【日曜日は名古屋の日】1次試験、正解に偏りはあるのか? (あぶじゃ)

みなさんこんにちは!約1か月半ぶりに登場のあぶじゃ@名古屋です。

今日が終われば1次試験までちょうど40日、最後の直線の先にあるゴールが見えてくる時期ですね。暑かったり寒かったり雨が降ったり大変な季節ですが、健康に十分に気をつけて乗り切ってください。

さて、私も昨年の今頃は過去問の演習に勤しんでいたのですが、
その時思ったことに

1次試験の正解って、やたら“エ”が多くね?」というのがあります。

単純に言えば4択の問題なら4回に1回、5択なら5回に1回ずつ正解が割り振られるはずなのですが、ある過去問では4連続で“エ”が正解だったりして、なんとなくそんな気がしてたんですよね。

当時は合格第一でそんなこと調べたりしなかったのですが、今回ヒマにまかせて過去5年分(平成24年~28年)の正解率がどうなっているのか計算してみることにしました。

なお、ところどころ細かい計算間違いをしている可能性が大なので、具体的な数値は掲載しないでおきます。あと、昨年までの傾向がこうだったからといって、今年以降もそうなるということを保証するというものでもないです。あしからずご了承くださいませ。

それではまず、7科目全体の順位から、

 

7科目総合 ウ > エ > ア > イ > オ

総合優勝に輝いたのは“ウ”、続いて“エ”、“ア”、“イ”となりました。
とはいえ、4位までは正解率22%~25%の間にひしめき合っており、トータルで見た場合、ア~エの正解率に差はないと言ってよいでしょう。
残念なのは”オ”、5択問題のときにしかお目にかかれないにもかかわらず、16%台という寂しい結果に終わってしまいました。

 

続いて各科目別に見てゆきましょう。

 

1. 経済学・経済政策 ウ > オ > エ > ア = イ

トップの“ウ”は過去3年連続3割をマークしており、この好調を今年も持続できるのか注目されます。また、他の科目では振るわない”オ”が健闘して2位に入っていることも特筆すべき点ですね。昨年10%台だった“ア”が今年巻き返せるかも興味深いところです。

 

2. 財務・会計 ウ > ア > エ > イ > オ

“ウ”は平成26、27年と2年連続で4割超えの偉業を達成し通算でも3割超え。“ア”、“エ”は25%前後と平均的な数値。“イ”、“オ”はそれぞれ10%台後半、ヒトケタ後半でしたが、2年連続で10%台後半の不振に喘いだ“ア”が昨年3割をマークしたことから見て、同じ境遇の“イ”が今年ブレイクするのではないかと期待しています。

 

3. 企業経営理論 エ > ウ > ア > イ > オ

診断士試験の最重要科目と言っていい本科目でトップに輝いたのは“エ”、全選択肢の中で唯一、過去5年間一度も20%を下回ったことのない安定感が勝因と言えるでしょう。とはいえ、”オ“以外の4つは20%~25%の中にひしめくダンゴ状態となっています。こちらも過去2年間、惜しくも20%に届かなかった”イ“の動向に注目したいです。

 

4. 運営管理 ウ > イ > エ > ア > オ

“ウ“の強さが際立つこの科目、過去5年間で3割3回、2割5分を下回ったことが1度もないという安打製造機ぶりを発揮しています。もちろん通算打率も3割超え。少なくともこの科目だけは、「迷ったら”ウ“をマークしろ。」と言ってしまっていいのではないか。そう思ってしまうほどの安定感を見せてくれています。

 

5. 経営法務 エ > イ > ア > ウ

昨年5割という驚異の打率をマークした“エ”が堂々の1位。“ア”、”イ“はどちらも20%台後半を維持していますが、安定感のある”ア“に対し”イ“ は出入りが激しく好対照となっています。総合王者の“ウ”はこの科目では大苦戦。4択問題であるにもかかわらず、過去5年間で1度も正解率25%を上回ったことがないという王者らしからぬ戦いぶり。完璧なものなど何もないのだということを我々に教えてくれるかのようです。

 

6. 経営情報システム イ > エ > ア > ウ

“イ”、“エ”は昨年数字を落としたものの、一昨年までの貯金がものを言って上位をキープしています。低落傾向に歯止めがかけられるのか、今年が一つの試金石になりそうです。総合王者“ウ”は経営法務以上に本科目を苦手としていましたが、昨年3割2分の高打率をマークして年間では1位に輝きました。これがフロックなのかどうか、こちらも試される1年になるといえるでしょう。

 

7. 中小企業経営・中小企業政策 エ > ウ > ア > イ > オ

1位の“エ”は大惨敗した平成24年以降は、常に2割5分を超える安定感を見せて1位獲得。逆に4位の”イ“は5年間のうち3回が2割に届かずこの順位になってしまいました。ここでも”オ“は蚊帳の外に置かれているような状況で、これがレギュラーと準レギュラーの差なのでしょうか。

 

まとめ

  • 総合的に見ればア~エの選択肢間に大きな差はない。
  • とはいえ、“ウ”、“エ”が上位に来ることが多い。
  • 科目毎に見ると、正解率に偏りがある選択肢もある。
  • 各年毎に見ると2~3年周期で正解率の上昇/下降が見られる。
  • “オ”の正解率は基本20%を下回っていると考えてよい。

 

さて、私の次回ブログ記事投稿予定は8月6日の18:00、したがって今回が1次試験前最後の投稿となります。残り40日みなさんの学習が順調に進まれることと、試験当日十二分に実力を発揮されることを、この場をお借りして謹んでお祈り申し上げます。

 

明日は50代ストレート合格「しげ」さんです。お楽しみに!

 

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