【合格体験記】Amuさんの場合


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こんにちは、なおです。
本日はAmuさんの合格体験記です。
下記を読んだ時は、すごいなと思いました。

—合格体験記はこちらから————————-

・自己紹介

 Amuと言います。受験生の時は、このブログには大変お世話になりました。完全独学者には貴重な情報源であり、学習の方向性など参考になる記事が多々あり、特に2回目の2次筆記試験には大いに役に立ったと思っています。ありがとうございました。

 現在、私は61歳ですでに定年を迎え、現在無職です。5年ほど前に、末弟が中小企業診断士になったこと、先に定年を迎えた会社の先輩が中企業基盤整備機構で経営支援のアドバイザーをしており興味があったこと、過去の経験を整理・再構成し今後に役立てるうえで有益ではないかと考え挑戦してみることにしました。

 とはいえ、中小企業診断協会が公表している試験の統計資料によると、平成27年度の1次試験で全体の合格率(申込者数に対して)が18.7%に対し、60歳代は14.8%。2次試験は全体が18.4%に対し、60歳代は6.0%と年齢のハンディらしきものもやはりあるようで(特に2次試験で)、厳しいなとは思っていました。しかし、勉強を始めてみるとこれまでの社会人生活のなかで聞きかじっていたことが知識として整理され、なかなか楽しい一面もありました。

 2次試験に合格しこれから実務補習を受ける予定です。4月頃には無事登録できると思いますが、その後この資格をもとにした計画は現在未定です。しかし、昔の友人が数人集まり会社を設立する予定がありその準備を現在進めているのですが、経営法務や財務・会計の知識など随分役にたっています。本来司法書士さんに委託するのが普通のようですが、費用節約と勉強もかねて独力で設立しようと思っています。

 超高齢化社会が急速に進行する日本で、高齢者の起業が全体の3割を占めている状況で、私と同年代の人がこの資格に挑戦することも増えると思われますので、そうした方々の参考になればと思い筆をとりました。

・受験歴

 2014年11月中旬に、TBCの企業経営理論と運営管理のテキストを購入したのですが、簿記2級を取得したほうが好ましいと資格の紹介本に書いてあったので、12月中旬から2月末まで簿記の勉強をし、日商簿記2級を取得しました。最初2級のテキストを商業簿記編と工業簿記編の2冊を買い勉強を始めたのですが、なにしろ簿記など全くのシロートでしたので歯がたたず、あわてて3級の本も買い込みひととおり読んでから2級に再挑戦しました。そんなわけで診断士の本格的な勉強は2015年3月からです。8月の1次試験受験は、経済学・経済政策96点、財務・会計76点、企業経営理論71点、運営管理57点、経営法務56点、経営情報システム56点、中小企業経営・政策64点の合計476点で合格。2次試験は、事例Ⅰ-A(62点)、事例Ⅱ-B(50点)、事例Ⅲ-A(67点)、事例Ⅳ-B(51点)の総合評価B(230点)であえなく不合格。2016年は、1次を保険受験で5科目受験し散々な成績。5科目で経済学のみ科目合格でした。2次試験は、事例Ⅰ-B(58点)、事例Ⅱ-A(60点)、事例Ⅲ-A(75点)、事例Ⅳ-B(54点)の総合評価A(247)で合格しました。

・勉強方法

 最初に書いたように完全独学です。受験予備校に関しては、模擬試験も含めていっさい利用しませんでした。今、考えると1次試験は独学でも対処しやすいと思いますが、2次試験は利用したほうが効率は良かった気がします。ただ、経験がないので本当のところはわかりません。

 大学は工学部で、仕事も設計開発や技術サービス、生産技術などを経験、最後は工場長をしていました。ですので、経済学、経営理論、財務・会計、運営管理(店舗管理)、経営法務、中小企業経営などはほとんどゼロからのスタート。経営情報システムは、Linuxなどを趣味で触っておりネットワークなどは結構勉強していたので比較的取り組みやすかった(ITパスポート、基本情報技術者を2015年春と2016年春に取得)ことと、生産管理は基礎知識がありました。しかし、1次試験の点数にはあまり反映されていません。ただ、2次試験の事例Ⅲはやはり4つの事例の中ではアドバンテージがあったのでしょう。

