2次解答の3原則(1) 与件に忠実に!(破れ障子)

おはようございます
破れ障子@タキプロです

1次模試のシーズンに突入しましたが、1次を受験しない方は2次対策を順調に進められていますか1次が終わった8月から焦らないためにも、アドバンテージを築くなら今のうち

というわけで、最近やや少ない2次対策の記事です。勉強会などでも紹介していますが、「2次事例を解く際の3つの原則について、3回に分けて紹介します

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 3つの原則 

  与件に忠実に ←今回
  題意を外さず
  わかりやすく書く

3gensoku
勉強会ではこんな感じ↑で紹介してます。
(おっと、何やら左上に気になる情報がありますね

 与件に忠実に


多くの受験校でも言われていることですが、与件に書かれていないことを解答に書いてもほとんど点数は来ません。アイディア解答がダメなのはもちろん
ですが、出題者が答えてほしい内容は必ず与件に書かれているため、そこから外れないように細心の注意を払う必要があります

最近の勉強会でディスカッションに使った、H21年度 事例Ⅰ(洋菓子・和菓子の事例)を例に挙げながら考えてみましょう

      


事実と推測を区別する

実際、事例によってある程度の推測が必要な設問もあります(特に事例Ⅰ)。
とはいえ、全く書かれていないことを自分の経験や一般知識から推測しても与件から外れます。そこで意識するのは、「どこまでが与件から読み取れる事実か」ということ。

例えばH21年度 事例Ⅰ 第3問。設問の要求は「F社買収後、A社従業員のモラールが低下した理由」

与件に書かれているのは、この3点。
 (1)買収直前の、A社従業員/パート・アルバイトの人数。

 (2)買収前に人員整理を行う以前の、F社従業員/パート・アルバイトの人数。
 (3)買収後におこなわれた人員整理の内容。

ここまでは、与件に書かれている「事実」

さらに一歩踏み込んで、
 (4)買収後のパート・アルバイトの多くは元A社従業員。 
これも、与件には書かれていないけど論理的に正しい「事実」

そして、
 (5)買収後の人員整理はパート・アルバイトが主な対象だったはず。
 (6)元々同じ会社にいた従業員が解雇されたら、同僚は不安になるはず。
 (7)解雇の不安があると、従業員のモラールは低下するはず。

ここまできて、与件には書かれていないものの、ある程度の確からしさがありそうな「推測」となります

80分でできる推測とは

この「推測」、どこまで想像で書いていいのかが悩ましいところです。勉強会でディスカッションをしているとわかってくるのが、「みんながどこまで推測しているのか」というレベル感。じっくり時間をかけて読めば、「実はこうだったんじゃ?」という推測もたくさん出てきますが、ディスカッションでは必ず「それって与件のどこに書いてあるの?」という質問が飛んできます

試験本番の80分で、1人しか思い至らないような推測は、解答にはなりません。「よく気付いたね」と褒められることはあっても、大きく点差がつくのはそこではありません。効率よく時間を使って、他の受験生ができるような「推測」を着実にこなすことが、点数の差につながります。例えば、上記のモラール低下理由を推測できた人とできなかった人では、10点近い差が生まれるかもしれません
推測の深さでキラリと光る解答を書くよりも、みんなが得点するところで落とさないことが先決です。

問題中に意味のない言葉はない

しっかり事実と推測を区別するためには、まずは与件に書かれている事実関係を正確に読み取ることが必要です。「なぜこの1文が書かれているのか?」を考えることで見えてくる部分は多いです。
前述の事例で言えば、6段落目の最後の1文。
 「とはいえ、これまで(中略)原材料へのこだわりを武器に事業展開してきたA社に、卓越した商品開発のノウハウが備わっていたわけではなかった。」

ということは、裏を返すと・・・
 事実 「これまで」(買収前) → 商品開発のノウハウ「なし」
 推測 買収後 → 商品開発のノウハウ「あり」 に変わった?

そして、この推測に気付きます。
 推測 つまり、買収の目的は商品開発のノウハウを得ること?
(上記はタキプロメンバー、えびちゃんが勉強会で発言した内容です)

ここで、「とはいえ」や「備わっていたわけではなかった」のような記述から、何かを伝えようとしている意図を嗅ぎ取れる「嗅覚」を修得するには、過去問に慣れることが必要です。そのために、過去問の与件をじっくり分析して「なぜこの1文が書かれているのか?」を考え、事例ごとの出題傾向を知ることが、私の場合は効果的でした

与件の表現をそのまま書く


ここまでは「み方」、「え方」の話でしたが、与件に忠実であることは「き方」にも求められます。言葉の言い換えは、採点者が答えの正しさを判別するのを困難にするためです。

例えば・・・
 (1) 「人員整理」or「解雇」 → 「リストラ」
 (2) 「買収前にA社にいたパート・アルバイト」 → 「A社従業員」
 (3) 「食の安全に対する意識や自然志向の高まり」 → 「安全志向」

このように言い換えると、せっかくあなたが正しく答えを認識できたとしても、採点者には正しく認識できているかどうかが伝わりにくくなります。


【補足】 上記の言い換えが危険な理由
 (1)「リストラクチャリング」には、人員整理以外の事業再構築も含まれる。
 (2)パート・アルバイト、A社出身側
だと特定できていないのでは?と認識されかねない。
 (3)
強み「原材料へのこだわり」が活かせる機会のうち「自然志向」も書いた受験生と点差が生じる。

試験本番で迷ったら「圧縮解答」が必要な場合もありますが、解答内容の核となるクリティカルなキーワードはできるだけ与件の表現のままで盛り込んだ方が、「得点しやすさ」で考えれば有利です。

          


以上、与件に忠実であることの必要性を説明してきました
次回は「題意を外さない」ことについて説明します

そして、この原則の習得に最適なのは、やっぱり勉強会でのディスカッション
7月も2次対策の回があるので、ぜひご参加ください

【勉強会スケジュール】

 6/28(木) 新橋   2次 H20事例Ⅱ(温泉旅館)
 7/5(木)  新橋   1次 
 7/12(木) 
八丁堀 2次 
 7/19(木)
 新橋   自習・よろず相談
 7/26(木)
     1次&2次

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