いよいよ合格発表ですが、落ちたら読んでみてね。

みなさんこんにちは。タキプロ8のろうてつっす。

いよいよ合格発表が近づいて来ましたね。執行猶予もそろそろ終わりですよ(笑)。本試験からもう1ヶ月以上経つんですね。

さて、今回は落っこちた人に読んでほしい内容を書こうかと思います。すいませんね。ひねくれ者なもんで。合格当日の話って検索すると結構出てきますが、落ちた人の話ってあまり見かけない気がするので良いかなーと。

 

以前にも書きましたが、ワタクシ、2次は4回受けてます。つまり3回落っこちています。これだけ落っこちると心臓に毛が生えて、落ちても動じない不感症になると思うでしょ?でもね、逆なんです。どんどんきつくなりました。なので最初に言っときます。落ちても「来年があるさ~」なんて言ってられるのは1年目だけです。あと1年あれば受かるだろう。と始めて、落ちれば落ちるほど「来年もこの辛さを味わうのか」と思えば思うほど、周りが受かっていきみじめな思いをすればするほど、体力的、精神的に追い詰められていきます。ですのでなるべく短期間で合格してくださいね。「今年は忙しくてだめだった。来年はもっと計画的に時間を作って・・・そうすれば・・・」なんて始まったら長引くサインです。1年目だけど落ちたの辛かったぞ。と仰るかたがいると思いますが、はっきり申し上げて序の口です。私の場合、2回目の不合格がわかったときは「来年は1次からか、しかも2次と同時進行か」という「めんどくさいな」的な嫌な気分と「2回で受からなかった俺ってバカなんじゃないか?いやバカなんだ、診断士向いてないんだ」という、自己否定ここに極まる状況になりました。そして受験勉強同期の合格の知らせやそれ以降の活動報告が追い討ちをかけます。周りから「実務補修大変~!でもがんばるっ!」「合格同期と飲み会!お互い切磋琢磨しあえる仲間です!」なんて会話が届くとどんどんすさんできました。なんであんな記述しか出来なかった奴が受かるんだ。なんて思いながら、仲間の活躍を素直に喜べない自分が嫌にもなりました。自分がぶっ壊される感覚に襲われ本当にきつかったです。人によっては合格者からの励ましの言葉すらうるさく感じるほど性格が歪むと思います(笑)

3回目の不合格を知った時は、正直受かってると思っていたので信じられませんでした。でも、「勉強の仕方がわからなくなった!」なんて、なんだか診断士試験が悪いかのような言い分で自分を救う事はしませんでした。「やり方が悪かったに決まってるだろ」と、ありのままを直視したうえで、徹底して自己分析をしました。もともと自己分析が弱いなと思っていたのと、本試験で相変わらずのミスを連発したからです。結果としては自己分析とこれを元に作ったポカヨケシステムの構築をこつこつ積み上げて行った事が一番合格に近づいた気がします。

2次試験を4回も受けないと、自分の場合は診断士に適合する人間性や仕事への向かい方が身につかなかったと今では思っています。というのも、どれだけ高度な診断・助言ができるスキルを身につけていても、それを実行に移して会社を改善できるのは社長や社員本人なんですよね。診断士じゃないんですよ。もし1回でさくっと受かっていたら、私の性格からして「診断助言は実現可能性があり、合理的で具体的な方法まで事細かに助言する。それでもできないとしたら、それは社長のやる気の問題なのだ」という上から目線の思考に陥っていたなと思うんですよね。これまでストレートで受かる人や多年度の人、去っていく人を沢山見ました。人は結局見たいものしか見ないから、その人のペースでしか成長できないんだ。という現実を助言の前提としえ踏まえられた事は大きな財産です。おかげでろうてつ先生と話をしているとやる気が出る。と言ってくださる方もいらっしゃいます。そのため今では気づきをくれた2次試験に感謝すらしています。

とはいっても、こんな事は受かってから失敗したり恥をかけば学べる事ですし、早く合格するに越した事はありません。ですので受験期間は長ければそれも良いのだ。とまでは言えません。実際にコンサルをやってみると、実践あるのみであることが分かります。さっさと受かってバッジをもらい、どんどん活動しながら色々と学んでいくことの方が何十倍も重要です。

来年再挑戦する方がこれを読んでも気休めにもならないかもしれませんね。でも過去にやってきた事の意味がすぐに分かる事なんて稀でしょ?自分なんか今思えば上記のような学びがあったものの、それを得るために勉強してたわけじゃないですし。ですから私のように不合格を知って「俺ってダメだ。周りに取り残された落ちこぼれだ」なんて簡単に結論を出さないでくださいね。今まで費やした時間・苦労などが全て報われる合格を手にするまで、絶対に諦めないでください!ずっと応援しています。

さて明日は、シンプルに、でも要点はばっちり伝わる文章のテンポが楽しいMaxxさんの登場です。

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いよいよ合格発表ですが、落ちたら読んでみてね。” に対して3件のコメントがあります。

  1. タキプロ より:

