受験生の読書術③〜財務会計の苦手克服法〜

とまと試験まであと2ヶ月弱ですね。今日も勉強法について迷ってるかーい?自己紹介と前回までのブログはこちらをご覧あれ。)

りんごどんな呼びかけ?!明るく嫌味言ってるんか?

とまと:嫌味じゃないです。迷っている人は合格に近づいている証拠ですから、迷っている方がいいんです。

りんごは?どういうことや?

とまとゲーテの名言で、こんなのがあります。

人間は努力するかぎり迷うものだ。

迷っているということは、努力しているということ。

努力しているということは、合格に近づいているということ。

だから、今の時期に迷っている人は合格できる人、と言いたかったんです。

りんご論理的にはそうかもしれんけど、わかるような、わからんような。

とまと迷い悩むほど勉強してるということなので、そういう人の方が合格しやすいと言えばご理解いただけますでしょうか。

そんな迷える子羊ちゃんたちに、今回は財務会計でおすすめの本をご紹介します!

りんごあれ?前回も本の紹介やったやろ?遂に本以外のネタが尽きてきたか…。

とまといえいえ、こんなに難しい診断士試験ですよ、ネタは書ききれないほどあります。ですが、おすすめの本は試験直前に紹介されても困りますよね。なので、このタイミングで紹介しておこうと思います。

それでは1冊目はこちら!

山田真哉『女子大生会計士の事件簿』1~6巻、角川文庫、2004年~2010年

さあ!推理小説好きの方、お待たせしました!遂に「1つ目」の伏線が回収される時がやってきました!

りんご:伏線?いつの?何の話や??

とまと:皆さん、覚えていますね。とまとりんごの自己紹介のときに、「あること」をきっかけに、私が税理士になることを決意したと言っていたことを。その「あること」が、「読書」なんです。決意するきっかけとなった本は2冊あるのですが、そのうちの1冊がこの山田真哉先生の本なんですね!

りんご:あ…あれ伏線やったんや。今、ほんまかいな〜言うて、みんな自己紹介見に行ってると思うで。いや、見にも行かへんか。

とまとまさか、そんなはずないです。

山田真哉先生は、公認会計士なのですが、文才にも恵まれておられ、まさに神は二物を与えたな、という感じの方です。

さて、この本は、会計士試験に最年少で合格した女子大生の萌さんと、ごくフツーの会計士補カッキーのコミカルなやり取りで、会計士の監査法人での日常を描いた小説です。

この本を読むと、財務会計のうち、いわゆる「簿記」の知識が楽しく身に付きますよ。例えば、中小企業診断士のテキストだと1ページの解説しかない減損会計の考え方が実務の話を通してストンと腹落ちします。

笑いあり、涙ありでとにかく面白くて6巻もあるので、財務会計の苦手な方が、会計の面白さについて気づけた時点で、いったん読むのをやめた方がいいかもしれません。続きは合格したあとでいくらでも読めますから。

さらに、会計の仕組みや財務の分析指標を学ぶには、同じく山田真哉先生の

 

『新装版 世界一やさしい会計の本です』日本実業出版社、2009年

 

がおすすめです。時間がなければ、分析指標のところだけでもさらっと目を通してみてはいかがでしょうか。それだけでも、色々な指標が、どのくらいのパーセンテージなら望ましいのかといった基準を知ることができるので、試験に役立つはずです。

山田真哉先生の本を読んで、私ははじめて「会計って面白いな」と思いました。財務会計が苦手でやりたくない!という方も、この本を読めば会計に対する苦手意識が薄まるんじゃないかなと思います。

りんご:この本を読んで面白いと思った人は、財務会計が得意になる可能性を秘めてるってことやな!

とまと:では、次の1冊に行きましょう!

 

③後藤卓也『大人のための「超」計算』すばる舎、2015年

④鍵本聡『計算力の基本』日本実業出版社、2011年

 

りんご:計算の本か~。

とまと:はい。私は、昔から暗算が苦手で電卓がないと計算がおそろしいほどに遅いんです。

でも診断士の1次試験では電卓の持ち込みが許されていないので、私は「電卓使わせて!!」と心で叫ぶもののどうにもならず、非常に苦労しました。

りんご:叫んでなんとかなるんやったら警察いらんわな。

とまと:警察の出番がある話でもありませんが…。とにかく、1次試験の財務会計では、電卓を使わずいかに正確に早く計算ができるかが大事になってきます 

りんご:わらにもすがる思いで、計算のコツをつかむためにこの本を読だっちゅーことやな。

とまと:そうです。これらの本に、分数と小数点の変換は暗記しておくと早く答えが出せるとあったので、ノートに書いて何回も見ました。去年の私はこんな風にノートにまとめました。

りんご:字、汚いな…。

とまと:自分で読めたら綺麗に書く必要は全くありません!

りんご:あ、開き直った。

とまと:いえ、今からは時間との勝負です!字を綺麗に書く時間があったら、1問でも多く過去問を解いてください!

それから、1次試験は選択肢から正しいものを見つけられるかの勝負なので、必ずしも答えを出す必要はありません。

りんご:え?どういうこと?

とまと:最終値まで出さなくても、この選択肢は桁数からありえないよね、と消去法で正解が導き出せる問題があります。あるいは、さっきのノートを活用して、問題を見た時に、答えを分数から少数、又は少数から分数に変換してみると、選択肢を絞れるケースもありました。このように、ざっくりとした計算のコツをつかむことが、1次試験の財務会計の苦手克服への近道です。

りんご:計算が苦手でも、とまとりんごのように合格することができるってことやな。羊でも狼でも、今から試験までまだまだ挽回できるから大丈夫やで!

とまと:それでは今回はこのあたりで。人生の迷子!!とまとりんごでした☆彡

明日は勉強会リーダーみっつんさんの特別講義!2次試験に1次試験の問題文を使って回答するという裏技を伝授してもらえます。お楽しみにメェ~~!

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