試験勉強の合間にビジネス書でもいかが? by うえぬ

タキプロ17期の うえぬ と申します。
今回は企業経営理論の話です。
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■はじめに
1次試験合格後、たまたま会社の先輩から「これ面白いよ」と渡された、柴田友厚さんの「日本のものづくりを支えた ファナックとインテルの戦略」を読みました。
一見すると全く異なる日米の企業ですが、両社の成功の裏側には「共通の戦略」があったことを解説した書籍です。
これまで、この手のビジネス書を読んでも頭を素通りしがちだったのですが、試験勉強をした後だと違いました。「あ、これって企業経営理論のあの話だ!」と、学んだ知識と現実のビジネスがリンクし、新しい視点を得られたようで非常に楽しく読み進めることができました。
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■両利きの経営
個人的に一番の読みどころはここでした。
当時のファナックは、ハードウェアの制御装置である「NC」で圧倒的な成功を収めていました。しかし、その成功に固執することなく、いち早く別チームを立ち上げ、未知の技術であったマイクロプロセッサを取り入れた「CNC」の開発に踏み切ります。
一方のインテルも、主力だったDRAM事業で成功を収める傍ら、新たなMPU事業へと大胆にリソースを振り向けました。
両社に共通しているのは、既存事業を深掘りする「活用」だけでなく、未知の技術を探求する「探索」を同時にやり抜いた点です。本書ではこれを「二刀流マネジメント」と表現していますが、まさに「両利きの経営」が成功した事例と言えます。
■その他にも色々
メインテーマ以外にも、随所に企業経営理論の実例が登場します。
- インテグラル型からモジュール型へ
ファナックは、それまですり合わせで作られていた制御装置と機械本体を分離し、独立した「モジュール」として提供しました。これにより業界全体で水平分業が可能になり、開発スピードが劇的に向上したプロセスが描かれています。 - 標準化とコモディティ化
製造工程が標準化され、量産が可能になることで、製品間の差異が出にくくなっていく(コモディティ化していく)業界の動きもリアルに描かれています。 - PPM・5F
インテルのメモリ事業の撤退について、市場の成長率も自社のシェアも低い事業であっても、撤退障壁の高さや現場の強い「愛着」が邪魔をして、ズルズルと撤退できずに続けてしまう……という、理論通りにはいかない事例も登場します。
■おわりに
こんな風に、経営理論の生きたケーススタディとして大いに楽しみながら読了できました。勉強の傍ら、ビジネス書を読んでみてはいかがでしょうか。
ところでこの本を貸してくださった方に感想をシェアしようとしたところ、マイクロプロセッサの話を熱く語られました。ああ、面白い、ってそっち…
次回は、こう さんの登場です。
お楽しみに!
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