簿記、苦手!!な人へ。まずは、大枠で捉えるbyしふぉん

読者のみなさん、こんにちは。
タキプロ13期のしふぉんと申します。
これからどうぞ宜しくお願い致します!

前回の1次試験 財務・会計のテーマでは、しんたさんが、「設備投資の経済的効果(正味CF)」の計算方法について書かれていましたね!
今回は、簿記が苦手・初めて学ぶという方へ、お話をしていきたいと思います。

勉強開始当初は、苦手意識のあった財務・会計。。。
それでも、だんだんと理解できるようになれば楽しくなります!

細かい仕訳のやり方もある程度知る必要はありますが、
まずはざっくりと、大きな枠で流れを捉えられるようになると理解が深まります。

財務・会計は、1次試験の後の2次試験や、その後の診断士活動においても役立つ科目だと思いますので、少しでも苦手を克服していきましょう♪

■はじめに

まずは、自己紹介です。

年代/性別:30代 女性
職種:税理士事務所職員
受験歴:1次2回、2次2回
勉強時間:1次500時間、2次200時間
勉強方法:独学
得意科目:1次/経営理論・経済、2次事例Ⅱ

私は、大学は経営学科卒だったので、経営学など多少知識はありました。また、簿記3級は持っているという状態での試験勉強開始でした。でも、ザ文系なので、数字は苦手・・・財務・会計は、得意科目ではありませんでした。
私の場合、はじめは細かい仕訳のやり方はなんとなく理解していたのですが、財務諸表全体像はあまり分かっていなくて、全体像を理解することでより分かりやすくなったように思います。
そういった背景から、今日は財務諸表全体像についてを中心にお話していきます。

ちなみに、私は勉強開始後に会計知識を深めたかったのと、リアルな会社の姿をたくさん知るために税理士事務所に転職しました。必ずとれる方法ではないと思いますが、学びやすい環境に身を置くのも一つの手段です。

■貸借対照表を会社の活動の流れから理解しよう


財務3表は会社の活動の結果の動きを表しているので、その内容から会社の様子を想像できるようになるのが望ましいと思っています。
まずは会社の活動をイメージしてみましょう!

資金調達

投資
 ・商品の仕入れ
 ・工場や機械など生産設備を整え、製品を生産
 など

収益
 販売して利益を得る

という流れを繰り返しています。

その流れの、ある時点での状態を表しているのが、貸借対照表です。

右側(貸方)は「どこから資金調達したのか?」を表しています。
たとえば、
・銀行借入(負債)
・株式発行して得た資金や、事業を通して得た利益(純資産)
ということになります。

左側(借方)は、「何に投資したのか?」ということを表しています。
資金調達をして投資した結果、今何を持っているのか、ということですね。
たとえば、
・現預金(流動資産)
・商品(流動資産)
・土地や建物(固定資産)
・備品 (固定資産)
などです。

資金調達をして、投資を行い、事業活動をして出た利益がまた自己資本になるという流れになっています。


長くなってしまうので、ここではあまり詳しくは書きませんが、
その利益を計算するのが損益計算書ですね。
1事業期間の収入と費用を表したものが損益計算書です。

また、損益計算書では実際に現金の出入りがない費用や収入があるため、
キャッシュフロー計算書で、現金の出入りを計算します。

まずは、この流れを掴んで下さいね。

■ざっくりイメージから仕訳をする


実際に仕訳をするときは、右側(貸方)・資金調達左側(借方)・投資した結果をイメージしながら、対応するものが増加するときは同じ側減るときは逆側に入れると考えると分かりやすいです。

また、損益計算書で計算する収入費用は、
収入は、持っている資産を増やす  資産(+) / 収入
費用は、持っている資産を減らす  費用   /  資産(-)
と考えます。

簡単な具体例を挙げておきます。
例)売上を現金でもらった
投資した結果、現金(資産)が増加した
→左側(借方)が増加する
 現金 / 売上

例)備品を減価償却した
備品(資産)が減って、費用になる
→右(貸方)に資産
 減価償却費 / 備品


比較的よく問われる本支店会計も同じように考えてみましょう。

たとえば支店から見た場合
本店が支払ってくれた代金=本店から資金を借りている(負債)
本店の分を支払った代金=本店に預けている(資産
といったように考えると、仕訳しやすくなるのではと思います。

■過去問を解こう

イメージができたら、あとは慣れです!
どの科目でも同じですが、過去問を何度も解いて、パターンをつかんでいきましょう。

苦手な科目ほど、1年分まとめてやるよりも、たとえば5問ずつなど小さく分けて、まずは3回程度繰り返すのがおすすめです。
そのくらいの量だと、この前解いたばかりだし、覚えてるわ!という状態になるかと思うのですが、それでOKです!
分からないとやる気が低下して、効率も下がるので、狭い範囲で繰り返して「わかる!」を増やすと、断然進めやすくなります。

特に独学の方におすすめなのですが、
分からないところがあったら考えすぎずに、解説やテキストを見たり、ネット検索等して腑に落ちるまで調べます。
あえて複数の解説を見たり、調べることで、より記憶に残り、知識が定着しやすくなりますよ。
また、関連する書籍を読むこともおすすめです。
テキストだと難しいことも、わかりやすく読みやすく工夫されている簿記やファイナンスに関する書籍もたくさん出ているので、問題に向かう勉強時間以外の隙間時間や電車に乗っている時間等を活用して読書するのもいいですよ!

それでは、
次回はちーこさんの登場です。
お楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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