【タキブロ#12】2次対策!『与件に寄り添う』

みなさま、こんにちは! 関西9期のタッキーです。
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受験生の皆さま、早いもので8月も下旬になりました。
これから受験校では模試も実施されますね。2次対策も本番です。最後まで全力で駆け抜けましょう!

さて、今回からは2次対策としてタッキーが実施した取組みについてご案内したいと思います。

2次対策!『与件に寄り添う』

2次対策でよく耳にする言葉に『与件に寄り添う』というものがあります。

これは何か?・・・2次は与えられた事例(与件)の中で起こる様々な課題に対してのみ、診断士として提案や提言を求められます。
実在する企業の診断と違い、2次試験は与えられた事例(与件)の世界以外の事は考える必要が無く、個人が保有する一般論や専門知識は必要ありません。
要するに、事例(与件)といった限られた世界の中の事しか聞かれないという事ですね。

では、与件の世界をどう読み解けば良いでしょうか?

与件文を立体的に”見える化”する。

以前の『タキブロ#4』でもご紹介しましたが、平面の文章である与件文を立体的に浮かび上がらせることにより可視化します。
タッキーは文章を読むのが遅く、読解力も悪いため、与件分を1度読むだけでは理解できません。
また、すぐに忘れてしまい何度も読み返したり、読み落としたりしたため、この方法を実践しました。

与件の”見える化”方法

(1)6色の蛍光ペンでマーカーする。

青 ・・・ 強み
赤 ・・・ 弱み
緑 ・・・ 市場(機会)
橙 ・・・ 市場(脅威)
紫 ・・・ キーワード
黄 ・・・ 社長の思い、あるべき姿

えっ!?6色も!と思われたんじゃないでしょうか?
確かに、6色の蛍光ペンを使い分ける手間はかかります。しかし、これによって大きく”見える化”されます。

まず、青・赤・緑・橙によって、SWOTに分類します。

それから、紫はキーワードです。例えば、2017年度事例Ⅰでは、「HACCP」が出てきました。
定期的に学習していない専門用語がキーワードとして出題されます。こういったキーワードには必ず出題者のメッセージが込められており、また用語を知らなくても解けるように与件や設問にヒントが散りばめられている可能性があります。
ただ、意識して解答を進めないと気付かないケースがあるため、色づけすることで目に入るよう可視化します。

最後に、黄は社長の思いです。これは事例企業のあるべき姿。すなわち最終的なゴール地点を示しています。
各事例は設問を通じて課題が解決する流れとなっており、このゴール地点を意識しておくことで、解答の方向性がブレにくくなります。

(2)鉛筆でグルーピングする

与件の段落ごと、また文章ごとにグルーピングし、どの設問と対応しているか切り分けることで”見える化”します。
これによって、設問間で重複する内容を記述したり、重要な要素をすっ飛ばしたりするリスクを回避します。
また、設問で使用したグループは×印を付け排除することで、次の設問を解く際に与件文が狭まりフォーカスされます。

(3)表やグラフを書く

特に事例Ⅲなどは、事例企業の情報があちらこちらに散らかっており、文章を読むだけでは理解出来ません。
こういった場合は、下書き用紙に表やグラフで纏めることにより”見える化”します。

時世 ・・・ タイムテーブルを書き、いつの時代の事を問われているのか明確にします。例えば、創業時(初代)の事を聞かれているのに、現代(3代)の事を解答するなどは完全にアウトです。

組織 ・・・ 会社の組織図を図示します。どこの部署に誰がいて、何をしているか?など組織の人員と役割を明確にしておくことで、設問の指している部分が明確になります。

その他、事例ごとに市場の関係性や、過去と現在の比較表など文章では解りにくい部分を表やグラフで可視化します。

解答を組み立てる。

”見える化”した与件に寄り添って、与件の世界の中で解答を組み立てます。
設問の中には、「診断士として助言せよ」など類推を伴う内容も出題されます。
しかしこういった場合も可能な限り与件に寄り添うことが重要です。
与件に書いてない一般論や専門知識を放り込んで、ウルトラCの解答を狙うことも可能ですが、こういった解答はブレ幅も大きくリスクがあるためお勧めできません。
根拠の薄い解答は、それだけリスクがあるということです。

また、試験中の☆彡ひらめき!は最も危険です。与件に無いひらめき!ほど根拠の無い解答はありません。

知識を全面に出して突飛な解答を書くより、『与件に寄り添う』解答の方がブレ幅の少ない高得点が狙えるということです。

1次試験以降に学習を始めた方は、まだまだボンヤリしていると思いますが、過去問を繰り返し学習し、特に復習をじっくり行うことで少しずつ2次試験の骨格が見えてきます。
1次試験と違い手応えの薄い学習が続きますが、諦めずに続けることで必ず結果は出てきます。

残りの期間、合格を信じて頑張りましょう!!

次回は、モーリーさんです。お楽しみに!!

 

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