題を例にすると、
    「○○○(競合の対象)に対して、×××する戦略により、△△△のニーズを取り込むことで差別化する。」
    といった具合です。
    差別化の問題でも、常に上のとおりになるわけではなく、
    設問での制約や与件の内容によって調整をします。
    他にもう一つ例を挙げると、新規事業の問題に答える場合、次の要素を組合せることでフレームを組み立てます。
     事業名、ターゲット、ニーズ、何を、どのように、どこで、効果、
     価格戦略、売上への影響、宣伝、協業先、留意点
    どれを組合せるかは、設問での制約、与件の内容によって柔軟に変更する必要があります。
    なお、フレームについては、「記述の原則とフレーム」というタイトルで、先日記事を書いていますので、
    こちらも確認してみてください!
    (その1)http://ameblo.jp/takyprofessional/entry-11002988366.html
    (その2)http://ameblo.jp/takyprofessional/entry-11011235316.html
    いけたんさんもフレームを意識した解答作り、試してみてくださいね。頑張ってください!

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