【羊男のブログ】 前々回見切り発車で始めてしまった「不合格の原因追究」の話が案の定収集つかなくなり、ついに最終回が見えてきたこの第24回にまでずれ込む惨劇に発展。

羊男です。

 

タキプロブログ7期もいよいよ卒業が近づいてまいりました。まぁ正直読んでくださってる皆さまは何期とかどうでもいいか笑

 

さてそんなわけでもしかしたら最後かもしれない回だというのに!前々回つまらないテーマで書き始めてしまった挙句完全に収集がつかなくなり、前回、今回とズルズル続けてしまいました。今「最後の最後まで冴えないブロガーだったな」って思ったあなたには今週も天罰が下ると思います。

 

さて前々回から続いております今回のテーマは「不合格の原因分析」。ここまでの2回(前々回はこちら、前回はこちら)で、必要なスキル要素を洗い出して、それらを分類して、対策の要否、必要であればその方向性を決めました。

①

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②

キャプチャ

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そのなかで「本質的な問題っぽいぞ」と振り分けられたもの、言い換えれば「一筋縄でないかなそうな問題」について、その根っこにある本当の問題を突き詰めていこうというのか今回の話です。

③

それを「深める」と表現しましたが、「深める」というのは具体的にどういうことかと申しますとつまり「何故自分はそれができないのか」、「何故そこが弱みになっているのか」について表面的な答えに簡単に飛びつかずにトコトン考え抜くということです。

これが案外むずかしい。

 

まずスタートは「自分はそれができていない」と認めるところです。これは前回ちょっと書いた(っけ?)の話。これだけでも簡単じゃないですが、つぎはそこから「なぜなぜ」で自分を責め続けなければいけません。これはもはやプレイです。

資格試験は人材の育成・確保という使命と機能をもっています。そして2次試験について言えば、読解力(状況理解力)と問題解決力を問うています。一定水準以上の状況理解力とそれを分析して解決するためのプロセスを身に着けた人材を増やそうとしているわけですね。とまり「知識」の世界ではなく「思考」の世界です。

「知識」は基本的に積み上げていけばいいものです。でも「思考」については、ただ積み上げればいいというモノではありません。すでに出来上がってしまっている思考の癖が期待されているものと違っていた場合は、それを矯正することが求められます。つまりこれまで積み上げてきたものをいったん崩さなければいけない。

要は「自己否定」と「自己改造」が求められているわけです。

 

これこそがぼくがこのブログでどうしてもお伝えしておきたかった二本柱のうちの一本。

 

一本目は「資格制度の本質をみきわけるべし」ということ。そしてもう一本が、「自己否定を恐れるなかれ」ということです。たしかタキプロブログを書き始めた初期のころにそんなテーマで一回かいてた気がするけど怖くて見られません。これこそまさに自分と向き合い自己否定することを恐れるダメ男の典型ですね(一応羊男の記事のアーカイブはこちら)。

 

「設問解釈」を例にとって考えてみましょう。自分の解釈がほかの受験生や合格者のそれと違ってたとします。このとき、まずは「自分はなにかまちがっているのかもしれない」と疑うことからスタートすること。決して相手を論破しようとしてはいけません。そんなことに意味はない。

つぎにその原因追及を表面的なレベルで終わらせず、ふかく掘り下げていくことが大事になります。たとえば

  • お作法をしらなかっただけだ
  • メモとか記号の書き込み方がよくなかった
  • 1次知識を忘れてしまっていた

こいうった話で済ませてはいけないということです。

テクニックやお作法も大事ですし、もちろん1次知識なんて絶対に必要ですが、でもそこから一歩踏み込んで自分と向き合い、自分の傾向を深く掘り下げて分析しなければいけません。

たとえばこんなことです。

  • 「思い込み」は無かったか。
  • ⇒もしかしたらそもそも自分には「思い込み」がつよい傾向があるのではないか。

あるいは自分なりに深く考察して設問解釈したつもりだったなら

  • その考察に論理的に破たんしている部分はなかったか。
  • ⇒そしてそれを無視して「自分が考えたい考え方」を無理やり(半ば無自覚的に)正当化しようとしてしまってはいなかったか。

あるいはその事例の業界に詳しい方だった場合、あるいはすでにプロコンと働かれている場合、

  • 自分はこの業界のことをよくわかっている、コンサルの実践的なスキルをだれよりも持っている。だから自分の解釈こそが正しい。そんな風にどこかで思ってしまっていないか。

 

