【タキプロ7期生合格体験記】 ~「とり」さんの場合~

みなさん、こんにちは。
さむ@タキプロ6期です。

さあ、本日より合格体験記を1週間にわたってお送りします。トップバッターは、独学で2次試験を1発合格されたとりさんです。
使えるツールを最大限に活用して合格された体験記は、独学のみなさんには特に参考になるはず。

それでは早速、どうぞ!


 

  1. プロフィール

自己紹介 40代男性、IT企業勤務(営業職)
学習方法 独学
学習開始 2012年10月
受験歴  1次2回(2014年/2015年) 2次1回(2015年)
学習時間 2012年10月~2014年8月:1次のみ 約1,200時間
     2014年10月~2015年12月:1次450時間、2次650時間

 

  1. 診断士を目指した背景

自身のキャリアに危機感を抱き、紆余曲折経て40歳を目前に学習開始。

 

  1. 診断士を選択したポイント
  • 国家資格であり社会的ニーズが高く魅力ある資格であること
  • 受験資格のハードルがなく独学で取得できそうなこと
  • 自身の知識や経験を活用できる領域があること

 

  1. 合格までの軌跡

2012年10月~2013年12月

学習へのリハビリの意味で手始めに企業経営理論のスピテキを購入、通勤や営業外回りの電車で通読しました。内容は興味深く、継続可能の感触を得ました。

一方、途中挫折を恐れてテキストは1科目ずつ購入、7科目読み終えるのに実に8か月も要しました。この時点では1科目も合格の自信を持てず、2013年度の受験は見送りましたが、学習習慣を定着できたのは大きな進歩でした。

 

2014年1~8月

仕事は不規則で家では子供も幼く、とにかくスキマ時間学習の積み重ねでした。

最新版問題集と過去問、財務計算問題集を揃え、営業外回りや帰宅後の空き時間をみつけて取り組む日々…、正答率は低く(特に財務と経済)モチベーションは低下、継続するか否か葛藤が続きました。その中でタキプロのセミナー開催(3月)を知り、参加することにしました。

タキメンの懇切丁寧な対応や同じ志をもつ人達に接することでモチベーションは一気に回復、「合格するまで継続する」と、いとも簡単に意思は固まりました。

その後、タキプロ勉強会参加、各問題集3回転、過去問5年分を4回転解き、中小だけは問題集のスマホアプリ版をスキマ時間で何度も解いて、8月の本試験に臨みました。

結果:不合格(科目合格4科目 運営、法務、情報、中小)

 

2014年8~12月

2ヶ月程学習中断しましたが、次回受験意思は固まっていました。

10月から不合格科目のテキスト復習、タキプロ大交流会参加、2015年の年間学習スケジュール作成、と徐々に学習ペースとモチベーション向上を図り、加えて年末年始は永年勤続に託けて13連休を取得、帰省や家族旅行で存分に英気を養いました。

 

2015年1~5月

2次の学習(過去問)に着手、当初は1事例に数時間要する、意味不明な解答を書く、と箸にも棒にも掛からぬ状態でしたので、「全知識」を通読した上で再度事例Ⅰ~Ⅲを解き、90~100分程度で体裁は整うようになりました。ただ、直近事例は正否の判断ができず、WEB勉強会に解答アップしてみました。
初解答で配慮もあったものの比較的高めの評価コメントをいただけて手応えを感じました。
一方、フレーム基本逸脱、題意誤読、与件無視の助言、事例Ⅳはほとんど自力解答不能、と課題は山積していたので、3~5月にはタキプロ勉強会にも積極的に参加し、時には恥ずかしい解答を晒しながら多くの気づきを得てスキルの向上に努めました。

1次対策は、過去問完全マスターを、2次の学習とのバランスを図りながら取り組みました。苦手科目の経済は、易化したにも関わらず1マーク及ばなかったことから学習方法を根本的に見直し、テキストを石川秀樹先生の「速習」に変え通読とWEB講義視聴、さらに手書きサマリ作成と、遠回りですが基礎から徹底的に学習し直しました。

 

2015年6~8月

1次対策強化期間として2次の学習を中断して集中的に取り組みました。愚直に過去問演習、知識定着作業、財務計算問題を何度も取組み、本試験に臨みました。

 結果:合格(経済、財務、経営)

 

2015年8~10月

1次合格確認後、タキプロセミナーと勉強会、模試の申込を行い、2次に集中する体制を整えました。学習ツールは過去問、問題集、勉強会(WEB、リアル)、テキストで、とにかく時間をみつけては学習を重ねました。ところが模試を境にスランプに陥ってしまい、解答プロセスも固まりつつある中悩んでいたところ、タキプロブログから「写経」に行き着きました。
自分がしっくりくる模範解答を選び、過去3年分の写経を実施、無意識に書き写すのではなく、与件文、設問文、解答プロセスをイメージしながら、解答用紙に模範解答を書き込んでいくことで、「出題者の意図」を「正しく」汲み取り、「盤石なフレーム」に「MECEな解答」を落とし込むスキルを体得できました。

直前期にはもがきながらも向上心を忘れずに学習を続け、本試験前日を迎えました。この日はリラックスして過ごしながら、当日320分に全身全霊を注ぐために、短いキーワードで本試験中一貫して揺るがない信条を決めました。

 

2015年10月25~27日

本試験では、周囲の気迫に経験したことのない緊張感に襲われ、前例ない傾向の出題で全事例共に全く手応えを感じられず不合格を確信、悔しさに包まれて帰路に就きました…

翌日から再現答案を作成し、WEB勉強会にアップしました。不合格を確信して辛かったですが、とにかく発表までは静かに待つことにしました。

 

2015年12月11日~2016年1月5日

合格発表当日は外出先でスマホでの確認となりました。諦めと期待半々で恐る恐るページを開きスクロールすると…

自分の受験番号を確認できました!!

思えば、常に高みを目指して最後までもがいたからこそ合格にたどり着けた、試験当日手応えがなく悔しかったのはまだもがいている最中だったから、なのかもしれません。

その後はタキプロ口述セミナーで対策、口述は緊張しましたが無事に終えて、年明けに晴れて試験合格となりました。

 

  1. おわりに

恐る恐る始めた診断士試験でしたが、紆余曲折を経て3年(受験は2回)で合格を手にすることができました。私のように取り柄のない人間でも、「最後まで諦めない執念」さえあれば合格できるものです。本体験記が、これから受験を志す方、学習途中で悩んでいる方、一度諦めてしまった方のお役に立てると幸いです。

独学でも合格できたのは、タキプロのセミナー、勉強会、ブログ等ご支援の賜物です。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

 

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