    ぶっきーさん

    コメントありがとうございます。1年お疲れ様でした。2回目の2次不合格はキツイんですよね。多くの方が2回目で受かっているとよく聞くため、自分が馬鹿に思えて辛いですよね。実際は受験生の面倒を見てくれる診断士に2年以内で受かっている人が多いというか目立つだけで、8割落ちる試験なんですけどね。それ以上にドロップアウトした人や、多年度の方も多いわけです。ですので、「これはめちゃくちゃ難しい試験であり、ただがむしゃらにやれば受かるような生易しい試験ではない」それを身をもって体験できたと前向きに考えましょう。また、自分には向いていないかもなんて弱気になる必要もありません。得意な事ばかり伸ばしてなんになりましょうか?上を目指して得意分野を研ぎ澄ますのも崇高な志ですが、同じく横に広げることだってとても重要だと思いませんか?意外と少ないんですよ?横に広い人。
    今はなかなかやる気が起きないのはとても分かります。ただ本試験から逆算すると1か月以上休んだのも事実で、落ち込んではいるもののストレスはだいぶ緩和していると思います。2週間くらい思いきり好きなことをやったら、来年への準備を少しづつでよいので始めてください。私は2回目の不合格を知った翌週から2時間だけ勉強するみたいなかんじで徐々に始めました。
    3年目の注意点をアドバイスさせてください。
    1次がどんどん難しくなっており、5年前くらいまではあっても1科目だった爆弾科目が2~3個は当たり前になってきました。そのため毎年1次は1週間前のおさらいで受かってますなんていう変態級の多年度仲間でも受からなくなっています。なので「1回受かってるんでしょ?じゃぁ1次はそんなに心配いらないよ。2次専念しなよ」と言ってくる方がいますが、かなり古い認識です。そんなに甘くないです。これは私の意見ですが、今年科目合格していたとしても来週から勉強を再開し、7科目必ず受けてください。そうすると2次に使う時間がありませんね。仕方ないです。何は無くとも1次通過を優先してください。たとえば2次の勉強は週末に留め、7科目と事例Ⅳの勉強を平日にがっつりやる。そして5月に入ったら更に2次のウェイトは事例Ⅳのみにとどめて後は7科目専念って感じです。このくらいやらないと最近の1次は難しいと思います。3年目は著しく力が他方へ分散するため努力に対する成果が薄く、とほほの毎日になると思いますが、仮に3年目ダメでも4年目にめっちゃ効いてくるので、恐ろしく辛いですが頑張って下さい。

  2. ぶっきー より:

    ろうてつさん

    ご返信の確認が遅れて申し訳ございません。
    私のコメントが反映されていないと勝手に思い込んでいました。
    暖かいコメント有難う御座います。心に沁みました。
    あれから2週間が経ち、精神状態は概ね平常に戻りました。
    その間色々と悩みましたが、再チャレンジすることに決めました。
    再チャレンジ条件は「受かるまで続けること」としました。
    そして、楽しく勉強する方法を探ろうと思っています。
    生涯学習とこの試験を位置づけチャレンジを続けていきます。
    ご助言通り一次試験+事例Ⅳ対策で学習を進める予定です。
    二次試験対策は自己採点で一次通過を確認してから取り組みます。
    また、ご相談させて頂くこともあるかと思います。
    その際は是非面倒を見てやってください。お願い致します。

  3. ろうてつ より:

    ぶっきーさん

    重大な決断をされましたね!きっとそう言ってくれると思っていました。

    私が落ちたとき、いつも励ましてくれた歯科医師の先輩の言葉を紹介します。彼も歯学部に合格するため、浪人、仮面浪人を経験した苦労人のため説得力があります。

    試験勉強なんて大変だって言うけど、どおってことないよ。やめない限り合格はいずれするんだもん。本当に大変な事って言うのは、全く成果が保証されていない、しかも答えは自分で見つけなければならない世界で頑張り続ける事だよ。例えばアマチュアのスポーツ選手とかさ。彼らはどんだけ頑張ったってオリンピックに行ける保証は無いし、いけなかった場合それまで費やしたコストは全く回収できない世界で全てをかけてやってんだからね。

    適切な励ましになるか自信はありませんが、勉強で辛くなったとき、良く思い出してました。諦めないと決めた段階で、ぶっきーさんはいずれ診断士になります。(なんかとんち話みたいですみません)

    来年からの勉強法ですが、学校も上手く使ってください。たとえば毎年内容がコロコロ変わる経営法務や、やたら範囲が広がったり難易度が高まった科目、まとめるだけで膨大な時間がかかるわりに、丸暗記してしまえばかなり点が稼げる経営政策などは思いきって受験校の授業を受けてしまい、「時間を金でかう」発想も有効です。

    また二次は二の次とは申し上げましたが、週末はがっつり向き合ってください。量も大切ですが、むしろ5月までは自分と向き合ってください。
    ①自分はどのようなプロセスで与件を読み、何を根拠にその答えを書いたのか。
    ②その答えと、合格者の答えを見比べ、何が足りないのか。合格者は本番の超緊張状態でなんでこの答えが書けたのか。次回この学びをどういかすか。
    これを実際に全て書き出してください。最初は1事例やるだけで4時間とかかかりますが、じっくりやってください。そして次の事例を解くときは書き出しておいた次回対策を頭のなかで思いだし、実際に通用するか試してください。(本当はここに、仲間とディスが入ると良いです。相手にもよります)物凄い実力が伸びます。解らないことがあったら何度でも聞いてくださいね。

    頑張ってください。応援しています。

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