 勉強方法は、あまりお勧めできないどころかやってはいけない方法のようですが、やたら参考書を買い込んで道草ばかりしていたように思います。参考書の参考文献欄に乗っている本や試験委員の先生の書かれた本など100冊以上買い込みました。理由は、受験参考書がやたら試験に出る項目の羅列に終始し丸暗記を強いる事、丸暗記に耐える体力と柔軟性をもはや持ち合わせていないため、ある程度論理性をもった記述でないとすんなり頭に入らないこと、独学でのモチベーション維持にはやはりある程度面白くないと続けられないことなどです。

 その一部を以下に挙げます。いわゆる中小企業診断士の受験参考書以外です。勉強に行き詰った時、モチベーションがあがらない時など気分転換に読んでみてはいかがでしょう。中には定評のある必須文献もあります(赤字)。日経文庫などは200ページ前後ですので割と早く読めて解った気になれます。下線付きは推奨本です。出版年が古いのは、すでに持っていた本と、費用節約のため最新版を買わずAmazonで古本を安く購入したためです。

速習!ミクロ経済学―試験攻略入門塾(石川秀樹、中央経済社、2013)

速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾(石川秀樹、中央経済社、2015)

・財務3表一体理解法(国貞克則、朝日新書、2007)

・キャッシュフロー計算書の見方・作り方(岩崎彰、日経文庫、2001)

管理会計の基礎 現代会計学の基礎 5(大塚宗春、辻正雄、税務経理協会、2003)

意思決定会計講義ノート(大塚宗春、税務経理協会、2012)

・経営分析と企業評価  [四訂版] (秋本 敏男、創成社、2011)

・経営分析の知識(岩本繁、日経文庫、2007)

経営財務入門 (ビジネス・ゼミナール) 第3版(井手正介、高橋文郎、日本経済新聞出版社、2006)

証券投資理論入門(大村敬一、俊野雅司、日経文庫、2002)

・MBAマネジメント・ブック[新版](グロービス・マネジメント・インスティテュート、ダイヤモンド社、2003)

経営管理(野中郁次郎、日経文庫、2011)

・経営管理 新版(塩次喜代明、高橋伸夫、小林敏男、有斐閣アルマ、2011)

経営戦略全史 (三谷 宏治、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2013)

経営戦略―論理性・創造性・社会性の追求(大滝精一他、有斐閣アルマ、2014)

経営戦略の論理  第4―ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム (伊丹敬之、日本経済新聞出版社、2016)

戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (三枝匡、日経ビジネス人文庫、2003)

・組織論 補訂版(桑田 耕太郎、田尾雅夫、有斐閣アルマ、2010)

組織デザイン(沼上幹、日経文庫、2015)

・モチベーション入門(田尾雅夫、日経文庫、2007)

・リーダーシップ入門(金井壽宏、日経文庫、2013)

マーケティング戦略 第4版(和田充夫、恩蔵直人、三浦俊彦、有斐閣アルマ、2013)

・小が大を超えるマーケティングの法則(岩崎邦彦、日本経済新聞社、2013)

・スモールビジネス・マーケティング(岩崎邦彦、中央経済社、2013)

人材マネジメント入門(守島 基博、日経文庫、2007)

・労働法 第4版(浅倉むつ子、島田陽一、盛誠吾、有斐閣アルマ、2011)

・人事の法律常識(安西愈、日経文庫、2010)

中小企業のための生産管理の実際(甲斐章人、日経文庫、1998)

・生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (藤本隆宏、日本経済新聞社、2014)

・生産マネジメント入門〈2〉生産資源・技術管理編 (藤本隆宏、日本経済新聞社、2005)

・<イラスト図解>工場のしくみ(松林 光男、日本実業出版社、200)

ベーシック流通と商業 新版 –現実から学ぶ理論と仕組み(原田英生,向山雅夫,渡辺達朗、有斐閣アルマ、2010)

