事例Ⅳ経営分析を時短するちょっとした工夫 byぬまし

事例Ⅳ 財務・会計

タキプロ12期のぬましです。3回目のブログ投稿となりました。
今回のテーマは事例Ⅳです。内容というより、計算問題が多い事例Ⅳに関して、どのように時短をしていたか、について記載します。

■事例Ⅳについて

事例Ⅳは二次試験の事例のうち、唯一の計算問題が多く含まれている問題になります。
このため、実力差が如実に現れやすく、近年では簡単な問題だと差がつかないため、設定の煩雑化+記述量の増加により、時間が足りない状態を作り出されている状況です。
しかし、問題の設定を読み解こうとすると、序盤から勘違いを重ね、全問不正解になるような大炎上を防ぐためにも、しっかりとした思考時間を確保しなければならず、時短の工夫が求められていると言えます。
今回の記事では、計算力を向上するという根本解決は棚上げし、私自身が実践していた簡単にできる時短の工夫を述べます。

■勉強するたびに思っていたこと

事例Ⅳで落とせない問題としては毎年出題される経営分析で、しっかりと点数確保しておく必要があります
ただ、事例Ⅳの勉強をされている方々だとおわかりいただけると思うのですが、問題集の解説は、収益性・安全性・効率性の全経営指標を計算して、「あ、ここが良いor悪いですね、理由はxxですね」みたいなものが多くないでしょうか。
声を大にして言いますが、実際問題解いている側は全部計算している暇がないんです。

■時短するために使っていたTipsとは

Tipsは、損益計算書や貸借対照表に関して、比較が容易な表を高速で作成する、ということです。
例えば、損益計算書であれば、A社B社の2つを比較する際、売上を100とした場合の他の費目の割合をざっと計算します。このとき、電卓での計算時に分母が売上高で固定されるので、入力する際に瞬間記憶する数字の数も減ります。

ちなみに、なぜこのようなことをするかというと、事例Ⅳをちゃんと得点するという点において、指標さえ早めに見つけられれば、問題集の解説のような、全部の指標について計算するというプロセスが排除できるのではないか?という着想があったためです。

実際の設問において、例えば収益性分析であれば、どの費目が関わった際に収益性が良化または悪化したかの変曲点を回答することが求められやすいです。比較が容易な表を作成してしまえば、何の指標を書けばよいのか、ひと目でわかるため、計算の時間が短縮できます。加えて、後半の設問の際も、同業他社との比較を問われる問題等が結構よくでるので、勘所を掴む際にも比較可能なように整えるという工程は、私の経験上プラスに働きました

■おわりに

経営分析で重要なのは、何の指標を回答として選択するか、です。
なぜなら、重要な指標とその数値を答え、かつそれに至った背景や推測要因を述べる問題において、選択した指標を間違えると、数値・推測要因どちらもその会社にとって意味のなさない視点となってしまいます。
実際、経営診断をするときに、経営課題となっているものと異なるポイントを取りあげられてしまったら、経営者側は落胆しますよね・・・?
試験で学ぶことは実務につながっている、と考えるとモチベーションも上がりやすいと思います。参考になれば幸いです。

次回はじーちゃんさんの登場です。
お楽しみに!

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