事例Ⅰが苦手な方に byかまかま

どーも、かまかまです。
先日、実務補習に参加しました。

実務補習では、実際に企業を訪問し、診断・助言を行うのですが、随所に二次試験との共通点がありました。

例えば、
・実際に聞いたことや調べたことから考え、勝手な類推で理論を組み立てない。
⇒与件と設問文から判断できる理論で解答する。
・自分の知識や経験だけで助言するのではなく、その企業にあった助言をする。
⇒一次試験の知識から一般論を答えるのではなく、事例企業に沿った解答をする。
などです。
改めて、二次試験で勉強したことは今後につながっているんだと実感しました。

実務補習の話は、またどこかで書きたいと思います。

さて、今回は私が苦手だった事例Ⅰの克服方法について書いていきます。

苦手だった理由

二次試験4科目の中で、事例Ⅰが一番苦手でした。
事例Ⅰは与件文が短いため与件文にはヒントが少なく、何を答えたらいいか分からない状態になっていました。

模試の点数ではたいてい事例Ⅰが一番低かった覚えがあります。

今ならわかりますが、与件文に答えのすべてを求めていたのが間違いでした。
二次試験の勉強を始めた当時、解答は与件文をまとめることでできると思っていました。

しかし、二次試験には一次試験の知識を使って解答することが必要です。
その頃は、一次試験の知識を活用して解答を作成するべきことが分かっていなかったのです。

事例Ⅰで大事なこと

事例Ⅰで大事なことは設問解釈をきっちり行い、どの段階を答えなければいけないかを特定し、
一次試験の知識とお決まりのフレームワークで解答することでした。

答える段階は次の3つに分けていました。
経営戦略」…会社全体の話。強みと機会を活用して会社の今後進む道を助言する。
組織構造」…一次試験で学習した機能別組織、事業部制組織、マトリックス組織のメリット・デメリットや、『毛深い猫』(け:権限移譲、ぶ:部門、かい:階層、ね:ネットワーク、こ:コミュニケーション)を活用して解答する。
人事施策」…『茶化』(サ:採用、ハ:配置、ホ:報酬、イ:育成、ヒ:評価)や、衛生要因、成果主義のメリット・デメリットなど一次試験の知識を活用して、与件に沿って解答する。

特に設問文に「中小企業診断士として助言せよ」と書いてある場合は、「一次試験の知識を使って答えろ」のサインだと思い、一次試験の知識フル活用して解答してください。

勉強方法

設問解釈

設問解釈については過去問の設問と切り口、一次試験の知識をまとめた表を活用していました。
平成29年の事例Ⅰだとこんな感じです。

設問文だけを読んで、切り口、一次試験の知識がすぐ出てくるように単語帳アプリも活用して何度も読み返していました。

一次試験の知識

一次試験の知識に関してはTBCの『速習二次テキスト』についている抽象化ブロックシートを活用していました。
寝る前の時間が記憶のゴールデンタイムと聞いていたので、その時間に読み返したり、
設問解釈と同じように単語帳アプリで覚えたりしていました。

他にも会社の昼休みを活用して100文字訓練も行っていました。
これは、お題を決めてその解答を5分程度で100文字で手書きする訓練です。
お題としては「多角化のメリット・デメリット」や「成果主義のメリット・デメリット・留意点」などです。
この100文字訓練は知識の定着とともに100字の字数感覚も身につくのでおススメです。

あと、解答に使えるフレーズもまとめていました。
「~によりモチベーション向上を図る」
「効率化する」
「適切な人員配置」
「チャレンジ精神を育てる」等々

その結果、昨年の試験では事例Ⅰは74点を獲得することが出来ました。

事例Ⅰはヒントが少ないですが、一次試験の知識で解答を埋めることが出来ます。
したがって、一次試験の知識をしっかり持っていれば、逆に事例Ⅰの方が解答しやすくなります。
もちろん、一次試験の知識だけで事例企業に当てはまらない解答はダメですよ。

一次試験の知識をしっかり復習して、事例Ⅰの苦手を克服していきましょう。

次回は、筋肉モリモリマッチョな「ゆたごん」さんです、お楽しみに。

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