【1次】2013年合格に必要なこと(5) 過去問攻略の秘訣

おはようございます

破れ障子@タキプロです

 

大手受験校では、財務・会計の授業が終わり、運営管理に差し掛かる時期。3科目めにもなってくると、診断士1次試験のボリュームの多さに気づく頃ではないでしょうか。

私自身、この時期に受験校で受け取った過去問(7科目×5年分)のボリュームに圧倒され、なかなか過去問には手出しできなかったものです。しかし、千里の道も一歩から。どんな資格試験でも言えることですが、過去問攻略は合格への最短ルートです。

というわけで、「ストレート合格に必要なこと」5回目は、過去問の活用方法について。

 

過去問はできる限り早めに着手

まず、7科目×5年分の過去問の学習には、どのくらいの時間がかかると思いますか?

 

単純に計算して、

  • 問題を解く → 8.5時間×5年=43時間
  • 解説を読む → 解くのと同じくらい=43時間

さらに、間違えた問題については

  • 復習する → 解く時間の半分として20時間
  • 繰り返し解く → 5割を間違えて2回解きなおすとして43時間

以上を合計すると、だいたい150時間

週に5時間を充てても30週間かかり、今から始めてギリギリ1次試験の直前に終わるぐらいです。授業で新しい知識が入ってきて予習・復習もしている中で、週に5時間以上を充てないと過去問をやり切ることはできない。実は、今のうちから計画的に着手しておかないと、消化しきれないんです
予習や復習と組み合わせながら、少しずつでも取り組んでいきましょう

 

         

 

続いて、過去問を効率的に活用するためのポイントを3つ紹介します。

 

分野ごとに横串で学習

授業で習った分野の復習を兼ねて、頻出の分野だけ5年分解いちゃいましょう。なお「横串」というのは、過去問を「年度ごと」に解くのではなく、「分野・テーマごと」に年度をまたいで解く方法のことです。出題傾向(その分野の中で、どんな内容が、どういう問われ方で出題されてきたのか)を知ることで、学習の優先順位づけにも活用できます。

 

答えを書き込む

同じ問題を繰り返し解くのも効果がありますが、幾分か答えを覚えてしまうものです。解いてみて力を試すよりも、答えや判断根拠を問題に書き込んでしまうことで、次に学習する時は問題を読むだけで、問われている知識が何だったのかを振り返ることができます。この段階に来ると、過去問は知識のアウトプットツールではなく、テキストと同様のインプットツールになります
(私は、正しい選択肢は、誤りの選択肢はで書き込むことで、より視覚的に捉えられるようにしていました)

 

易しい問題から手を付ける

いきなり難しい問題を解こうとしても取り組みにくいので、難易度が過去問に記載されていれば、易しい問題から手を付けましょう。易しい問題でその分野の理解を深めた上で、少しずつ難易度の高い問題に挑戦していく方が、モチベーションも維持しやすいです

 

本日のまとめ

以上、過去問の活用方法を紹介してきましたが、過去問は1次試験で最も重要な学習ツールです。(模試や演習問題と異なり、実際の試験と同じ出題者が作成しており、単なる問題演習だけでなく出題傾向を知る効果があるため)

早めに着手して、効率的に活用することで、最短ルートで合格を目指しましょう

 

次回は、暗記方法について紹介します。

それでは、また来週!

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【1次】2013年合格に必要なこと(5) 過去問攻略の秘訣” に対して3件のコメントがあります。

  1. yamamoto より:

    毎日、このサイトを読んで励みにしています。一点、質問です。
    「正しい選択肢は青、誤りの選択肢は赤で書き込むことで、より視覚的に捉えられるようにしていました」とありますが、この正しいというのは、「正しい選択肢を選びなさい」という出題形式に対する回答という意味でしょうか?それとも、正解だった選択肢という意味でしょうか? またその効果について、もう少し詳しく教えてください。

    1. takyprofessional より:

      yamamotoさん、いつもタキプロブログをご覧頂き、ありがとうございます!
      破れ障子@タキプロです。

      >この正しいというのは、「正しい選択肢を選びなさい」という出題形式に対する回答という意味でしょうか?
      >それとも、正解だった選択肢という意味でしょうか?

      結論から言うと、前者です。(説明不足で失礼しました)

      整理すると、
      ・正しい選択肢 ⇒ 青で○をつけ、正しいと判断できる根拠の記述に青で下線を引く
      ・誤りの選択肢 ⇒ 赤で×をつけ、誤っている箇所を赤字で修正
      という書き込みをします。

      なので、選択肢がア~エの4つであれば、
      ・正しい選択肢を1つ選ぶ設問では、青○が1つ、赤×が3つ
      ・誤りの選択肢を1つ選ぶ設問では、青○が3つ、赤×が1つ
      つくことになります。

      【この方法の効果について】
      各選択肢で問われたポイント(どんな論点が正しい/誤りの判断根拠とされたか)が確認できるため、過去問の出題のクセを知ることができます。
      出題傾向は短期間では変わらないため、直近3~5年の過去問でクセを知っておくと、
      ・試験本番で問われやすい論点を重点的に学習できる
      ・引っ掛けのパターンから、知識がなくても解答を絞り込める
      という効果があります。

      そういう意味で、過去問の学習では、実は誤りの選択肢の方が学習効果が高いと思います。

      長くなりましたが、過去問をただ漫然と「解いてみて、当たったか外れたか確認する」という使い方をするよりも、このように「過去の出題傾向を分析しながら頻出論点の知識を吸収する材料」として使う方が、「過去問を通じて曖昧だった知識を整理できる」という効果もあり、はるかに効率的に学習ができます。

      ぜひお試しください♪

  2. yamamoto より:

    どうもありがとうございます。
    ものすごく具体的で、ためになります。
    さっそく実行します。

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