そうやって自分の思考の癖とか傾向を見つけ、それを書き換えていくことが大事なんじゃないかと思うわけです。とくに、どれだけ過去問を解いても合格者の解答とは違うことを書いてしまうという方。あるいは他の受験生が誰一人書かないような尖った答案をかいてしまう方。そんな方々にとっては。

 

診断士は仮にも経営コンサルタントの資格です。コンサルたるものロジカルシンキング・クリティカルシンキングと、自分を否定して改造し続けるハードMな性癖はなくてはならないものだと思います。

たとえそれでどれだけ自分の思考が否定されることになったとしてもそれで無くすものなんてなにもないですよね。だからどうぞ恐れることなく自分と向きあい、自己否定と自己改造を繰り返していってください。

 

いつもにも増してピンと来ない話になってしまいましたが、これが不合格原因分析の最後、「深める」です。

 

ここからは半分宣伝。

 

ここまで書いてきた感じで「原因を深めるため」に自分を懐疑的な目で客観視して弱点や癖を見つけるには、どうしたらいいでしょうか。

 

まず絶対に必要なのは自分の答案を厳しい目で読み返すこと。答案は自分の思考を映し出す鏡とおもって、そこに変な文章や考え方が映っていないか曇りなきまなこで見定め、決める(えぼし「ぶはははは」)ことです。

そして勉強会。勉強会というものは本当に使えます。自分の答案や考え方をほかの受験生や昨年合格者にさらして様々な角度から意見をもらい、同時にほかの受験生、合格者がどう考えてどんな答案をつくるかを知ることができるまたとないチャンスです。

近くで開催されていないという方はWeb勉強会でもOK。タキプロはFacebook上でWeb勉強会というものを開催していますのでぜひ活用してみてください。

 

で、その際にとても重要なのは、「相手を論破すること」を目的にしてしまわないこと。そんなことには何の意味もありません。勉強会の真の価値は、自分を否定して改造するためのヒントを得ることにあるのです。自分の答案をさらけだして様々な意見をもらうこと。それによって自分の弱点を知り、あるいは不合格の原因を深く掘り下げるヒントを得ること。そしてその弱点を「改造」するために、さまざまな考え方に触れること。これはもう本当に、他にはない強い武器になります。加えて合格者が持っているテクニックやノウハウをあますところなく吸収することができます。

ぜひ、地理的・時間的に参加できる方は、勉強会にどんどん参加して、使い倒してみてください。無駄になることはひとつもないと思います。

 

 

というわけで!

 

昨年2次試験終了と同時に休止状態となっておりましたタキプロ勉強会、ついにこの2月後半から再起動いたします!!!

 

今回のタキプロメンバーは28年度に合格したばかりのツワモノたち。ファシリテーターとして皆さんのディスカッションを促しながら、直近合格者ならではのノウハウや考え方をあますところなくお伝えしてまいります。

おなじ受験生の仲間をつくることができるまたとない機会でもあります。今年の2次試験合格に向けて、ぜひ積極的にご参加ください!!!

詳細はこの画面の右上とかこちらのページから(近日公開!)。

たくさんの方のご参加、心よりお待ちしています!

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合格体験記大募集!
 タキプロではみなさまの合格体験記を募集しています!!これまでの受験生活を振り返って文字に起こしてみるというのもなかなか楽しいものだと思いますし、記憶が鮮明なうちに整理して書き起こしておくと後々結構重宝します。そして受験生にとってそれはとっても貴重な情報になると思います。

締め切りは1月22日としていましたが25日まで延長します。皆様のたくさんのご応募お待ちしております!!!投稿方法など詳細はこちらをご確認ください。

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さて、最後は完全に宣伝になってしまいましたが今回のお話はここまでです。相変わらずキレのわるい文章でしたが、今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。

ぼくのブログは実質あと1回かな。最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

JoJo名言シリーズは今回が最後かも。なので2つ。ひとつはぼくが最も好きなスタンド「極悪中隊(バッド・カンパニー)」の使い手である虹村形兆さんから一つ(こっちのセリフは耳が痛いのであんまり好きではないですが)。そしてもう3回目ですが、一番すきなジョルノ・ジョバーナの熱きセリフを。

 

人は成長してこそ生きる価値ありと 何度も言ったよなあ…………

         虹村形兆 第4部(30巻)より引用

 

 

 

ミスタは今!ヤケになっているッ!

責任は自分の身を「犠牲にして償う」…と!

だがッ!追いつめられた根性ではないッ!

「覚悟」だッ!「覚悟」が必要なんだッ!

「覚悟」とは…………犠牲の心ではないッ!

「覚悟」とは!!

暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!

     ジョルノ・ジョバーナ 第5部(第55巻)より引用

 

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