今後のスケジュールと準備について/スムース

こんにちは。スムース@タキプロ関西9期です。今日は月2回のWeb勉強会班メンバーからのお届けです。
皆さま、2次試験お疲れさまでした!
本試験があった、10月21日から3週間が過ぎようとしています。受験勉強の習慣を活かして、新たな勉強を始められた方、あるいは受験勉強から解放され、羽を伸ばされている方や日常に流されている方等、合格発表を待つまでの間の過ごし方は人それぞれです。

私は、昨年、中小企業診断士試験を受験する最後の年と思っていました。そのため、昨年のこの時期は、試験にうまく対応できなかったという失意の中、日常に流されておりました。そして合格発表を迎えて、何ら準備をする間もなく、口述試験、実務補習と進んでしまいました。そこで、合格発表後のスケジュールを示すことで、少しでも皆さんに準備をしてもらいたいと思います。

1,2次試験合格発表(12月7日(金))

中小企業診断協会のホームページで、午前10時から発表されると思われます。昨年、私は、職場でこっそりと合格発表を見ました。自分の番号を発見した時は、少し涙ぐんで、「今までの苦労が無駄ではなかった」という思いと、「もしかして夢ではないか」という思いが交差してました。不安になったので合格発表の画面をプリントアウトし、自分の番号にしるしをつけて確認したことを覚えています。

2,口述試験実施(12月16日(日))

口述試験の対策セミナーが、合格発表後の土日を中心に各受験校で行われます。受験校によっては、口述試験問答集を配布するところもあります。昨年、私は、タキプロが開催した口述試験対策セミナーと経士会が開催した口述試験対策セミナーに参加しました。

口述試験は受験生毎に集合時間が設定されています。2名の試験官から2次試験の事例に関する質問がなされ、それに口頭で答えるという形式で試験が実施されます。受験生のコミュニケーション能力を確認するための試験です。必ず試験を受験する事、質問には間違ってもいいから真摯に答える事、質問がわからなかった場合は正直に、「もう一度質問していただけませんか」や「わからないので次の質問をしてください」と言える事が大切だと思います。

3,合格発表(12月25日(火))

中小企業診断協会のホームページで、午前10時から発表されると思われます。同時に実務補習の5日間、及び15日間の募集も行われます。実務補習の募集枠はすぐにいっぱいになる恐れがあります。送付されてくる「実務補習のご案内」や中小企業診断協会のホームページを参考に、前もって希望するコースを確認し、迅速に対応されることをお勧めします。

中小企業診断士として登録するには、合格後3年以内に、実務補習を15日以上受講するか、実務に15日以上従事することが必要です。実務補習は、昨年で5日間が受講料が50,000円(テキスト代込み、税込み)で、2月を手始めに1年を通じて定期的に開催されます。また15日間が受講料が148,600円(テキスト代込み、税込み)で、2月~3月に5日間(2週間)の日程が3回連続して開催されます。受講料以外にノート型パソコンの購入等、結構な出費になります。

4,実務補習

実務補習開始数日前に、担当指導官から実務補習対象企業の情報、3期分の財務諸表がメール等で提供されます。その資料を基にインターネットや書籍を通じて情報収集をし、実務補習に臨んでください。その際、経営戦略、財務、マーケティング、組織戦略、生産管理等の視点で、どんな質問を社長にぶつけていこうか、どの担当を行いたいか等を多面的に考えておいてください。実務補習が円滑に進むか否かは、1日目午後の社長との質疑応答の出来不出来にかかってきます。

私は、一方向の質問だけしか考えておらず、出鼻をくじかれて迷走してしまったことがあります。あらゆる可能性を考えて質問事項を考えておいてください。

実務補習ですが、5日間が基本となっています。イメージは下記のとおりです。15日間は、5日間が3回です。

金曜日

午前 メンバー間の役割分担や社長にぶつける質問事項の調整

午後 企業に赴き、社長との質疑応答、場合により工場見学

土曜日

社長との質問応答等で浮かび上がった現状の問題点や将来への課題等を議論します。

日曜日~金曜日(自宅作業、水曜日にDROPBOX等を通じて中間報告が行われる場合が多い)

*DROPBOXとはオンラインストレージサービスで、データを共有でき、データの修正、追加ができるサービスです。

DROPBOX等を通じて原稿の提出、および各メンバー間の調整

翌土曜日

DROPBOX等を通じてやり取りした原稿を中心に、一貫性があるかを議論

翌日曜日 最終議論を行い、原稿を仕上げて、冊子にする

翌月曜日 午前 報告の予備練習を行います

午後 企業に赴き、社長の前で報告を行います

修了式

私は、15日間を選びました。顔なじみのメンバーが約2か月間、3社の企業診断をします。3社の企業診断をするために、気心が知れたメンバーと議論をし、よく飲みにいきました。今でもメンバーが集まると思い出話となって、さらなる結束感が強まります。

15日コースは、団結力がつく、その後も交流が続きますが、企業診断のアプローチ方法が固定化する恐れがあります。一方で5日コースは、その都度違うメンバーが集まる為、短時間で深い関係を構築することが難しいですが、多くの合格者と出会えると共に、企業診断の違ったアプローチ方法を経験することができると思います。

5,中小企業診断士登録

実務補習15日修了済み、又は実務に15日以上従事した方は、中小企業診断士として登録されます。官報に名前が掲載されると共に、中小企業診士登録証が発行されます。

6、各都道府県中小企業診断協会、又は中小企業診断士会への登録

各都道府県中小企業診断協会に所属すると理論研修、スキルアップ研修等様々な情報提供を受けられると共に、各種勉強会に参加することができます。大阪府の場合ですが、入会金は30,000円、年会費が45,000円が必要です。

さらに大阪では、独立した中小企業診断士を中心に、大阪中小企業診断士会という経営コンサルティングの専門家集団があり、独立した中小企業診断士のサポートをしてくれます。入会にはやはり入会金と年会費がかかります。

 

以上

合格発表まで、まだ時間があります。中小企業診断士試験2次試験合格後に備えていただければ幸いです。

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