失敗から学ぶ大人の勉強法⑫二次試験のノウハウで迷ったらどうする

勉強すればするほど、わからなくなる

 

二次試験に関しては、こと正解が発表されない試験だけあって
100人合格者がいれば100通りの考え方と解き方が存在します。

受験予備校は言わずもがな
タキプロをはじめ、多くの診断士試験の合格者が
グループ/個人、有償/無償でそのノウハウを受験生の方に
伝授していますが、
受験に対して真面目に向き合われている方であれば
複数のノウハウを分析されていることでしょう。

しかしながら、前述のとおり100人100通りの方法論なので
合格者のノウハウに触れれば触れるほど混乱してくるのが
受験生あるあるの一つで、
そして「結局のところ、どうすればいいのよ?」と
ぼやきたくなるものです。

最終的なゴールはすべての事例で共通する

残された時間もないので、
結論を先に行ってしまうと
究極の方法論というのは存在しません。

ただ、これだけ押さえておけば
まあ大事にはならないよ、という考え方があります。

それは、どの事例であれ、
最終的な目標は、企業の
将来の事業存続と収益拡大であるということを忘れないことです。
そして、まず事例企業の次の年の収益がよりよくなるためには
何がゴールなのか?を想像してみることです。

(事例Ⅰの場合、もう少し長期的な目標も問われますが、
まずは次年度を乗り越えないといけないので、無視をしない方が
無難です)

そんなの当たり前じゃないかとおっしゃるかもしれませんが
受験生でいるとどうしても、些末な文脈の読み取り方やマーカーの引き方などの部分に目が行きがちで、つい忘れてしまうことが多いのです。
が、この2つをまず自分の中で認識しないとどんなに時間とお金と手間をかけて二次試験のメソッドを勉強したところで、あまりめぼしい効果はありません。

どの事例であれ、企業である以上
最終的には企業の血液であるお金を稼ぎ従業員と自分を食わせないことには潰れてしまいます。
会社の売り上げや利益の多寡は事例によって違いますが、
次の年度はその売り上げないしは利益が
今年度より増えてこそわざわざお金を払って、
何だか知らないけど妙に偉そうな
中小企業診断士を呼んだ甲斐があったというものです。

じゃあ、売り上げ、ないし利益を増やすために何があるのよ?と
考えると、その会社の売っているモノやサービスがあります。
そしてそれらを生み出し、外に売る人がいます。
(厳密にいえば工場や設備も必要なのですが、
それらは多くの場合、大企業よりしょぼいのが前提なのであまり問題にされません)

モノやサービス、人が現在より多くのお金を生み出すように
するためには何が必要なのか?
今、お金を生み出すにあたって障壁となっている
ボトルネックは何なのか?
これが各事例に共通する命題なのです。
よりドライに言ってしまえば、お金を生み出さない
ものを改善しようとしても、それはすべて間違った解答になります。

一見非情な考え方のように聞こえるかもしれませんが、
実際のところ中小企業の場合、お金を生まないものに無駄にリソースを
使えるほど余裕がないのです。
例えば従業員の能力やモチベーションを上げるために研修や社内表彰式を導入しても
その結果利益が上がらなければ、会社は存続が難しくなり、
従業員は上がったモチベーションの行き場を失ったまま
路頭に迷うことになります。
どちらを優先させるべきかは明確です。

まず収益の拡大が目標にあり、そのために何を改善していかなければ
いけないのか?何を改善することが早道なのか
どんな事例でもまず、想像力をたくましくして自分で仮説を立てることです。
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