2次試験「書く」の攻略2【by Terukin】

皆さん、こんばんは。Terukin@タキプロ6期生です。

 2次試験の受験日(10月25日)まで、あと10日となりました。受験される方は、順調に準備は進んでいるでしょうか。

 合格者の中には、時として「試験日を前にして、神がおりてきて、急に目の前が開けたように合格への道筋が見えた」というようなことをいう方がいらっしゃいます。

 私自身は、そうした体験はなかったのですが、「これってもしかして合格につながる、とっても重要なポイントかも」というような気付きを得られた経験はあります。それは「全部で5つ」あり、この5つのポイントに気づけたために合格につながったと今でも思っています

 そのポイントは、いままで、そして、今回のブログの記事に「すべて含まれて」います(5つにまとめていないだけです)。

 受験直前まで、こうした重要な気づきはありますし、この時期の伸びは相当に期待できるものだと思います。合格を目指して頑張りましょう

 さて、ブログのほうは、2次試験の解答プロセス「読む」「考える」「書く」のシリーズの最終回です。長きにわたってお付き合いくださり、ありがとうございました。

■読む
 ・設問を読む
 ・与件本文を読む
■考える
 ・設問と与件文の対応づけ
 ・経営戦略を考える
 ・解答構成を考える
■書く
 ・書く(考えながら書く/意識すること)
 ・最終チェック

 今回は、「書く」のプロセスの最後です。「書く」のプロセスは、「解答骨子」がきちんとできている場合は、ほとんど焦る必要はありません。解答骨子ができていれば、あとは、丁寧な字で書き起こせばいいだけです。そうなりたいものですね。

 しかし、なかなかそうはいかないと思いますので、そのあたりの対策についても少し触れたいと思います。

 

 採点者に「考えさせない」解答を意識しよう

 2次試験の採点は、非常に負担がかかります。数千枚の解答を見る必要がありますし、「得点の開示請求」をすると、きちんと得点がつけられていることもわかりました。
 したがって、時間をかけずにできるだけ公平に正しく採点するために、採点者がみているポイントが必ずあると考えられます。

①「与件」が使われていると採点者が考えなくてすむ

 与件文は、採点者と受験者の共通認識です。与件文が適切に使われていると「事例企業の社長(採点者)が自社のことだとすぐにわかる」「読んだときに理解するまでの時間が短い」「事例企業のどこに注目しているか明確」といったメリットがあります。

 解答されている内容は「なんとなくあっていそうだが、本当のところどうなのか、よく考えてみないとわからない」「それを考えるのに時間がかかる」という場合、採点者に負担がかかりますし、一般論のように感じるかもしれません。

②「構成」がわかると考えなくてすむ

 「問われていることが主語になっている」「結論がはじめに書かれていてその根拠が複数述べられていて説得力がある」「述べられている内容が因果で書かれていて論理的でわかりやすい」といったことが重要です。

③「課題」との繋がりが明確

 事例企業には、解決すべき課題があります。その課題が解決されているのかを採点者は確認したいはずです。課題が解決されているかは、きちんと書いてアピールしましょう。

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「有益な内容」を解答しよう

①一般論に終始しない

 解答は、「事例企業にとって」自らのこととして、響く内容を解答しなければなりません。したがって、一般論のみを解答すると事例企業には、響かないと考えるべきです

②過去問の解答や自分の経験にすがらない

 課題に対する対応策がなかなか思いつかない場合に、「過去問の解答」や「自分の経験」にすがってしまうことがあると思います。しかし、これは非常に危険です。思いつかない場合でもなんとか、与件文からヒントを探す努力をしましょう。

③得点につながらない文章は書かない

 160字や200字を記載する設問が出題され、書くことが定まらない場合の字数稼ぎとして、なくても良い文章を書いてしまうことがあります。しかし、これはあまり意味がありません。書くべき内容があるからこその長文の出題であると考え、時間の許す限り、解答骨子をきちんと作って、必要な内容を書きましょう

 

