中小企業診断士 二次筆記試験に落ちたら精神どうなるか by Yuma

■はじめに

20%


体脂肪率?
スマホの充電率?
資産運用の利回り?
夕食がカレーになる確率?

いいえ。
中小企業診断士二次筆記試験の、だいたいの合格率です。


5人に1人が受かる。
裏を返せば、5人中4人は落ちる。
しかもこの4人全員、中小企業診断士一次試験をクリアした猛者です。

そう。
当たり前のことですが、落ちる確率の方がよっぽど高いんです。
そして、この残酷な事実が顕在化した時に受ける精神的ショックというと、凄まじいものがあります。

これまで散々「受かったら、こんな良い事があるよ!」とか「受かる為に、こんな工夫をしたほうがいいよ!」という情報発信をしてきましたが、今回は、中小企業診断士二次筆記試験に3回落ちたYumaから「落ちると精神こんな風になるよ!」という経験談を、心の古傷を開きながら発信したいと思います。

合格発表前後に、こんなトンデモナイ情報発信できないでしょうから、今のうちにやります。

落ちた時の精神的・身体的変化がどういったものなのかを予めお伝えする事で、ショックを少しでも和らげることができれば幸いです。
また、残念な結果に出くわした方にとって、この記事が、ご自身を客観視した上で合理的な意思決定・行動を取る為の一助となることを、心から祈っております。

1年目の精神状態 二次試験勉強時間 年計375時間、精神的ダメージ少

診断協会HPで公表される合格者受験番号ページを確認。
Ctrl+Fで自分の受験番号を検索するも「一致なし」の文字。

悔しい気持ちがこみ上げてきますが、まだ希望があります。

「この試験、そもそも一発で受かるなんて難しいことだし、次だ次!」

準備時間も限られていましたし、私の場合は、そこまで精神的ダメージを負うことはありませんでした

2年目の精神状態 二次試験勉強時間 年計1,200時間、精神的ダメージ極大

相当の勉強時間を確保し、満を持して挑んだ2年目。
診断協会HPで公表される合格者受験番号ページを確認。
Ctrl+Fで自分の受験番号を検索するも「一致なし」の文字。

この瞬間から始まる精神的・身体的変化を、5つのフェーズに分けて、ご説明いたします。


Phase1. 虚無

一言でいうと、脳がフリーズします。

まず、視界が歪んできて、若干吐き気がしてきます。
そして、心拍数が急激に上がり、呼吸が荒くなり、全身から脂汗が滲み出てきます。

震える手で何回か受験番号を検索し、自分の目でも受験番号を追って確認します。
が、現実は変わらない。

手足が冷たくなって、だんだん、五感から入る情報を、脳が上手く処理できなくなっていきます。

普段と変わらない日常が目の前に広がっているはずなのに、色も匂いも音も温かみも一切無い、無機質な空間の様に感じます。

時が動いているのか止まっているのかもわからない虚無の世界が、しばらく続きます。

Phase2. 自己嫌悪

虚無から少し回復し、何かを考える余裕が脳にできると、途端に、これまでの自分の頑張りはもちろん、応援してくれた人たちの顔が脳内プレイされます。
ここで、泣いてもおかしくない状況になります。

顔向けできないし、なんと言えばいいのかわからない。
あっちも分からないだろうけど、こっちも分からない。

みんなの期待を裏切ってしまった…なんて情けないんだ…。
逃した魚を大きく感じてしまう様に、裏切ってしまった期待を勝手に大きく感じてしまいます。
それが更なる自己嫌悪を生むという無限ループ

実際、周囲の多くは「あっ、落ちたんだ。でも勉強頑張っててすごいと思うよ、ホント。ところで、何の試験受けてるんだっけ?」ぐらいの感覚でしかないのに。

この時に、お世話になっていた人たちに、落ちた事を何とか報告します。
慰めのメッセージが来て、心が癒され、少しずつ脳のキャパが戻ってくる…が、そのキャパは全て、自己嫌悪ループに自動で割り当てられます。

自分がまるで、地球を救えなかったヒーローだ…ぐらい感じられるまで脳に余裕が出てくると、次のフェーズに移行します。

Phase3. 怒り

こんな勉強したのに落ちるってどういうこと?!
変な答案書いてないだろ!てか、他の奴らが受かってて、なんで俺が落ちてるんだよ!

おかしいだろ!

そもそも、何なんだよこの試験!運ゲーじゃねぇか!
どうせ、机から答案用紙飛ばして、遠い順に合格とかしてんだろ!
正答も発表できないだなんて、ほんといい加減だな!!

なんで今日は雨なんだよ!
社食の今日のメシがまずいぞ!
空調の温度管理がなってねえぞ!!
なんでパスモに金が入ってないんだ!

あれもこれも、ふざけるな!!!!


あぁ~~~~~~~~もう!!!!!!!!!!!!!!!

