【一週間の始まりは名古屋から】NPV&フリーキャッシュフロー&WACC

ごきげんよう。名古屋からはちみつ太郎です。

先日は名古屋 事例Ⅳセミナーあり、NPVについての講義をさせていただきました。

お話しした内容について、かいつまんでまとめますと、

 

①フリーキャッシュフローは何故、フリーキャッシュフローと呼ぶのか。

私自身もどっかで読んだのですが、フリーキャッシュフローはフリーなキャッシュフローということ。

つまり自由(フリー)に使えるキャッシュフローということです。

そして、誰にとってフリーかというと会社の持ち主にとって。

じゃぁ会社の持ち主って誰かというと、会社を清算したときに資金を回収できる債権者=銀行とか & 株主 と言えるわけです。

とどのつまり、フリーキャッシュフローとは銀行と株主といった資金提供主が自由に使えるキャッシュフローということ。

だから、フリーキャッシュフローは”金利”を引いていない(税引き後営業利益+減価償却費(キャッシュアウトの無い費用)-投資)と言えるのです。

これは勝手な予想ですが、フリーキャッシュフローの概念自体がマッキンゼーやら投資銀行やらが作った概念なので、「金持ちの運用手段=株主または銀行」の視点から、計算式を作り出したのではないかと。。

 

②フリーキャッシュフローを現在価値にするとき、なぜWACCを使うのか。

WACCは①と同じく、会社の持ち主である銀行と株主が期待する収益率です。銀行であれば貸出金利分でしょうし、株主であれば回収したい収益ですね。

これの加重平均がWACCです(節税効果忘れないで)。フリーキャッシュフロー自体が銀行と株主の為のお金であることを考えると、これをただの金利で割り引くのは不適切で、WACCで割り引いた方が適切であると考えられます。

 

③平成26年事例Ⅳで、税引き後営業利益を計算する際に、従前設備の除却損を差っ引かなければならない話。

いきなり狭い話になりますが、平成26年事例Ⅳでは売上から原価と販管費に加えて除却損も差っ引くことで営業利益を出し、ここからフリーキャッシュフローを算出します。

でも、除却損って特損だから営業利益から引くのっておかしくないか?と私自身が解きながら考えていました。

たどり着いた答えは、FCFの計算がIFRSベースだから、ということ。IFRS基準では特損は営業利益の計算の前に入ります。日本の会計基準との違いにも注意が必要ですね。。

 

④法人税を引くときは、他に事業があるのかどうか注意が必要。

事例ⅣでNPVの問題が出るときは大概、企業全体ではなく1事業についての収益性評価として出題されます。

これが何を意味するかというと、1事業で出た赤字は他の事業と通算されるということ。

仮に1事業で赤字になったからといって、法人税が0かというとそうではなく、他の事業に対する節税効果があることにも注意が必要です。一方、他事業含めて全体で赤字ならば節税効果はありません。

 

⑤NPVの解答は場合によっては1つでない時がある

計算問題なんだから答えが1つだろ、と思うと実はそうでもない。

NPVの場合は例えば、投資設備の残存価値をどう考えるかが設問で十分に説明されていないケースがあります。

簿価で売却するのか、無視していいのか、それとも翌年の減価償却分を翌年の原価係数で割り引いて算入すべきなのか!

悩んだときは、大多数の人が答える方法を予測するしかないと思いますが、いずれにせよ、超レアな答えを選ばないかぎり点数は貰えると考えられます。

 

事例Ⅳは難問を作ろうと思ったら徹底的に難しく作れます。200%定率法とか営業レバレッジがうんぬんとか、嫌いな人も多いと思いますが、まずは基礎を固めていきましょう。

細かな論点は過去問を通じて身に着けてくださいね!

 

それでは今週も頑張ってまいりましょう。

 

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