1次試験は過去問で立ち位置とギャップを知ろう

 

こんにちは、2回目の登場となります

タキプロ5期生けものみちです。

 

さて、私が中小企業診断士に興味を持ったのは

仕事での知り合いが、震災の年の4月に診断士になり

復興支援のために

毎週のように福島を走り回っていたことなのです。

 

私は里帰り出産とはいえ、

南相馬市(現原町区)の市立病院生まれ

大好きだった祖母の葬儀を震災の10日前に出しました。

(いい時に亡くなったと祖母はずいぶんほめられたな)

 

93歳で亡くなったその祖母は

南相馬の商店街では有名な看板娘で、

実に70年以上、薬と化粧品を売りまくったのですが

震災後の原発被害で衰退したその商店街の復興支援まで、

その知り合いはやってくれたのですね。

 

そのことを聞き、

『それは、俺の仕事だろう』

と、思わずつぶやいたのが

私の中小企業診断士受験へのきっかけでした。

 

 

とは言え、実際に試験勉強を始めるまでには

少し間があり

スタートは、中小企業診断士協会のホームページから

1次試験問題をダウンロードして

実際にやってみたこと。

 

最初の「経済学・経済政策」を解いてみたら

これが予想外に出来て、56点の結果だったのです。

 

それで、おめでたいことに、

『まったく勉強しなくて56点取れるならば

少し勉強すれば合格出来るに違いない』

と考えてしまったわけですな。

いやはや甘いですねえ。

 

 

平成24年度の「経済学・経済政策」は

全科目で最も合格率が高い(25%)、

やさしい問題の年でした。

 

もしも、最初に取り組んだのが

難解で合格率がわずか2%だった

平成25年度の「経済学・経済政策」だったら

きっと30点も取れずに

受験をあきらめていたんじゃないかなあ。

 

まあこのあたりは、めぐり合わせであるとしか

言いようがないのだけれど。

 

 

それでも、中小企業診断士試験に

少しでも興味がある人は

とりあえず自分の得意そうな科目の

過去問を一度やってみればいいと思います。

それによりイメージが一気にふくらむので

あれこれ考えてみれば良いですよ。

 

 

さて、最初の高得点に気分を良くした私は

24年度の1次試験全科目を順番に

解いてみることにしまして、

その結果は以下の通り。

 

経済学・経済政策  56点

財務・会計     48点

企業経営理論    55点

運営管理      45点

経営法務      32点

経営情報システム  40点

中小企業経営・政策 60点

平均点       48点

 

中小企業経営・政策はギリギリ合格だけど

経営法務は足切りですね。

 

中小零細企業を25年も運営しているのだから

経験則や一般常識で合格出来る科目もある半面

知らないものはわからない、と考えたなあ。

 

それでも、勉強スタート前に

合格点が取れる科目があるのは

実務経験で七転八倒している

アラフィフオヤジのアドバンテージなので

これを生かさない手はないなと。

(私が40歳以上のオヤジに受験を勧めるのは

これがあるからです)
そして、平均点で12点足りないのだから

このギャップをどうやって埋めるかが問題で

自分にその可能性があるのかどうか?

 

ギャップが12点なら、1問4点の配点として

あと3問正解すればいい訳で

何とかなるかもしれないと楽観的に考えて

1次試験の勉強を開始したわけですな。

客観的に見て、甘い考えなんだけどね。

 

 

でも、自分の立ち位置(48点)を知り

ゴール(合格ライン60点)までの

ギャップを明確にして、

それを埋めることに専念するのは

目標達成への考え方としては

間違っていないと思います。

 

私は52歳になるまで、

ずっとそうしてやってきて

周りから見たら最少の努力

何とか結果を出してきましたから。

もちろん、目標達成への

方法論は人それぞれですけどね。

 

 

定期的に自分の立ち位置を知る努力をする

ことはすごく重要だと思うなあ。

 

例えば、1次試験の問題を

3年分やってみたら

自分の得意科目、不得意科目もはっきりする

合格までに埋めなければならない

ギャップもイメージ出来ると思います。

 

ギャップがはっきりしたら

あとは、それをいかに埋めるのかを

考えればいいわけだから

 

逆に2次試験の場合は、

自分の立ち位置(得点)がはっきりわからないから

困ってしまう訳なんですけどね。

 

 

最後につまらないことですが

過去問を解く時は、市販の問題集を使わずに

診断士協会のHP等からダウンロードして

本番と同じサイズの問題にチャレンジすることを

おすすめします。

 

慣れとはおそろしいもので

問題用紙に慣れると

本番の時もすんなり試験に入ることが

出来ますよ。

 

そのためには大量の用紙が必要になるので

裏紙の確保が大変だったけど

それだけの価値はあると思うなあ。

 

一見してつまらないことの積み重ねが

最後に思わぬ効果を

生むような気がするんですよね。

 

 

 

タキプロ勉強会のお知らせ


【今後の予定(東京)】

◆日時・場所
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・4/23(水) 19:00~21:30  京橋区民館  題材:H24事例3

◆会費 :500円

お申込みはこちらから

*題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。
*問題を忘れずに持ってきてください(自分で確認用)。
*お釣りが出ないようにご用意ください。
*一次試験対策も5月以降検討中です。ご要望あればコメントください。
*時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

 

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