とにかく、色んなものに腹が立ちました。


自己嫌悪フェーズまでは、そもそも何か行動すること自体が難しいので、後悔する様な失敗が起きにくいと思いますが、このフェーズは違います。
自暴自棄にもなりかねない、極めて危険なフェーズです。
後悔する行動を取らない様、特にご注意ください。

ただ、怒ることも疲れます。
怒り疲れると、次のフェーズに突入します。

Phase4. 悪魔の証明

心の中で、悪魔が話しかけてきます。

悪魔

合格だったのに合格発表の掲示ミスってるって可能性、無いかな?

…いやいや、そんな訳ないだろ。

悪魔

でもさ、その可能性がゼロだって言い切れるの?

そりゃ、ゼロってことはないだろうけどさ…

悪魔

だろ?受かってるかもしれないぞ!

受かってるかもしれないったって…もう二次筆記試験の合格発表は終わったんだよ?

悪魔

自分の番号見逃してるだけで、急に口述試験の案内届くかもしれないじゃん。

でも…

悪魔

もう一回、もう一回だけ、合格者番号、見てみないか?

確かに……………番号見落としてただけかもしれないよね?



診断協会HPで公表される合格者受験番号ページを確認。

Ctrl+Fで自分の受験番号を検索するも「一致なし」の文字。

また、脳がフリーズします。
視界が歪んできて、若干吐き気が…

~Phase1周回中~

はぁ…はぁ……………
おい!番号なかったぞ!!

悪魔

それ、本当か?

本当だよ!
検索かけても出なかったんだ!

悪魔

ちゃんと番号、入力できたって言えるのか?

…え、それは…

悪魔

ま、それはお前にしか分からない事だけどな。
いいんだよ、口述試験案内が届いてから慌てればサ。

…それは…………

悪魔

ほら、もう一回だけ、合格者番号確認してみろよ

でも……

悪魔

減るもんじゃねぇんだしさぁ!

…そうだね…
口述案内来てから慌てたんじゃ…遅いもんね……

診断協会HPで公表される合格者受験番号ページを確認。
Ctrl+Fで自分の受験番号を検索するも「一致なし」の文字。

~Phase1周回へ~

「自分が中小企業診断士二次筆記試験に受かっていない事を証明せよ」という悪魔の証明が、口述試験実施前日ぐらいまで続きます。
悪魔は、あの手この手を使って、期待させてきます。

もちろん、本当に自分の番号を見落としている可能性はあるので、口述試験案内が来ないか気にする必要はあります。
が、それが期待につながると、精神的ダメージを負うことにもつながりかねないので、注意しましょう。

Phase5. 喉元過ぎれば…

口述試験が終了し、Phase3から脱すると、良くも悪くも、試験から解放されます。
ここまできて漸く、日常を取り戻します。

これは私の性格に因るところが大きいかもしれませんが、辛いことは割とすぐ、ケロリと忘れてしまいます。
↑だから、おんなじ失敗し続けたんだろ!!

3年目 二次試験勉強時間 年計280時間、精神的ダメージ大

部署異動もあり、なかなか時間が確保できなかった3年目。
診断協会HPで公表される合格者受験番号ページを確認。
Ctrl+Fで自分の受験番号を検索するも「一致なし」の文字。

Phase1~5は同じなのですが、新たにPhase6が追加されました。
このフェーズは、5の後に来るというよりは、Phase 1以降、常に発生してる感じです。

Phase6. 諦め

悔しいけど、分かったことが一つある。

この試験、確実に合格できるレベルに僕が達するのは、能力的に無理だ。

80分で、設問、与件、1次知識想定を、複合的に分析しまとめるとか、バケモンだろ。

でも諦めたくはない…
ラッキーで受かるしかねぇ。

自分が、合格できるかできないかのギリギリのところにいるのは、この3年で分かった。

あとは、いかに勉強時間を最小化し、試験勉強の負担を減らしながら、その合格ラインに居続けられるかだな。

よし、勉強時間を減らそう。とりあえず趣味のゲーム開発しよう。そうしよう。

このフェーズがあったお陰で、精神的ダメージは随分と和らぎました。

大事なこと

もちろん個人差あるでしょうが、私の場合、二次筆記試験敗退が分かった後のパターンは
「思考停止→精神的ダメージ→異常行動→思考停止…」
のループでした。

このループから如何に早く脱して、正常に戻るかが大事なことだと思います。

早く脱するためには、冒頭で触れましたが、自身を客観視する事が大事だと思います。
もし、試験結果が残念だった場合は「そういえば、Yumaが『二次敗退が分かった後は、負のループに入る』って言ってたな。今の私は、負のループにいるだろうか?」と、自問してみてください。

それと、あなたは決して一人ではないということも、忘れないでください。
筆記試験に落ちると、まるで自分だけが試験に落ちたかの様な、孤独な気持ちになります(実際は80%の人が落ちているのに!)。
これまで支えてきてくださった方が身の回りにいるはずです。その人たちを頼りましょう。
決して、一人で悩まないでください。

不吉な記事をあげてしまって申し訳無くもありますが、一人でも多くの方の精神的負担が軽くなって、後悔しない意思決定・行動が取れることを、切に願います。

■おわりに


次回はおぐさんの登場です。
お楽しみに!

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