原則主義と細則主義

 

おはようございます、ドリフト診断士こと山口です。
原則主義と細則主義

IFRS(国際財務報告基準)と日本の会計基準
には大きな違いがいくつかありますね。

原則主義と細則主義の違いもその中の一つです。

原則主義とは、おおまかな原理原則だけは決めておくが、細かい規則や数字基準は示しません。

細則主義とは、会計処理上でいろいろな局面でのルールや基準を詳細な規定であらかじめ決めておきます。

診断士試験勉強においては、
1次試験が細則主義
2次試験は原則主義
を意識すると良いのではないでしょうか。

1次試験は試験科目が7科目に及び、
広範囲でしかもある程度深い知識を要求されます。

細則主義的アプローチでは
試験科目ごとのルールや基準などの詳細を理解する
必要があります。

出題範囲・出題傾向・出題頻度・カテゴリ別難易度
等の情報が該当します。

そのような情報はどのような組織が収集・管理
しているでしょうか。

そうです、
大手受験予備校です。

大手受験予備校が発行する参考書や過去問解説などには
1次対策の受験テクニック(細則)が満載されています。
講師のレクチャーを聞いていると、「この問題は一切復習
する必要はありません。この分野は勉強する必要ありません。」
など効率的に合格するためのノウハウを提供してくれます。

最低限の勉強量で1次突破を目指すなら、
大手受験予備校のノウハウは必要不可欠な情報だと思います。
(決して大手予備校の回し者ではありません)

2次試験はどうでしょうか。

過去の事例問題は蓄積されていますが、
解答は公表されませんので、
原則主義的なアプローチを採用せざるを得ないのでは
ないでしょうか。

原則主義はおおまかな原理原則だけが決められています。
では、2次試験における原理原則とは何でしょう。

私は
・問われたことに対し、
・与件や設問の情報を頼りに
・問われたように
・わかり易く解答する
事だと思っています。

合格に近づくためにはその精度を高める必要があります。

受験予備校はそれぞれ特徴のある解答プロセスを編み出し、
解答欄に記述する文章の抽象度もそれぞれです。

たくさんの受験予備校の解答フローを勉強してきた
多年度経験者の私が出した答えは、
「2次試験はどこの予備校で勉強してもいっしょ」
という結論でした。
(決して予備校批判論者ではありません)

余計な回り道をしないためにも
自分が信じた解答フローを一途に愛し、
解答の精度を上げることに全力を注ぐ
事が大切だと思います。

あくまでも私個人の意見ですが、
2次試験においては予備校はどこでもいいと思っています。

・問われたことに対し
・与件や設問の情報を頼りに
・問われたように
・わかり易く解答する
これを徹底的に叩き込んでくれる、
講師や先輩合格者に巡り合うことが大切だと思います。

もちろん、自分の解答を客観的に評価するプロセスを
日常の2次試験勉強に組み込むことは絶対に必要です。

頑張ってください!


タキプロ勉強会のお知らせ

【今後の予定(東京)】

・7/7(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H21事例3&1次対策(運営&法務)

・7/11(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H21事例4&1次対策(財務)

・7/25(木) 19時~21時半 新富区民館 1次試験対策(相談会)

・7/28(日) 9時半~12時 八丁堀区民館 1次試験対策(相談会)

*2次試験対策では、すべての設問を議論の対象とすることは時間の都合上できません。なるべく受験生の希望を反映するため、参加申し込み時にディスカッションをしたい問題をご記載いただければと思います。
また、題材の事例について事前に解答を作成し、5部程度コピーをお持ちください。
*1次試験対策を希望される方は、参加申し込み時に対策をしたい科目と、どのようなことをしたいかを簡単にご記載ください。

お申込みはこちらから

勝手ながら各回とも開催日前日の0時に申込みを締め切らせていただきます。

〆切後に参加を希望される方はメールにてお問い合わせください。
お問い合わせ先:takipro2010(あっと)gmail.com

====================
皆様の応援がタキプロの原動力となります。
ぽちっと押して、応援お願いします♪

====================

Follow me!

原則主義と細則主義” に対して2件のコメントがあります。

  1. 1~2回で合格した講師は、1~2回目の受験生に教えるのに適していますが、多年度受験生に教えるのはまず無理です。じゃじゃ馬な多年度受験生は、彼らのキャパを超えているからです。それゆえ多年度受験生には、多年度合格者が講師として適していると言えます。そりゃそうです。1回で合格した人が、4回目の人に教えるのって普通に考えて不可能ですよ。

    それと、山口さんがそうであったように、1対多ではなく、1対1で教えてくれる人に巡り合うことは、受験生のみなさんにとって、たぶん間違いなく困難です。

    だからタキプロセミナーという流れになるんでしょうね。と、先輩合格者は補足させて頂きます。

  2. 山口 より:

    先輩合格者さん、コメントありがとうございます。
    リンク先のブログ拝見しましたので誰だかすぐに判りました^^;
    その節は大変お世話になりました。確かに1対1の関係を構築する
    のはとても困難ですよね。「だからタキプロ」ありがとうございます、
    おっしゃる通りです。タキプロメンバーは多様な属性を持った合格者が、
    自発的に受験生支援をおこなっています。金銭的報酬はありませんので
    純粋に受験生のために活動しているので常に主役は受験生です。
    悩みを抱える受験生がいらしゃいましたら、ぜひタキプロを活用
    して下さい^^

先輩合格者より へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です