「逃げちゃダメだ」1次企業経営理論 byガンジ

こんにちは。ガンジです。(自己紹介はこちら
皆さま、コロナウイルス大丈夫ですか。まずは、コロナウイルスの影響を受けられている方々にはお見舞い申し上げます。

自分もスタートアップのファイナンスの現場にいて、中小企業の環境の激変により、資金調達の相談が爆増していて、年度末以上の忙しさで目が回る状況です。

もともと4月末までもたない資金ショートが間近な企業に加え、年末まで確保済の資金に余裕がある企業も早めに手当てをするために、感覚的に3倍程度の相談があり、日本経済としても大変な状況だと実感しています。今後さらなる危機的状況を回避するためにも、より金融の円滑化に寄与していきたいと思います。

衛生面でも、これ以上の感染拡大を避けるため、手洗い・うがい、外出自粛など、できることはみんなで頑張りましょう。

 

さて、今回は1次試験の企業経営理論を採り上げます。

企業経営理論ってどんな科目か、おさらい

  • (1)経営戦略、(2)組織論、(3)マーケティングの3つの領域で構成
  • 2次試験では、事例Ⅰは「組織を中心とした経営戦略に関する事例」として、(1)・(2)の領域から、事例Ⅱは「マーケティング・流通を中心とした経営戦略に関する事例」として、(1)・(3)の領域から出題される。
  • 第1日目の午後1時間目。配点は他科目と同じで100点だが、試験時間は90分と長い(90分はこの企業経営理論と運営管理、中小企業経営・政策だけ)。

 

中小企業診断士を目指す受験生のほとんどは企業経営に強い関心を持っているでしょうし、企業経営理論は過去問を解くことから楽しく勉強できる科目だと思います。

自分も1次試験の勉強は楽しくやっていました。でも「企業経営理論の学習内容は、2次試験の出題内容と密接なかかわりがあるので、2次試験を意識した学習が必要」と、解説本などには書いてあるものの、どう意識したらよいか考えたことはありませんでした。

しかし、1次試験の勉強から2次試験でどんなことを問われるかを考えて勉強していれば、2次試験がもっと楽になったと思うので、これをお伝えします。

 

意識して勉強するのは、まさに”経営理論”

まず、2次試験での問われ方をみて下さい。

令和元年度2次試験 事例Ⅰ 第2問
A社長を中心とした新経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その背景にあるA社の企業風土とは、どのようなものであるか。100字以内で答えよ。

「企業風土」についてどう答えるべきか。2次試験の答えの骨子は過去の1次試験にありました。「企業風土」というワードそのままは過去10年間の1次試験になかったですが、近いものとして「組織文化」について過去の1次試験の問題文に以下のものがあります。

平成25年度1次試験 第10問 設問1 選択肢エ
創業者とその一族の経験した過去の事業戦略の成功が、現在の戦略上の失策の原因になっているのに、誰も認めようとしない。(→正しい)

2次試験は約3頁の与件文で大量な情報が与えられ何を書くべきか迷うのですが、「組織文化」についてのこの正しい選択肢の文を、事例Ⅰ第2問に適用すると、
「過去の成功体験に縛られ、古参社員が抵抗勢力となり、現状維持志向の企業風土」(36字)
という骨子が作れると思います。

 

事例Ⅰからもう一つ。

令和元年度2次試験 事例Ⅰ 第4問
新経営陣が事業領域を明確にした結果、古い営業体質を引きずっていた A 社の営業社員が、新規事業の拡大に積極的に取り組むようになった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。

「組織文化」に関係するこの問題に対し、過去の1次試験の問題文にあるものは、

平成27年度 第21問 選択肢オ
組織が成熟段階に達し、パラダイム・レベルでの深い組織文化の変革が必要な場合には、首脳陣の大量交代や組織構造の再編成などの方法が有効である。(→正しい)

これを適用すると、
「定年目前の高齢者の人員削減により、従業員年齢を引き下げ、組織を活性化した」(36字)
という骨子ができます。

 

つまり、1次試験の問題文(正しい文)は即ち2次試験で問われる”経営理論”であり1次試験に出てきた”経営理論”を整理・理解して、2次試験はそれを応用できることが求められていると言えます。

 

事例Ⅱでは、”経営理論”が事例Ⅰのように直接的に答えを導くことは少ないですが、”経営理論”をベースに答えを考えることになります。

令和元年度2次試験 事例Ⅱ 第1問
小型ショッピングモール開業を控えた2019年10月末時点のB社の状況について、SWOT分析をせよ。各要素について、①~④の解答欄にそれぞれ40字以内で説明すること。

この「SWOT分析」に対し、過去の1次試験では、以下の問題文が出ています。

平成29年度1次試験 第31問(設問3) 選択肢イ
SWOT分析は、組織の内部環境の把握に限定した方法であるが、自社の強みと弱み、機会と脅威のそれぞれを構成する要素を整理するために有用である。(→正しい)

「SWOT」なら分かっているよ、という方も多いと思いますが、事例Ⅱでもこうした”経営理論”をベースに、与件文から答えを導き出す、という点は同じですね。

 

まとめ

  • 過去の1次試験の問題文(正しい文)を、2次試験に出てくる”経営理論”として整理しながらインプットすると、2次試験が楽になるはずです。
  • もちろん「組織構造」や「成果主義」など2次試験で頻出の”経営理論”から整理していった方がよいのですが、それは2次試験の勉強に入ってからでもよいと思います。

1次試験の勉強は、問題を解いて答え合わせしてただけのため、2次試験で苦労した自分が、こうしておけばよかったと思う一番なので、ご参考になれば幸いです。

 

明日は、「ケイン」さんから2次 事例Ⅳについてです。どうぞお楽しみに!

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