「意識を持つ」だけでも解答はよくなる

 解答すべき内容が見つかり、解答骨子もすぐにできてしまう場合は良いのですが、そういうことばかりではありません。書くことがまとまらないと、非常に苦しい時間を過ごすことになります。
 精神論ではありますが、次のような気持ちや意識を持っているだけでも結果に違いがでてきます。是非、最後まであきらめないで、1点にこだわってください。

①強い気持ちを維持する

 苦しいときほど、「絶対解答を見つける」「絶対いい解答をする」「絶対に合格する」と自分に言い聞かせてください。不思議と持ちこたえられるものです。

②どうしてもわからなかったら・・・

 仮置きでもよいので余白に書き出してみることも対策の一つです。書くと脳が活性化しアイデアが出ることがあります。また、わからない問題に執着しすぎないようにします。別の問題を解答しているうちにわからなかった問題の解答が浮かぶことがあります。

③急いでいる時ほど、丁寧に書く

 急いで解答を書きなぐっていると、どんどんと焦りが増して、書き直しが多くなってしまうことがあります。急いでいるときほど、一旦心を落ち着かせて、丁寧に文字を書いてみてください。そんなに時間は変わらないものです。
 また、書き出す前に、空欄を指で追って、文字数をチェックしてみてください。意外と字数内に収まるように書けることがあります。

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「事例Ⅳ」のタイムマネジメント

 今回、「読む」「考える」「書く」の書くプロセスを書いてきましたが、そのほとんどは、事例Ⅰ~Ⅲに関する内容でした。基本は、事例Ⅳでも通用するものですが、80分タイムマネジメントは、計算問題がある事例Ⅳでは、事情が異なります

 事例Ⅰ~Ⅲでは、大きく「読む」「考える」で40分、「書く」で40分ですが、事例Ⅳでは、およそ以下のように考えます。

  1. 「読む」(与件本文はじっくり、設問はざっと):10分
  2. 「優先順の決定」(設問の取り組む順番を決める):5分
  3. 「時間配分の再検討」:60分経過時点

 事例Ⅳは、よほど、得意であるか、わかる問題ばかりが出ない限り、時間が足りません。したがって、「配点にも注意を払いどこで得点するか」「経営分析、記述問題、計算問題はいつ取り組むか」の判断が得点を大きく左右すると考えてください。

 設問に取り組む順番を決めたら、60分経過までは、とれる設問から順に取っていきましょう。そして、残りの20分で、改めてどこが勝負どころなのか、解けていない問題に取り組むのか、見直しを優先するのか、そういったことを判断していきます。

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学習というよりは「トレーニング」

 2次試験で使う知識はさほど多くありません。1次試験のように学習をする、というよりは、「トレーニングを積む」といった表現のほうが適切かもしれません。2次試験では、経営コンサルタントとしての現場での瞬発力のようなものが必要です。

 これは、地頭のよさや、日々の仕事での鍛錬によって初めからできている人もいます。そうでない場合は、「トレーニング」が必要です。

  1. 事例Ⅰ~Ⅲの「解答骨子」を作るまでを繰り返し練習
  2. 事例Ⅳの計算問題の訓練
  3. 普段からアイデア出しや短時間での論理的な説明
  4. あるキーワードから連想できる内容を増やす、学んだ内容の想起

 こうした「トレーニング」を日々実施してみてください。

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 以上で、2次試験の解答プロセス「読む」「考える」「書く」のシリーズ(全10回)は完結です。

 思い起こせば、もっと丁寧に書いておきたかった箇所もいくつかあります。もしも別な機会があれば、そうした箇所も取り上げてみたいと思います。

 次回は、10月29日(木)の登場になりますので、2次試験は終了しています。口述試験対策か、次年度に向けての始動か、はたまた、試験対策に限らないことか・・・。どんなことを書くかは、これから思案したいと思います。

 

それではまた。

Terukinのプロフィール:

いわゆる「多年度受験」で2次試験は5回目にしてようやく「2014年度「中小企業診断士」に合格。1次試験の受験回数も数知れず。「合格するまで受験する」ことを信条に、モチベーションを維持し続けた。多年度受験で苦労している受験生にどのようにして合格に至ることができたのか。自身の経験から参考になることを伝えたいと考えている。

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