売場づくりの知識<第2版>(鈴木哲男、日経文庫、2011)

マーチャンダイジングの知識(田島 義博、日経文庫、2009)

・知的財産法 第6版(角田政芳、辰巳直彦、有斐閣アルマ、2013)

会社法の基礎知識 改訂版(井口茂、自由国民社、2009)

・平成27年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 CBT対応(栢木厚、技術評論社、2015)

・基本情報技術者試験対策テキスト 平成27-28年度版(FO出版編、FOM出版、2015)

21世紀中小企業論 第3(渡辺幸男、小川正博、黒瀬直宏、向山雅夫、有斐閣アルマ、2013)

・敗因(不合格だったときのこと)

 2015年の最初の2次試験は、結局事例Ⅱ(50点)と事例Ⅳ(51点)でともにB判定。合計230点で合格点に10点届かずのB判定でした。やはり、マーケティングと財務・会計が足を引っ張った形でした。経験のなさが露呈した感じですが、特に事例Ⅳは過去問の取り組みが疎かになっていたことが敗因と感じています。簿記1級の受験もイメージして簿記1級の管理会計のテキストと問題集を中心にやったのですが、事例Ⅳの問題の特徴にマッチしていなかったと反省しました。簿記1級の管理会計部分と内容的にはかぶるのですが、簿記1級が計算力を試すという方向性に対し、事例Ⅳは財務諸表を見て問題点をいかに的確に素早く指摘し解決の方向性を示すことができるかを問うと理解しました。2年目の2016年は12年分の過去問を4回転し対応力を磨きました。得点を見るとあまり成功しているとは思えませんが、方向性は良かったと思っています。事例Ⅱに関しては、マーケティング戦略を再度丁寧に読み直し、過去問12年分を「ふぞろい」を参考にしながら3回転しました。

・勝因(合格につながったと思う取り組みなど)

 2回目の2次試験は、当日風邪気味で体調悪く午前の2科目は全然自信がありませんでした。これではせっかく1年間頑張った甲斐がないと思い気合を入れ直したのですが、終わった後は完全に不合格と思っていました。2次試験の終わった翌日から来年もう一度受ける羽目になる1次試験のことを考えて、春に応用情報技術者を取り科目免除とし、保険受験で得た経済学の科目免除で5科目受験とし財務・会計をもう一度磨き直そうと思い、応用情報技術者のテキストを買って勉強していました。合格発表があり合格したことを知った時はびっくりしました。なので、勝因が今一つピンとこないのが正直なところです。あえて言えば、敗因で述べたとおり事例Ⅳの対応と事例Ⅲが思った以上に得点できたことです。やはり、よく言われているように試験中は絶対あきらめてはいけないということでしょうか。

・受験生へのメッセージ

 最初に書いた通り、中小企業診断協会の統計資料によると、合格率は20歳代が一番高く年齢が上がるほど下がるのは歴然とした事実です。しかし、長く社会人をやって種々の知識と経験をお持ちの方が、この幅広い試験科目が試される試験にトライすることは、自身の知識と経験を整理し関連付け、その有用性や位置づけを再確認することに役立ちます。トライすることをお薦めします。古くなった知識と特殊な経験を振りかざし老害といわれないために役立つと思います。

 また、若いうちにこの試験に挑戦するのも貴重な知識が得られ有意義です。私ももう少し早くやればよかったと何回も思いました。特に、管理職になったあたりの人には最適と思いました。

 この試験、少なくとも1,000時間程度の勉強時間が必要と言われていますが、独学の場合、モチベーションの維持が最も大変です。受験参考書だけに固執せず、回り道と見えても面白いと思えるような関連参考書を読みながら、実力アップを図っていくことが必要ではないでしょうか。


すごいですね。
論理性を持って覚えること、モチベーションの
維持に心がけたこと、失敗の原因も考え、
得意な部分で点数を重ねたこと。

自分の知識の状況等も勘案して、勉強方法を
考えるのは大事ですね。
Amuさん、合格おめでとうございます。
参考になりました。

 

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