【さむのブログ】難しい問題ほどシンプルに捉えて無難に点を取る方法とは?

おはようございます。いよいよ超直前期!そろそろ日々の勉強生活の中にもピリピリとした緊張感が漂ってくるころでしょうか?
さむ@タキプロ6期、31回目の登場です。

2次試験の本番ではみなさんが想像している以上に緊張し、ほんのちょっとしたことで頭が真っ白になります。
難しい問題に直面して考えても考えても何も書けず時間だけが過ぎていくような状況になると、取り返しのつかな状況にもなりかねません。

僕は難しい問題であればあれるほど深追いせず、シンプルに解答構成を組み立てて無難に点数をとっていく戦略が必要になると考えています。
これが出来れば、まだまだこの時期からでも5点、10点と点数を上積み出来ると思います。
今日は、その具体的な方法についてご紹介します。
その方法はこれです。

SWOTで解答構成を組み立てる

またそれかよ、という声なき声が聞こえてきそうですがやっぱりとても大事なことだと思いますので、今日は例を挙げてご紹介します。

みなさんは、平成26年度事例Ⅲの第4問を解いたことはあるでしょうか?平成26年度の2次試験の中でも屈指の難易度を誇る問題なんじゃないかと思います。
今日はこの問題を、シンプルに捉えてSWOTで解答性を組み立ててみたいと思います。

さて、平成26年度事例Ⅲ第4問はこんな問題でした。

C社社長は、主要取引先X社で進められている国内部品調達先の集約化の動きに対応して、X社との取引を進める一方で、X社以外の販路開拓を行う方針である。この方針を実現するためには、中小企業診断士としてどのような提案を行うか、C社の経営資源に注目して160字以内で述べよ。

まず、与件文を読む前に問題文を読んだときに想定することはこんな感じでしょうか?

  • X社以外にターゲットを決める必要があるな。ターゲットが決まらないと提案のしようがない。
  • X社と競合する提案はできないな。
  • 題意は「提案」だが、とても曖昧だ。160字と字数も多いので文章構成を組み立てるのが難しそう。
  • 経営資源に着目するんだから、人・モノ・金・情報・ノウハウに注目しよう。

与件文を読んでまずびっくりするのが、X社以外のターゲットってなによ?ってことかと思います。それっぽいのは、海外の精密機器メーカーあるいは、X社の顧客である精密機器メーカーぐらいしかありません。

X社の顧客である精密機器メーカーに対して販路開拓すると、X社との関係を悪化させることは明らかなわけで、多くの方は混乱したんじゃないかと思います。僕もそうでした。

こんな時に僕が考えたことは「こんな問題こそSWOTだ」です。

与件文を読むと分かると思いますが、SWOTの中でも機会と脅威はとても曖昧で何が機会で何が脅威なのか分かりにくい。一方で、強みと弱みは第1問で問われていてある程度明確です。

くどくど考えて仕方なので、シンプルに強みと弱みの羅列でもよいと割り切りました。第1問で問われているのにかかわらずです。
「提案」ってなんだろう?と時間を費やしてしまうとこのような考え方は出来ないですよね。

特に第1問で弱みとして営業力を指摘できていれば、第4問でもこの論点をかぶせて、「販路開拓の強化を図る」のように文末もきれいに決まるはずです。

本当に時間がないのであれば、強みと弱みを列挙するだけでも結構な点が稼げるんじゃないかと思います。
ちなみに、僕の再現答案はこんな感じ。比較的時間に余裕があったので、字数を埋めるためにいろいろリスク回避できたかもしれません。

提案内容は①C社の強みである超精密小型部品の生産・管理技術による一貫生産体制を活かし、国内外の精密機材メーカーからの新規顧客獲得を図ること②役員2名で対応している営業業務の組織的な強化を図り、X社の顧客への直接提案を行って営業力の強化を実現することで、X社への依存体質からの脱却を図ること、である。

もうこの時期から何か新しいことをやるのは得策ではありませんが、題意をSWOTで分解し、本当に時間がないのであればSWOTを列挙するだけでも場合によっては点が稼げると思います。

さて、今週は毎朝ゲストブロガーが登場します。勉強会やセミナーでお世話になっているあの方がブログを執筆するかもしれませんよ!

来週のさむのブログは、2次試験の難しさの本質に迫ってみて、2次試験前の最後のブログを締めくくってみます。

 


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