【2次試験直前】「独りよがりな答案」からの脱出③ by Tatchy

最後に笑うのは、このブログを読んでいる受験生だ!!公務員系診断士合格者Tatchyです。
自己紹介はこちら

1.時間がない人向けのメッセージ―「勝つこと」と「負けないこと」を意識して

試験当日まであと12日となりました。
2次試験筆記までの私からの投稿は、今回が最後となります。

試験当日に意識してほしいことを書いておきます。
「勝つこと」と「負けないこと」です。

得意科目・簡単な科目では、確実に高得点を狙ってA評価を取りきる「勝つこと」。
苦手科目・難化科目では、取れる問題を取りこぼさず、50~60点程度でまとめきる「負けないこと」。

理想は全て「勝つこと」ですが、試験当日は何が起きても不思議ではなく、「想定外も想定内」です。
想定外の事態が起きた場合は、冷静になってすぐに「負けないこと」を意識するようにし、少しでも点数を稼ぐようにしてください。

2次試験筆記は、
各科目40点以上、合計点240点以上
あれば合格できます。全科目でA評価も満点も取る必要はありません。

「勝つこと」と「負けないこと」を意識し、全力を尽くしてきてください!

2.今回のテーマ

さて、ここから本題です。
試験直前の追い込み時期に時間を割いてまで読んでいただいている以上、役に立つ内容にしたいと思います。

過去、「独りよがりな答案」
(1) 与件文や設問の制約事項を無視した答案を書いている
(2) 答案を書いても主述や目的語が分かりにくい等、「読めない」答案を書いている

と定義していました。

この時期だと解答プロセス自体は固まっているはずなので、今回は(1)に着眼して、
設問で問われていることを外さない
ことに焦点を当てたいと思います。

試験当日は、緊張などから設問で問われていることを無視してしまうミスが生じます。
また、2次試験筆記は、設問がややこしく作られていることもあり、丁寧に読み解いていく必要があります。

今回は、勉強会などで「設問無視」が実際にあった事例をお示ししたいと思います。

3.令和元年度試験の「設問だけ」を見る!!

令和元年度試験を例に、実際に勉強会などで設問無視をしていたものを厳選してみました。
以下の「設問だけ」を読み、各設問で問われていることや制約事項は何かを考えてみてください。

(1) A社長を中心とした新経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その背景にあるA社の企業風土とは、どのようなものであるか。100字以内で答えよ。

事例Ⅰ第2問

(2) B社社長は2019年11月以降に顧客数が大幅に減少することを予想し、その分を補うために商店街の他業種との協業を模索している。

B社社長は減少するであろう顧客分を補うため、協業を通じた新規顧客のトライアルが必要であると考えている。どのような協業相手と組んで、どのような顧客層を獲得すべきか。理由と併せて100字以内で助言せよ。

事例Ⅱ第3問設問1

(3) 協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内での接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案について、理由と併せて100字以内で助言せよ。

事例Ⅱ第3問設問2

(4) 自動車部品メーカーX社からの機械加工の受託生産に応じる場合、C社における生産面での効果とリスクを100字以内で述べよ。

事例Ⅲ第2問

(5) 当期実績を前提とした全社的な損益分岐点売上高を⒜欄に計算せよ。なお、(設問1)の解答を利用して経常利益段階の損益分岐点売上高を計算し、百万円未満を四捨五入すること。<※以下略>

事例Ⅳ第2問設問2

(6) 建材事業部では、EDIの導入を検討している。どのような財務的効果が期待できるか。60字以内で説明せよ。

事例Ⅳ第4問設問2

4.3.の解答

他にもあるとは思いますが、勉強会などで実際に見受けられた観点からお示しします。

(1)について
・「高コスト体質の要因」ではなく、高コスト体質の要因である古い営業体質について、その背景にある「A社の企業風土」が問われていること。

(2)について
・組む協業相手と獲得する顧客層を答えること。また、その理由をそれぞれ答えること。
・既存顧客への対応ではなく新規顧客を獲得することに留意すること。
<補足>
勉強会でも引っかかっていた人が多かったです。
1点目については、「協業相手の理由は書いているのに、獲得する顧客層の理由は書かない」人が非常に多く見受けられました。
2点目については、既存顧客への対応である「客単価向上」「高付加価値化」などを出してしまうと、設問無視となってしまいます。

(3)について
・設問1の内容を踏まえた答案とすること。
・既存顧客ではなく新規顧客を獲得することに留意すること。
・「初回来店時に店内での接客を通じて」やる話を書く必要があること。
・「価格プロモーション以外」の提案が必要であること。

(4)について
・財務面、営業面、組織面ではなく、「生産面」から効果とリスクを答えること。
<補足>
勉強会では、以下のような解答が見受けられました。
効果:生産量増加による売上向上、生産コスト削減
リスク:設備投資が負債となる
しかし、これらは財務面のことで、この設問で聞かれているのは「生産面」につき、見事に設問を無視してしまっています。

(5)について
・(設問1)の解答を利用していることを示した上で、経常利益段階の損益分岐点売上高を計算すること。
・「百万円未満を四捨五入」して解答すること。
<補足>
1点目は、前回記事で取り上げたとおりです。
また2点目については、四捨五入する桁や単位の間違い防止といった、事例Ⅳでは頻出の注意点となります。

(6)について
・「どのような財務的効果が期待できるか」なので、「収益性」「効率性」「安全性」のいずれかの観点から述べる必要があり、対応する要因も書くこと。
<補足>
財務的効果は「収益性」「効率性」「安全性」の観点が3点セット。
事例Ⅳ第1問の経営分析における論述問題では頻出につき、自分の頭から出し入れできるようにしたいところです。


いかがだったでしょうか?
設問を無視してしまったことに気付いた人は、試験当日も要注意です。

どれだけ難問が来ようとも、また、自分がどれだけ緊張していても、
設問で問われていることを外さない
ようにすれば少しでも点数が入るだろうし、設問丸々0点といった致命傷を回避できるはずです。

設問を無視しないことさえ意識できていれば、その段階で、他の受験生と比べても一歩リードしています。

5.(参考)過去の2次試験関係の投稿

私からは2次試験筆記については以下の記事を投稿してきました。
「直前期に読み返しておけば皆さんの点数を1点でも積み増せる話」を意識して、今まで投稿してきました。
少しでも参考になれば幸いです。

侮ってはいけないSWOT分析
・【2次試験筆記】「独りよがり」な答案からの脱出
・【2次試験筆記】「独りよがり」な答案からの脱出②
・【2次試験事例Ⅳ】敗因は準備不足・勉強不足にある & 私の再現答案を公開します

ここからは、試験勉強の追い込みに加えて、体調面や精神面でも万全にすることも重要となってきます。
念入りに準備するとともに、試験当日は最後の1分1秒まで粘って、合格を勝ち取ってきてください!

次回は、szhiroさんです。どうぞお楽しみに!

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