中小企業診断士の勉強法~資格取得までと合格後を見据えた学びのステップ~ byはらしょー

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■はじめに

タキプロ16期の   はらしょー と申します。

今回は、中小企業診断士の勉強法について紹介させていただきます。  

中小企業診断士は「経営コンサルタントの国家資格」とも呼ばれる通り、幅広い知識と実務スキルが求められる資格です。合格までの学習はもちろん、資格取得後も実務を通じた自己研鑽が不可欠です。しかし「どう学び続ければよいか」「どんな勉強法が効果的なのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、診断士の受験期から合格後の実務・キャリア形成までをつなぐ勉強法を体系的に整理していきます。

■中小企業診断士に必要な能力と学習の方向性

まず前提として「診断士に必要な能力」を理解することが重要です。診断士は試験合格がゴールではなく、企業支援の現場で成果を出すことが求められます。具体的には以下の3領域に整理できます。

  • 知識(ハードスキル)

   -経営戦略、財務会計、マーケティング、IT、組織論、生産管理など、試験7科目で培う知識

   -法務、税務、補助金制度、業界動向など、実務に直結する専門知識

  • 実践力(応用スキル)

   -ヒアリング力、課題抽出力、提案力

   -プロジェクトマネジメント、チームでの合意形成スキル

   -中小企業特有の制約(人材不足・資金制約など)を踏まえた現実的な施策提案力

  • 人間力(ソフトスキル)

   -経営者との信頼関係を築くコミュニケーション力

   -継続的な学習意欲、倫理観、協調性

   -多様な専門家(税理士、社労士、ITコンサル等)との連携力

基本的に後段にて説明した能力の方が身につきにくい能力であるため、勉強法も 知識→実践力→人間力 の順に発展させる形が理想的です。

■受験期に取り組むべき勉強法

診断士試験は「一次試験(7科目の知識)」と「二次試験(事例問題の応用力)」に分かれます。受験期は基礎を固める重要な時期です。

(1) 一次試験:知識のインプットと整理

 ・学習計画の作成:7科目を一度に学ぶのは負担が大きいため、年間スケジュールを引いて科目ごとに区切って進める。

 ・インプットの効率化:市販テキストや予備校教材を利用し、知識を体系的に整理する。過去問演習は必須。

 ・アウトプット習慣:ノートまとめよりも「過去問演習→間違えた箇所を復習」の繰り返しを重視。

(2) 二次試験:応用力の養成を行う

 ・事例問題の型を学ぶ:財務・マーケ・組織・生産の4分野について、与件文の読み取りと解答の定型を練習。

 ・演習と振り返り:解答は必ず他人(予備校や勉強会の仲間)に見てもらい、論理の通りやすさを確認。

 ・グループ学習の活用:勉強会でのディスカッションは、他人の思考プロセスを吸収できるため非常に有効。

この時期に身につけた「知識の整理力」と「あらゆる事例に対する応用力」が、合格後の実務で大きな武器となります!

■合格後の勉強法

合格はあくまでスタートラインです。診断士として活躍するには、実務補習や継続的な学習を通じて力を高めていく必要があります。

(1) 実務補習・実務従事

 ・過去の報告書を分析し、論理展開や提案の切り口を研究する

 ・チーム作業での役割分担や進行管理を経験値として積む

 ・フィードバックを素直に受け入れ改善サイクルを回す

(2) 実務に役立つ専門知識の学習

 ・財務・会計:決算書分析、資金繰り表作成、補助金の財務要件

 ・マーケティング:デジタルマーケティング、SNS運用、顧客分析

 ・IT分野:DX支援、クラウドサービス、業務効率化ツール

 ・法務・労務:契約書の基礎、労務管理の実務知識

 ・学習法としては、実際のプロジェクトで必要になった知識を重点的に学ぶ「課題ドリブン型」が最も定着します。

(3) ソフトスキルの磨き方

 ・プレゼンテーション訓練:学会や研究会で発表を重ね、説明力を鍛える

 ・読書と自己研鑽:経営者インタビュー記事やリーダーシップ書籍を継続的に読む

■おすすめ勉強リソース

最後に、学習を継続するための具体的なリソースを紹介します。

・書籍:「中小企業白書」「経営戦略全史」「会計の世界史」など

・オンライン学習:Udemy、YouTube講座、eラーニング(DX・マーケティング系が充実)

・診断士コミュニティ:研究会、実務従事プロジェクト、勉強会グループ

■おわりに

中小企業診断士の学びは「試験勉強」と「実務スキル強化」がシームレスにつながっています。受験期は知識を体系的に整理し、合格後は実務経験を通じて応用力や人間力を鍛えることが求められます。そして最終的には、学びを「他者の成長支援」にまで広げることが、診断士としての真価を発揮する道です。

勉強法は人によって最適解が異なりますが、共通して重要なのは 継続的な学習とアウトプットの習慣化。その積み重ねこそが、診断士としての信頼を築き、地域企業の未来を支える力となります!

次回は、ふみお さんの登場です。 

お楽しみに! 

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