「知識」と同等に二次試験に必要なもの~大事故を回避するために

こんばんわ。やなちゃん@タキプロ6期です。

前回は、知識のお話をしましたが、今回は知識と同じぐらい二次試験に必要なものについてお伝えしたいと思います。

さて、「知識と同等に二次試験に必要なもの」とは?

一般的には、「読む力」「書く力」といわれるかと思いますが、わたしは、「想像力」だと思っています。
「想像力」活用して、二次試験を解くことで、質問の意図とは全く異なる解答をしてしまう大事故を回避できます。

たとえば、昨年の事例Ⅰを例にとってみます。

平成26年度 事例Ⅰ 第5問
A社は、若干名の博士号取得者や博士号取得見込者を採用している。採用した高度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させていくためには、どのような管理施策をとるべきか。中小企業診断士として100 字以内で助言せよ。

「知識」を持っていると、人材の管理施策→業績連動型でモチベーションの維持、貢献度合いに応じた適切な評価制度の構築などと飛びつきたくなりますが、ここで少し想像力を働かせてみます。

設問において管理施策の対象は、「高度な専門知識を持つ人材」であり、彼らは研究職にあたります。研究職、研究って、どんなイメージですか?

わたしは、長い年月をかけて、成果を出す仕事のように思っています。研究の過程には成功もあれば、失敗もたくさんあるような気がします。
では、長い年月をかけて成果を出す仕事の人、成功以上に時に失敗の多い仕事の人を、業績や貢献度合いに応じて評価したらどうなるでしょうか?
なかなか成果が出にくく、貢献するまでにも時間がかかる研究の場合、成果が出るまで、売上への貢献していないとみなして評価してしまうと、いうまでもなく、モチベーションは維持できなくなるでしょう。
そう考えると。業績連動型や貢献度合いに応じた評価は彼らにとっては、意欲の向上どころか、低下すら招きかねません。
とすれば、この切り口はおそらく解答で求められているものではなく、他の解答の切り口を探すことになります。

問題文から、「知識」による解答の方向性が見えたとき、この事例では本当にそうなのかと、事例のなかに登場する状況を想像してみてください。そんなに深追いする必要はありません。「知識」により見えてきた施策を事例の会社の社長が受け入れてくれるか?管理施策であれば、その対象者からの反発はどの程度発生するであろうか?発生するのではあれば、もう少し小さい反発で行える施策はないのであろうか?これらを想像して、うまくいけそうだと思えれば、きっとそれは求められている解答に近いものだと思います。

ちなみに昨年の事例Ⅱでも、同じように想像力を働かせて、飛びつきを回避できそうな問題がありますよ。

 

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