【2次合格のポイント】自分の解答プロセスを確立する(その1)

皆さん、こんにちは!
月曜日担当の、はっしー@タキプロです

今週からは、自分の直前期の経験から2次筆記試験合格に役立ったポイントを、お伝えしていきます。

まず今回は、自分の解答プロセスの確立 これはゴルフで例えれば、打つ前にボール後方に立って、風向きやコース形状などから方向を決め、素振りを2~3回行い、構えて打つ、その一連のルーティンに似ています。つまり自分なりのプロセス(=「フォーム」)を決めて問題に取り組むことにより、気持ちも落ち着き、安定したレベルの答案が書けるという効果が得られる点が重要で、本番で初見問題のプレッシャーに負けず、80分で解き切るための必須スキルだと思います。

もちろん事例問題攻略には「フォーム」だけでは十分でなく、「体力」も必要。特に、①1次知識による切り口の引出しを増やし、使えるようにしておくこと、②財務問題の計算力を落とさないこと、の2つは本番まで毎日計画的に取り組んでください

解答プロセスの話に戻りましょう。私の解答プロセス(事例Ⅰ~Ⅲ)はこんな流れでした。「ふぞろい」やAASの合格者体験記などから80分のタイムマネジメントを色々読み比べ、しっくりくるものを選び、自分なりのアイデアも入れて固めていきました。

  1. 設問文を読み、各設問が要は何を聞いているかを把握する(問題用紙の余白に、設問ごとに簡単にメモ書き)                       
  2. aのメモ書きを手元に置いて与件読み。SWOTや経営理念などをマークしながら、事例企業がどのような方向性を目指しているか  (=戦略ドメイン)を掴む(与件読み1回目)
  3. 次に、与件文の設問に関連している個所をチェックしながら詳しく読む(与件読み2回目)
  4. 1次知識・白書知識を活用して切り口を考え、多面的に分析する
  5. 与件の表現、語句を使いながら、各設問の余白へ解答骨子をメモする。その際、bで掴んだ戦略ドメインとの整合性に留意する
  6. 設問の解答骨子を書き終えたら、もう一度全体をざっと読んで、内容の整合性を確認(ここまでで40分)
  7. 解答欄に記入開始(残り40分)

この手順を80分で収まるように過去問で何度も繰り返し、自分の解答プロセスを定着させました。私の場合最も苦労したのは、a~fをいかに40分で終え、解答を書くgに40分を確保するかという点だったので、初見問題対策として、月刊誌の「企業診断」に連載されている模擬事例問題で、a~fの部分だけを40分で終える練習もしました(通勤時間や昼休みを使うとちょうどよい長さです)。

解答プロセスは合格者それぞれで色々な型があるので、自分に合ったやり方を早く見つけて下さい。定着までに試行錯誤があるかもしれませんが、焦らずに。私も最終的に固まったのは9月後半だったし、まだまだ十分に間に合います! ただどのようなやり方をとるにせよ、

  • 多面的な視点で分析する
  • 戦略ドメインとの整合性には常に注意する
  • 解答は与件から離れない
  • 解答を書き始めたら迷わない(迷っている暇はない)

といった基本原則は忘れないでください。

プロセスの重要性は分かったけど、そもそもどうやったら与件読み、設問と与件のひも付け、解答骨子の文章への落とし込み等々、それぞれのスピードを上げられるんだ、とお悩みの貴方! 私も最後まで苦しんだ一人だったので、その点についてのヒントは次回に。

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タキプロ勉強会のお知らせ 【今後の予定(東京)】

・8/25(日) 9時半~12時 中央区立産業会館 題材:H24事例2

・8/29(木) 19時~21時半 中央区立産業会館 題材:H24事例3

・9/8(日)  9時半~12時 堀留町区民館 題材:H22事例1

・9/12(木) 19時~21時半 京橋区民館 題材:H22事例2

・9/22(日) 9時半~12時 京橋区民館 題材:H22事例3

・9/26(木) 19時~21時半 八丁堀区民館 題材:H23事例1

*8月の勉強会は初学者と経験者でテーブルを分けて実施の予定です。 *初学者の方はできれば題材の過去問を解いて解答を作成ください。難しいようであれば過去問に目を通しておくだけでも結構です。 *経験者の方は題材の過去問を解いて、解答のコピーを8部 ご用意ください。 *時間の都合上、全部の設問を扱うことはできません。あらかじめご了承願います。

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